図は下記「暗黒物質の巣で育つ銀河の雛たち」からの引用です。

http://www.naoj.org/Pressrelease/2005/12/21/j_index.html


前回に続き暗黒物質＝ダークマターを取上げます。

真空とは真の空です。空とは何もない空っぽの空間ではありません。量子論的に云えば真空とは、あらゆるものを生むマザーです。色即是空・空即是色の空と似ていると思います。空とは対（陰陽）の消滅のことであり、色は陰と陽の分離のことです。色は空から対生成するのです。空とはあらゆるものを生成する母胎なのです。

なかなか理解しにくい空の概念ですが、色即是空・空即是色はクラインの壷＝四次元時空を意味しています。ひょっとしてその四次元時空可もしれないのがダークマターです。ダークマターは良く分からない空間として存在しています。それ故に暗黒物質と呼ばれるのです。この暗黒物質から銀河が生まれてきているらしいのです。まさに空即是色です。以下、「暗黒物質の巣で育つ銀河の雛たち」から要約引用しました。


上の図は約120億光年彼方の宇宙において、「暗黒物質の塊」の中で育まれる銀河の想像図です。青色のもやもやが暗黒物質です。この青白いところが「暗黒物質の塊」で、この中で若い銀河が育まれているところです。暗黒物質は正体不明の物質です。その周りにある星やガスを強い重力で引っぱるため分ったのですが、宇宙にある暗黒物質の総質量は、物質全体の約6倍にもなるといいます。

以上引用終り。

周辺の銀河を見ると、只乱雑に配置しているのではなく、近いところではペアを遠いところでは群をなしているらしいのです。暗黒物質のことが分ってきたら四次元のことがもっと良く分かるかも知れません。

これからも四次元を探求するために沢山の証拠を積み上げていきます。広大な宇宙の三次元的要素を取り除き、最後に残るものはなにかを明らかにします。そして最後に残ったのが四次元ということになるでしょう。今私達は最大宇宙が１３７億年の天球であることを知っています。天球の外は不明ですが内部は天球が入れ子になっているようです。曼荼羅のイメージです。しかし、四次元には無限はないので、入れ子が無限というのは都合が悪いのです。そこでクラインの壷が登場したのです。クラインの壷は内と外が反転して繋がっている空ろな構造です。空ろなとは色即是空・空即是色のことです。

さて天球の内と外では大きな違いがあります。回転しているか、していないかです。内側は回転しています。外側は回転していません。時間はどうなっているでしょうか。時間は回転している物どうしの三次元の因果的相互関係です。従って回転していない外側は四次元ということになります。四次元では時間は間延びしたり、止まったりしているでしょう。クラインの壷は内と外があるので回転と回転していない部分の両方があります。それではダークマターは回転しているでしょうか。回転していなければ当然四次元ということになります。ティトムは四次元精神探しのトレジャーハンティング、四次元能シムダンスですが、これら回転していない物を探す旅でもあります。ダークマターとは今後も付き合うことになりそうです。