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from: 生成門さん
2008年06月25日 13時40分11秒
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プラトン立体
プラトン立体
四次元能は神秘学ではありませんが、ブラックホールと原子の形には相似があり、球の丸い形は電子が鍵を握っており、その球にはプラトン図形が隠れていると考えています。
冒頭の図と下記説明は下記metatronからの編集的引用です。
http://homepage1.nifty.com/metatron/zone-03/300.htm
私達の世界には夥しい三次元の現象があります。見逃してしまえばただの石ころ・生き物・水の流れ・潮の干満です。しかし、良く見るとそれらには不思議に数と形の一致が見られます。その一致は現象の裏に何かが潜んでいる(四次元)ことを予想させるに十分な不思議さです。私たちはその現象の裏を認識するために数と形をという述語を媒介にして、四次元の世界の入り口を覘いてみよう思います。
誰でもそうですが、子供の頃からプラトン立体には余り出会ったことがないでしょう。日本の教育においては幾何学が軽視されているからです。日本の教育はパラノタイプ(左脳優位)を育てているのです。数の不思議さや形の美しさに捉われるのは好奇心の強いスキゾタイプの人です。ですから独学でしか触れる機会がないのです。
「プラトン立体の美しさは私たちの精神構造の反映である」とか「プラトン立体を介して世界を見直してみよう」などと言う前に、スキゾらしく、まず「なに、それ?」という純粋な質問に答えるところから始めようと思います。
プラトン立体とは5つの正多面体のことです。その中で正4面体は基本です。正4面体から正6面体と正8面体ができます。さらにそこから正12面体と正20面体が作られます。プラトン立体の幾何学的な定義は「その表面を囲む全ての面が同じ形の正多角形で、各頂点への辺と面のつながり方も全く同じになっている3次元図形」です。まあ定義とはえてして堅苦しいものです。正3角形が4枚からなっているのが正4面体です。8枚からは正8面体、20枚からは正20面体ができています。そして正方形が6枚からなっているのが正6面体、正5角形が12枚からなっているのが正12面体です。
プラトン立体と言っても別にギリシアの哲学者プラトンが発見したのではありません。彼より前のピタゴラスも知っていました。そのピタゴラスの流れを汲むピュタゴラス学派の「火は正4面体、空気は正8面体、水は正20面体、土は正6面体の微生物から成り、創造者は宇宙全体を正12面体として考えた」などという自然哲学を、プラトンが自らの著書に書いたことから、後世の人がこの5つの正多面体をプラトン立体と呼ぶようになったのです。ところでこの完璧ではない現実世界にも、実際にプラトン立体の形をした生物や鉱物が存在しています。蛍石や黄鉄鉱や食塩の結晶は正6面体の形をしています。ミョウバンの結晶や磁鉄鉱や金剛石は正8面体です。黄鉄鉱の結晶が正12面体の形をしているのを見るのは自然の造形に対する心地よい驚きがあります。貴鉄鉱やウィルスのタンパク質の分子配列は正20面体の形をしています。顕微鏡でしか見えない海中の珪藻は光合成を行う植物ですが、これらは正多面体を含む様々な形のガラス箱を持っています。電子やニュートリノが五角形や六角形に共鳴してこの無の海から対生成するともいいます。
プラトン立体とは5つの正多面体のことですが、大プラトン年とは26000年の惑星歳差運動のことです。またプラトニック・ラブとは現在のような異性間の精神的な愛情のことではなく、本来は男性同士の崇高な純愛のことだったようです。ところでこの哲学者プラトンは古代ギリシアの都市国家アテナイの名家出身です。ソクラテスの弟子だった彼は霊肉二元論をとり、霊魂の不滅を主張しました。その考え方の根底にあるのが「イデア界」という抽象的な理想世界です。プラトンは肉体的な知覚器官の認識する個物は真の実在ではなく、霊魂の目で捉える個物の原型、すなわちイデアが真の実在であると説いたのです。完璧な正4面体というものは現実世界では誰も作ることができません。しかしそれでも完璧な正4面体というものがイデア界にありますから、私たちはこの物理的な三次元に投影されたちょっといびつな多面体を正4面体の影として認識できるというわけです。彼の言う哲学者の責務とはこのイデア界を認識して、現実の世界を理想世界に近づけるということです。抽象的概念を実在として扱う数学者や幾何学者は、基本的にはみなプラトン主義者なのです。
ところで抽象的概念を実在として扱う数学者や幾何学者は、基本的にはみなプラトン主義者だと言いましたが、実在の物理世界の現象を扱う科学者の考え方には大きく分けて実在論<realism>と実証論<positivism>と言う2つの流れがあります。この前者はプラトン主義の系譜に属します。実在論者は「科学理論の役割は現実の背後にある実在の真の姿に至ることである」と考え、それに対して実証論者は「科学理論の役割は実験で実証できることを予測することである」と言います。本稿の基本的発想は神秘主義と科学的世界観のどちらにも偏らず、どちらをも否定せずにすむ世界観の模索ですが、科学の中にあるこの2つの相容れない科学哲学に対しても同様のスタンスを取っていきます。しかし実のところ、スキゾの生来の特性は現実の背後にある実在に迫りたいという性向を有していることも明言しておく必要があるでしょう。
それにしてもプラトン立体は美しいです。このプラトン立体の上に見ている美しさとは何なのでしょう。おそらく過去も現在も同じように多くの人がこの美しさを見ているでしょう。手塚治虫の「鉄腕アトム」という作品の中で、主人公のアトムに美しい形を作るという課題を与えるシーンがありました。周囲の者は非対称的な造形美のオブジェを作るのですが、この人工頭脳を持ったロボットは様々な素材を集めて正6面体を作ってしまうのです。人間たちはこの主人公が正6面体を美しい形であると見ることを笑うのです。もちろんこの話は美しいという言葉の概念のギャップを笑いとしているのですが、実際のところはたして正6面体を美しい形として感じることは可笑しいのでしょうか。その空間的配置や対称性の絶妙さを知った上でこの立体を見ると、その存在形態の美しさは完璧です。
禅の中に「美とはあえて均衡を破ることである」という表現があります。1つの次元における完全なる均衡と調和は動きを止め、生命の息吹を失ってその世界を閉じてしまうのです。いくつもの次元を縦に貫いて調和と律動が存在するためには1つの次元だけの中では均衡が破れるように見えるでしょう。この言明自体は素直に納得できるのですが、むしろ禅師の言中に「美」という言葉が入り込んでいることに驚かされます。美と言う概念に囚われはしないとはいえ、美を意識しているのですから安らぎを感じます。生きるということは美を感じるということでもあります。美とはなんでしょうか。美であれ愛であれ神であれ、それの存在を体感することはできるのですが、それについて考え始めるとそれは指の間から抜け去っていくのです。美も愛も神もその存在の科学的証明はできませんが、それでも私たちは美のようなもの・愛のようなもの・神のようなものの体験を意識できます。
この世界の3次元的認識において、プラトン立体の様々な構成要素やその関係性構造が、世界の在り方やそれを見る私たちの精神構造と照応するのは当たり前のことでしょう。ここで私はようやく「プラトン立体の美しさは私たちの精神構造の反映である」と主張し始め、「プラトン立体を介して世界を見直してみよう」と言うことができるのです。この新たなる立体万華鏡を通しての、数と形とその組み合わせから立ち上がる少し違った世界の見え方。プラトン立体の上に世界の秩序の対応があるのです。異なるスケールにおける数と形の呼応の裏には、何か重要な意味が隠されているのです。同じ数で表される異なるものには、何か眼に見えない同じ真理が働いているに違いないという、説明できない直観があるのです。異なるパターンの間に見る同じパターン…メタパターン。あられもないそれらの秘密を垣間見る努力。しかし何とかそれをこの世界観の中で証明しなくてはという強迫観念に囚われる必要はありません。私達はただ見出した数的符合の共感して、その面白さや不思議さを共有すればいいのです。世界を見るその見方を自らの自由意志でもう1度見直すこと、学び直すこと。しかも喜びと共に。
なおプラトン立体は5つであるところから、本稿の通奏低音の1つであるペンターブシステムの発想となります。ペンターブとはオクターブを意識した造語で、オクトの8音階の倍音関係に対して、世界を<5=1つ上の新たなる1>として見る世界認識法です。ペンタとは5を表します。ペンタゴンとはアメリカ国防省を表すだけでなく、その建物の形状でもある5角形を現します。また6芒星のヘキサグラムに対して5芒星はペンタグラムであり、ペンタヒドロンとは5面体のことです。ペンターブシステムは様々なところに見て取れます。例えば人体でも手のひらを5つのプラトン立体に対応させてみれば、最初でもあり全体でもある正4面体は他の4指をまとめて1つの握りこぶしとする親指に当たり、全身では四肢をつなぎ、頭を持つ胴体がそれに当たります。正4面体は<5=新たなる1>でもあります。
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四次元能はプラトン立体の美しさは「私たちの精神構造の反映である。」を追い求めます。外は内の反転反映なのです。これは原子核と電子の関係にも現れてきます。ですから外が見えれば内が想像できると言うことです。容姿で内面を判断してはならないというのは三次元の真実ですが、四次元では反転しているのです。ヘリウムから鉄ができ形が安定します。その過程は四次元能で明らかにしていきますが最後の鉄は内が五角形であり外が六角形となり安定します。つまり、五角形と六角形の反転は安定のシンボルなのです。
土星にも六角形がありますが、どうしてこんな形が自然にできてしまうのか不思議です。これに神秘的な力を感じてしまうのも頷けけます。では、何故六角形なのでしょうか。ここには何らかしらの現象としての正多面体が隠れているのです。それが正20面体ならばそのシルエットは六角形になるのです。
六角形シルエットは下記から引用しました。
http://momloveu.com/titom-j/index.files/Page1366.htm
鉄の場合でも、ヘリウムの正4面体の三角形から始まり、ベリリウムの立方体の四角形、正12面体の五角形で閉じ、それが反転して外側に電子の六角形の正20面体で、鉄の原子空間が完全に閉じたていきます。つまり陽子と中性子と電子がダンスの相手を探して、彷徨っていたのですが、やっとペアを見つけて安定するのです。それが鉄という形でした。
四次元能ではこうした原子核や事象の地平面の内部が外に露出する謎解をしていきます。
下の図と説明は下記プラトン立体から引用しました。
http://www.bali-indigo.com/mkb/geometry/praton.html
神聖幾何学では、プラトン立体を宇宙の法則を支える図形としています。特に正十二面体は球を包み込む多面体であり特別です。
これを惑星グリッドといい、すべての生命の意識を支えていると神聖幾何学では考えているようです。このグリッドは特有の幾何学構造を持っています。宇宙精神に私達の意識が到達するには、このグリッドは必要不可欠のものです。このグリッドは星冠正十二面体です。
この星冠正十二面体は、正十二面体の12個の五角形に五角形のキャップをかぶせるとできます。
正十二面体は、次のように12個の五角形からなる立方体です。
五角形のキャップとは、三角形を五つ重ねた形です。
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