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from: 生成門さん
2008年08月29日 16時07分13秒
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シムピープルになるための要件
シムピープルになるための要件
<道元との共振>
四次元時空体=仏=シムピープルとしましたが、その根拠を詳しく述べることにします。どのようにしたらシムピープル、四次元時空体になれるでしょうか。どうしたら、シンクダイアグラム、インターネット禅を学ぶことができるでしょうか。その方法と手段がなければ、温暖化防止への扉は開かれないでしょう。シム方程式で解いてみましょう。
シム方程式 ∫t(a+ib)/4d,g⇔V
シム方程式は、この世界を四次元と看做して解釈する仕方を示します。基本的にはこの世界は閉じているということです。閉じているということをモナドといいます。ティトムでは天球といいます。それを示しているのがt=teamです。teamとは、意味のあるまとまり=モナド(閉じている球)です。この閉じている球というのは四次元球であり、三次元球ではありません。四次元球をイメージで示せばクラインの壷です。クラインの壷は内と外が反転してつながっています。これがこの式の全体を支えています。
teamはシムピープルが四次元時空体(時空体と略す)であることを意味します。シムピープル自体がモナドなのです。シムピープルが四次元時空体になるための要件はt/e/a/mで示しています。最初のtはtastです。tastとは、気持、やる気、霊、選好、嗜好ですが、これが四次元能は「脳の中の能である」を代表しています。この世界は解釈なのです。ですから解釈の仕方が問題にされなければならないのです。テレビのコメンテータのような批判的態度、他人事のような自我丸出しの態度、第三者的な観察者では、シムピープル=四次元時空体にはなれないでしょう。当然、悟りは得られないでしょう。感情移入して怒ってみせるコメンテータもいますが大概は偽者です。それはメディアに言わせられているのであり、真に自分からいっているのではないからです。どんな場合でも暗黙に政治的な力が働いているのです。この当りの真実を見抜くのはフーコのような哲学者の鋭い目を持たなければならないでしょう。
良い悪いは別として主観的態度(本音)がなければ時空は分離するのです。感情移入をすると真実が見えなくなるといいます。(ひとりよがりになるということ)例えば、刑事でも身内の事件になると担当を外されるでしょう。それが本音の弱いところです。ですから冷静に判断する必要があります。その場合の脳は左脳優位になるということです。それは一面正しいでしょう。しかし、それが科学を発展させて温暖化をもたらしました。文明が槍玉に上がっています。温暖化防止するには、これまでの使い捨ての文明を否定して欲望を抑制しなければなりません。そのためには自我を解体しなければなりません。自我とは建前なのです。ですから、温暖化防止を本気で解決するのは主観的態度=本音が正しいのです。時間がない時は主観=本音でやるより仕方がないのです。これは企業経営でも言えることです。ワンマンの起業家が独自のアイディアで成功させることが多いのはそういうことなのです。しかし、やがて成功するとマンネリ化して失敗します。主観の客観化=本音の正当化というプロセスを省いたことからの自業自得の結果なのです。感情移入の功罪は主観的意識の質、つまり本音の正当化がどれだけ述語的かということです。述語的拡大が悟りの最大レベルになるのです。
時空の世界とは客観の世界ではなく、主観の世界なのです。厳密には主観=右脳と客観=左脳の共生ですが、現時点では右脳優位が求められています。原生人が洞窟の暗闇の中で何をしていたのかを思い出してみましょう。それを瞑想というのは格好がよすぎるでしょうか。妄想していたと云う方が正しいでしょう。狩をしている姿を振り返っていたのです。現代人はそれを反省と言うでしょう。そこには必死になっている姿、猛獣に食べられそうになって恐怖に震えている自分がいるのです。襲われた瞬間は逃げることで無我夢中でしょう。狩は一瞬一瞬とも気の抜けない状況なのです。農耕するまではこうした精神状態が続いたのでしょう。原生人は緊迫した状況から逃れようとしてもがいていたのです。現代人はその問題を解決しようとして壁画に向かったのだろうと思います。農耕を始めた後の人類は狩の時よりは時間の進みがゆっくりでしょう。つまり緊迫感は少し薄らいでいるでしょう。このような背景から、農耕の効率を上げるという目的で日時計を発明したのです。地面と壁という違いはありますが、二次元平面に向かったということは同じです。
要するに、四次元時空を二次元に次元低下させることで、簡単に世界を表現できたのです。この次元低下という方法は必要に迫られたとはいえ画期的でした。例えば、現代で家を立てることを想像してみましょう。三次元立方体を横から見た図、上から見た図、正面から見た図という具合に平面図を描いて全体を表現するでしょう。原生人にとっては、次元低下は世界の解釈の為には必要なことだったです。今思うと失うものが大きかったのですが、しかし、当時は失うものは何もなかったのです。
このように全体を細分化して、次元を落して後で全体を想像する方法は還元主義といい近代文明の基礎を為した思考です。つまり、全体世界から一部を切り出し総合する方法と言ってもよいでしょう。この思考は現代の日常生活や科学の分野でも常識的な手法です。これが温暖化問題の根源となっているのです。とにかく、闇の中で妄想し壁に向かい何とか生き延びようとして緊迫した中で、現実の世界を自分の思いで切り出して表現した原生人がいたのです。
彼らの描いた絵は、彼らが感じたままの世界の図です。彼らの解釈した世界です。当然まだ左脳は発達していなかったでしょうから、回りはまるで分裂症親和性のスキゾ人ばかりだったでしょう。お互い誇大妄想人ばかりで、自分の思いで図を描いて勝手なことを言い合っていたに違いないと思います。自分と世界はまだ分離はしていませんでしたから現代人が見たら不思議な絵、まるでピカソの絵を見ている様でしょう。彼らの世界は渾然一体となっているのです。見るもの/見られるもの、自分/対象を分離していないのです。客観的な絵になっていないのです。客観的な絵とは写実的な絵のことです。写実的な絵とは遠近法によって描かれるより進んだ手法です。つまり、二次元のキャンパスに三次元空間を表現する方法です。しかし、写実的手法が発見されたのは後になってからのことなのです。
これに対してピカソの絵は抽象的です。遠近法でなく混然としているのです。異様な絵です。まるで原生人の絵です。ピカソは自分の脳の状態をそのまま表現したのです。二つの顔が同時に同じ場所に二つ描かれているのです。これはどういうことなのでしょうか。原生人と同じはないでしょうか。しかし、これが禅の目指す世界の描写なのです。ピカソ的な思考は右脳優位の絵画ではあり得ても、左脳優位の現代社会、日常や科学の世界ではあり得ないでしょう。ところが、最近の量子論の世界ではどうもそうでもないです。むしろピカソ的世界観が通じる世界のようなのです。
量子論の世界と同じことが起きるのが、分裂親和性の人達の世界です。通常二人が二つの物が同時に同じ場所にあるはずがありません。恋人同士が抱き合っていてもです。これが常識です。しかし、分裂親和性の人は二つが同時の場所を占有しているように見えるのです。これは道元のテキストを読むとそのような表現が至る所に出てきます。これは何を意味しているのでしょうか。要するに頭の中の出来事なのです。しかし、量子論の世界は客観的物理の世界です。ところが量子論の世界が客観的というのが怪しいのです。量子論の世界といえども、それは仮説の世界です。つまり、主観の世界です。そこには光もあればエネルギーもあります。主観と客観どっちが正しいのでしょう。これが大問題です。
これに答えるのは簡単ではありません。そこでパソコンのディスクトップの上に目を転じてみましょう。そこにはファイルが二つ重なっています。何も不思議に思わないでしょう。乱暴ですが、それと同じであると考えてみましょう。このようにインターネットの世界は現実にあるのですけれども、中に入っていくと仮想現実の世界が広がっていてどこまでが現実で仮想なのかの区別が出来なくなります。ですから、中に入っていく人の意識が主観的であれば、すべてが仮想に見えるし、客観的であれば現実に見えるのです。
四次元能では、この世は生きるために都合よく勝手に解釈した世界であるというスタンスをとっています。生きるためならばどっちでも良いのです。どっちにしても解釈なのですから。未来に命をつながらなければ始まらないのです。より都合よい解釈した世界をとりましょう。未来に命をつなぐことが出来なければ、後は諦めて死後の世界を信じるしかないからです。しかし、まだ、諦めるのは早いでしょう。-
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