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from: 生成門さん
2008年09月12日 15時01分58秒
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真空を閉じ込める(3)
真空を閉じ込める(3)
<ティトムとの共振>
宇宙(生成)サイクルは真空を閉じ込めるティトムモデルです。この宇宙サイクルを構成する要素は三つあるといいました。第一はジェットとプローブ、円盤とボイド、シート、フィラメントで構成される泡構造です。第二は特異点です。第三は真空の領域です。真空は泡の中に閉じ込められています。宇宙は泡構造であり、巨大なボイド、即ち、銀河のない空洞領域があり、壁(シート)や繊維状(フィラメント)に囲まれています。この宇宙サイクルを仏教的に言えば色即是空・空即是色です。しかし、インフレーションモデルでは空即是色だけです。これでは宇宙の半分しか見ていないのです。ですからなぜ泡があるのかを説明出来ないでしょう。再び、オデッセイ9の文脈に戻るとしましょう。巨大なボイド(銀河のない空洞領域)を参照してください。
http://momloveu.com/titom-j/index.files/Page875.htm
以下編集的引用です。
真空はどうして泡の中に閉じ込められているのでしょうか。私達の身の回りは空間といえば空気で満たされています。真の空にするには密閉した容器の中から空気を抜かなければなりません。宇宙ではそんなことはできないでしょう。それなのに宇宙では泡構造に真空が閉じ込められるなどという不可思議なことが、何故できてしまうのでしょうか。しかも真空は歪んでいます。この「歪み」が真空の最大の特徴です。真空が歪むから重力が生まれたのでした。重力波は電磁空間が歪んだ時に発生するのです。かなり狭い空間に押し込められた時に出てくるということです。地球の重力というのは、コアの部分から出ている電磁波による歪みなのかも知れません。ここでいえることは、重力は領域である真空の一つの性質で、正多面体によるひずみの一種とだということです。量子論によると、電磁場がまったくない領域というのはありえないのです。真空は「何もない空間」ではなく陽子や中性子、電子などすべての粒子のすべての波長のゼロ点振動が充満しているのです。
それでは何が真空を閉じ込めたのでしょうか。正多面体によるひずみの一種というところがヒントです。やはり、そこにはシャボン玉のような膜が必要なのではないでしょうか。その膜として目に見えそうな物質のようなティトムを持ち込んだのでした。ついでに、空間といえば時間ですから、時間の謎も解き明せるのではないかと、淡い期待を持っています。時間が記憶に関係することが自明なので、「記憶する真空」というティトムのイメージが浮かび上がってきたのでした。これによってシャボン玉よりももっと機能的なティトムになったのです。このようなティトムが介在することで、真空があらゆる存在をラッチ(ラチット)することが可能になったのでした。
ティトムも大分揉まれたお陰で変身しました。この先、もっと華麗に変身を遂げるでしょう。宇宙論(マクロ)と量子論(ミクロ)に共通する真理があることを想定した場合、作用反作用も考慮しなければならないでしょう。しかし、真空には作用反作用はありません。暖簾に腕押しです。ですから、真空を閉じ込める必要があったのです。それが泡=容れ物だということです。ティトムが真空を閉じ込める入れ物なのです。
真空を一定の形に止めておくのは、ティトムの持つラッチ構造です。ティトムは単なるシャボン玉ではないのです。球ではありますが、次々と僅かの間だけ形が保存されるというダイナミックな先入先出の仕組みなのです。先にラッチされたものから、先に出ていくという三次元でも馴染み深いお行儀の良い規則です。この先入先出とはFIFOです。FIFOとはファーストイン、ファーストアウトのことであり、流れの待ち行列を制御する手法です。例えば、電車に乗るために、待っているとしましょう。その時に行列ができます。これをバッファーといいます。電車が到着すると先に並んだ人から順に乗っていきます。ところが、後から来た人が先に乗ったのではトラブル続出です。そこで先に並んだ人から順に乗っていくという規則を作り管理するわけです。この管理は空間をルールによって規制したことになります。これが領域を閉じ込めたということの意味なのです。分かりやすくいえば行儀よく整列させたということに過ぎないのですが。中国は礼儀正しくオリンピックを終えることができたのでしょうか。マナーが悪く暴動が起きるというのは空間を閉じ込められなかったということを意味するのです。交差点での交通整理も同様です。交差点は特異点です。空間の閉じ込めとは特異点の解消を意味するのです。車道には右折用ガイドラインがあります。これは右折車をスムーズに誘導して、後から来る車も、それに従わせ、渋滞を解消するという見えない仕組みです。暗黙のルールによって、空間を規制して秩序を維持するという例です。これも空間を閉じ込めたということになるでしょう。
さて、量子論的な瞬間のラッチではどうでしょうか。この世界になると余りにも早く動くので時間が錯綜しかねなません。そこで時間の流れる方向を決めなければならないのです。そのためには空間の規制が必要です。これを空間の閉じ込め、即ち「記憶する真空」といいました。ここでは空間と真空は同じとしておきます。記憶するというのは、規制する暗黙のルールがあるということでもよいでしょう。スピードの早い例としては、飛行機の管制と似ています。それでもくらべる程ではないのですが。管制というのは、飛行場とその上空という領域全般を様々な条件を考慮して、コミュニケーションとコントロールをしています。これぞ空間規制の妙です。この空間・領域のコントロールを量子の世界にそのまま当てはめることはできませんがメタファとして理解しておきましょう。「量子的瞬間のラッチ」(時間が保存される)の時、その保持時間の長さとはどのくらいなのでしょうか。どのくらいの真空が保存され、先入先出の保持能力はどのくらいあるのでしょうか。
待ち行列、交通整理、ガイドライン、管制でいえば、それぞれにイベントの始と終がありますし、待ちのサイズもそれ相応です。規制の力は強制から習慣的なもの迄多様です。例えば、待ち行列の場合は、最初の人が並んだ時、終は、電車が発車した時までが保持時間の長さです。保持サイズは、駅のホームの大きさによるでしょう。規制する力は乗車する人に植え付けられた意識と習慣性です。以下、量子的瞬間というのは、ただ単に時間ということにします。量子的瞬間とは、私達の時間に比べても極小の時間のことです。
宇宙=ティトムは泡構造であり、真空は泡の中に閉じ込められており、巨大なボイド、即ち、銀河のない空洞領域があり、壁(シート)や繊維状(フィラメント)に囲まれているといいました。泡に閉じ込めている真空はどんなものなのでしょうか。私達の回りは真空ではありません。何もなくても空気はあります。ティトムの宇宙ではどうでしょう。そこで真空について学習しておきましょう。真空管等といいますが、真の空とは何でしょうか。ここでは量子論的真空の話です。量子論における真空を参照してください。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%A9%BA
以下引用します。
量子論における真空は、決して「何もない」状態ではない。常に電子と陽電子の仮想粒子としての対生成や対消滅が起きている。ポール・ディラックは、真空を、負エネルギーを持つ電子がぎっしりと詰まった状態(ディラックの海)と考えていたが、後の物理学者により、この概念(空孔理論)は拡張、解釈の見直しが行われている。現在の場の量子論では、真空とは、その物理系の最低エネルギー状態として定義される。粒子が存在して運動していると、そのエネルギーが余計にあるわけだから、それは最低エネルギー状態でない。よって粒子はひとつもない状態が真空であるが、場の期待値はゼロでない値を持ちうる。それを真空期待値という。たとえば、ヒッグス場がゼロでない値をもっていることが、電子に質量のあることの原因となっている。
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引用しだすと、そこに又、難しい用語がでてきて、又引用しなければならなくなります。引用の鎖になってしまいます。しかし、ただの引用ではなく、述語的に引用していきます。これが編集的瞑想のシムダイアグラム法です。しかし、適当にしないと発散してしまいそうです。これも又、記憶する真空の力なのでしょうか。シムダイアグラムとは、収斂拡散する真空を閉じ込めるティトムの力なのです。交通整理のような計算された秩序ではないのです。シムダイアグラムとは述語的トポロジーなのです。
さて、インフレーション理論では、真空のゆらぎが急激に膨張したために、極端に冷たくになったといいます。その時、真空のエネルギーが急速に噴出して熱い火玉宇宙となったといいます。これがビッグバンの肝心要です。しかし、何故、真空のゆらぎが存在したのでしょうか。
何故、それがインフレーションを引き起こし、宇宙の生成となったのでしょうか。これについて四次元能では疑問を呈しつつ、明快な説明をしていきます。ティトムでは宇宙の真空は事象の地平面にあります。これを隠喩的な空間で説明しましょう。事象の地平面とは蟻地獄の淵のようなもので、擂り鉢の穴に入ってしまうと二度と抜けだせません。蟻にとっては恐怖の穴です。ここでの事象の地平面とは、光が抜けだせない境界面をいいます。ブラックホールの内と外を分ける界面です。時間も止まる領域です。
インフレーション理論では、時間についても何も答えを出せません。ティトムでは真空では時間がラッチされるといいます。とするならば、その時間とは何なのでしょうか。どの理論でもそうですが時間については明確にできていないのです。現在、主流となっている物理学、天文学、哲学、宗教、医学においても時間とは何かついて、納得できるものは見当たらないようです。道元にしても、時間は有事(有時)であるというにすぎません。日常的には、時間が止まった「ようだ」という文学的表現はあるのですが、それは、あくまで主観的時間のことで、客観的時間はとまっていないという了解があります。ブラックホールでは、この客観的時間も止まったり、逆向きになるのでしょうか。
これが時間に対する目下のところの疑問です。一度問いましょう。時間とは何でしょうか。簡単にいえば、事象の地平面に近づくと時間が間延びするということです。場所によって時間が進んだり遅れたりするというのは、私達の常識とは根本的に違うことです。事象の地平面はそういう場所なのです。間延びする時間が長くなれば、真空に記憶される量も多くなるでしょう。時間が長くなるのは重力が働くからです。事象の地平面は重力で空間が歪んでいる場所なのです。例えば、東京からニューヨークまで行くとします。もし、平らな空間とし、地球を空洞だとすれば、直線距離が最も早いでしょう。しかし、実際は、地球の球面に沿っていくのが最短距離となります。これが空間の歪みなのです。このような目に見える空間でなく、重力によって歪んでいる空間はトランポリンに乗った時のような空間を想像した方が分かりやすいでしょう。歪みが肉眼で見ることが出来るからです。
蟻地獄を想像しましょう。蟻地獄に落ちた蟻にとって、擂り鉢は螺旋状になっています。ぐるぐる廻って落ちていきます。決して、まっすぐには落下していかないでしょう。しかし、当の蟻は、真直ぐ落ちていると思っているかもしれません。ですから、その分、時間が間延びしているということになるのです。
真空の領域を包み込んだのは正4面体のヘリウムであるといいました。そして真空は事象の地平面にあり、そこでは泡があり、泡には真空が閉じ込められているとも言いました。これらはどういうことなのでしょうか。中性子が原子核に潜り込んだからなのでしょうか。マクロ宇宙=泡の話なのに突然ミクロの原子の話に瞬間移動しています。これが述語的トポロジー思考の分かりにくいところです。しかし、四次元では、遠い近いとか、大きい小さいは関係しません。マクロはミクロなのです。それでも分かりにくいでしょう。ゴムを考えましょう。更に大きく引き伸ばしてみましょう。太さや長さが変わりました。それで変わらないものがあります。それは線という性質です。始点から終点まで連続なのです。このように空間内の幾何図形の性質のうち、曲げても、捻っても、引き伸ばしても、そのほかどのように変形しても変わらない「もの」=述語を同一視するというのがトポロジーの考え方です。ただし、ちぎったり、ちがう点をいっしょにする、などのことはしないことが前提です。
さてミクロのトポロジーのヘリウム原子核のそばの空間は、ほんのわずか歪んでいます。ここでは時間が間延びしているでしょう。何故かといいますと、マクロのトポロジー=宇宙の事象の地平では時間が間延びしているからです。この領域では、ティトムのラッチが働いており、FIFOの規則で光がバケツリレーされています。光のバケツリレーの手渡しが遅れるので、時間が遅れるのです。ヘリウム原子核が突然に太陽のように大きくなったと想像しましょう。トポロジーは述語的瞬間移動の幾何学なのです。目に見えないほど小さな風船をどんなに大きく膨らませても膜を隔てて内と外があるというその本質は変わりません。太陽のように大きくなると、太陽の表面ではラッチの力が強大になり、私達が観測できるほど光を曲げるということになる訳です。小さな風船の描かれた絵は見えませんが、それを大きく膨らませれば、絵がはっきりとするでしょう。それと同じように事象の地平面では、光が止められるのですから、ラッチの力が量子的瞬間から突然にとんでもなく長い時間(バケツ1つで一万年)になるのです。このラッチの力はなかなか実感出来ないと思います。当然、真空の保持も最大となります。要するに容れ物が大きくなると言うことです。それで、事象の地平面に落ちてゆく物質は、事象の地平面で静止したように見えるのです。外から見ていると、落ちてゆく蟻は螺旋を描いているので擂り鉢の淵で止まっているように見えるのということです。実際は事象の地平面を超えて落ち続けるのにです。ぐるぐると螺旋回転していれば、同じところは廻っていないので、少しは進んでいるのです。それを正面から見たら、同じところに止まっているように見えます。そうであれば、事象の地平では、なぜ、重力によって引かれるのだろうかという疑問が湧いてくるでしょう。
続く。-
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