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from: 生成門さん
2008年11月10日 18時49分30秒
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超現実の世界=シュルレアリスム
超現実の世界=シュルレアリスム
<グリーンボックスとの共振>
下の図は四次元の絵=デュシャンの「大ガラス」です。READING CIRCLEから引用しました。これが何故四次元の図なのでしょうか。その謎解きが始まります。
http://readingcircle.blog123.fc2.com/blog-entry-119.html
四次元能は四次元脳に変身するための「脳の中の能」です。能とは、共生・共振の生成の舞・シムダンスです。シムダンスとは、宇宙精神の探求のトレジャーハンティングでもあります。四次元能・シムダンスは四次元脳転換の臨床的演劇的実験なのです。四次元能・シムダンスには、万能世界解釈脚本(シム方程式)があります。四次元能では、万能脚本から個別脚本が生成され、その個別脚本が臨床的に実践されます。既に、二つの個別脚本が実践されています。その一つがティトムとの共振であり、もう一つが禅との共振です。万能脚本によるシムダンスには、ナビゲーター(四次元世界への案内人)、シテ(主役)、パートナー(四次元世界への同伴者)、シムピープル(四次元脳人間=玄生人=悟りを開いた人=仏)、シムハンター(三次元人間=常識人=四次元人間への挑戦者)が登場します。個別脚本を生成するシム方程式の説明はこちらを参照してください。
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100068811139
シム方程式は、∫t(a+ib)/4d,g⇔Vと表現されます。この中で、t=teamがあります。tとは一つの閉じた空間=天球であり、モナド=クラインの壷を意味しています。このtには、更に、teamという詳しい意味づけがされています。teamは、それだけでチームという「意味のある纏まり」という意味ですが、更に言えば、ライプニッツの考えたモナドのことです。述語でできた世界、つまり、宇宙精神という側面を併せ持ちます。teamのそれぞれには、モナドの特性がt/e/a/mとして意味づけされます。tとは、tasteとは選好であり、eとは場であり、aとは、芸術的資源の活用であり、mとは媒介するものです。ここでは、芸術的資源(art.resouce)の活用について説明します。
四次元脳に転換するには、芸術的資源が必要になります。何故、芸術的資源が必要になるのでしょうか。四次元脳とは、述語思考であり、右脳優位のスキゾタイプの人間のことです。芸術的な振る舞いをするときは、人は本来の能力、つまり四次元の本領を発揮するのです。つまり、右脳優位になるのです。例えば、ピカソの絵を思い出しましょう。そこには写実ではない抽象化された時空表現があります。写実というのは時間と空間が分離された三次元の絵です。抽象化された時空とは自分の主観に基づいて表現したものであり、時間と空間が融合しています。もちろん、表現されたものはすでに三次元化された断片に過ぎませんが、四次元人間が見れば、それから、四次元を生成できるのです。ピカソの絵は、四次元の尻尾なのです。インターネット禅を行うときは述語世界に浸ります。ここでもピカソ流なのです。四次元能では、シムダンスを舞います。そのときに、シムナビゲーター(四次元案内人)またはシムパートーナー(四次元能の同伴者)が付き添います。シムナビゲーターやシムパートーナーはシムピープル(四次元人間)です。その代表的なシムピープルは道元、ピカソ、西田幾太郎です。やや分裂病的親和性を持っているタイプです。道元もピカソも世界を主観的(仏教では唯識という)に見ていたのです。
四次元脳に転換するために、芸術的資源をどのように活用したらよいのでしょうか。それを示すのが、グリーンボックスとの共振の狙いです。万能脚本から個別脚本が生成され、その個別脚本が臨床的に実践されます。既に、二つの個別脚本が実践されています。一つはティトムとの共振であり、もう一つは禅との共振です。ここで第三のシムダンス=グリーンボックスとの共振を始めたいと思います。第三のシムダンス・パートーナー(四次元能の同伴者)は、現代芸術の開祖マルセル・デュシャンです。シムナビゲーター(四次元案内人)はGREENBOXです。
GREENBOX はこちらを参照してください。http://www3.ocn.ne.jp/~greenbox/index.html
現代芸術の開祖マルセル・デュシャンについてはこちらを参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3
マルセル・デュシャンはシュルレアリスムの画家であり、コンセプチュアル・アートという前衛的芸術スタイルを編み出した人です。コンセプチュアル・アートについては、こちらを参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88
以下、編集的に引用しました。
コンセプチュアル・アートとは簡単に言えば、アイデアを重視する考え方です。例えば、産業では、製品ができる前には、アイデアがあります。そのアイデアを権利として認めるのが特許です。これと同様に考えれば、レシピと料理、遺伝子と生命体、設計図と建設物というような関係があり、前者を重視するのが情報本位主義です。デュシャンは、アイデア自体を作品であるとするので、更に急進的です。これは純粋なコンセプチュアル・アートといえます。作品を具体化することを否定するので、オリジナルという概念が怪しくなります。それを狙って画廊、美術館、美術商による特権的な芸術の占有を覆そうという急進的な意図がでてきます。
―――
この前衛的芸術スタイルであるコンセプチュアル・アートを生み出した背景にはシュルレアリスムがあります。シュルレアリスムとはどのようなものなのでしょうか。詳しくはこちらを参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%A0
以下、編集的に引用しました。
シュルレアリスムとは芸術の形態、主張の一つです。超現実主義ともいいます。超現実とは「現実を超越した非現実」という意味に誤解されがちですが、実際は「過剰なまでに現実」というような意味です。超現実とは現実(約束事などに捕らわれた日常世界)に隣接した世界、またはその中に内包された世界で、現実から離れてしまった世界ではなく、夜の夢や見慣れた都市風景、むき出しの物事などの中から不意に感じられる「強度の強い現実」「上位の現実」です。彼等シュルレアリストが、コラージュや自動筆記といった偶然性の強い手法で作る作品などは一見非現実的ですが、彼らは、主観や意識や理性が介在できない状態で偶然できたものや、そもそも意識の介在から解き放たれた夢の中からこそわれわれの普段気付かない現実、「超現実」が出現することを信じていました。
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四次元能が、このマルセル・デュシャンをシムパートナーに選んだのは、シュルレアリスムという芸術的資源が四次元能に活用できるのではないかという期待があるからです。シュルレアリスムとは超現実主義であり、この超現実が「四次元である」と解釈できるからです。超現実とは、現実(三次元=日常世界)から離れてしまった世界ではなく、夜の夢や見慣れた都市風景、むき出しの物事などの中から不意に感じられる「強度の強い現実」「上位の現実」ということがそれを示しています。四次元とはそういう世界なのです。無意識の瞑想から四次元の「超現実」が出現するのです。
シュルレアリスムを四次元とするとその芸術的資源であるコンセプチュアル・アートは、四次元能ではどのように活用できるのでしょうか。マルセル・デュシャンの「アメリカ現代美術は何を残したか」を援用して、その可能性を検討してみましょう。下記を参照してください。
http://www.linkclub.or.jp/~kawasenb/duchamp_dynamism.htm
以下、河瀬 昇氏の「マルセル・デュシャン 知のダイナミズム」
を編集的に引用しました。
精神活動には「モーター」があります。そのモーターを「精神のダイナミズム」と呼ぶことにします。精神は現実を対象化し、現実へ働きかけます。その結果と精神と現実の間には必然的に齟齬が生じます。それが精神のダイナミズムのさらなる転回を生んでゆきます。精神とは竜巻なのです。このような精神のダイナミズムが芸術表現なのです。
このデュシャンのダイナミズムでなされた表現は、時代の制約に隠された人間の本質を開き、世界観を塗り変える働きをもつといえるでしょう。デュシャンの精神の核にあるのは、近代芸術の感性面を基軸とした「網膜的な」表現に収まりきらない、キュビズム絵画でもない、「四次元と非ユークリッド幾何学」を取り入れました。デュシャンが取り入れたのは、事象に対する徹底した概念化であり、それは現代の世界観を開いた科学・技術の手法の採用でした。しかし、デュシャンは、科学・技術の厳密な実証主義は、個の内実である精神の領域には無力であることにも気づきました。デュシャンの精神のダイナミズムは、このような網膜的な芸術と実証主義の科学双方に対する不満と批判を動力源としたのです。
デュシャンの知のダイナミズムの特徴は「概念の拡張」にあります。概念の拡張とは、アインシュタインの法則を拡大解釈して面白い結果を生み出すのが述語的隠喩的な思考なのです。デュシャンはアインシュタインの「四次元時空」を「概念の拡張」の述語の対象に据えたのです。「四次元時空」は、日常においても、その現れ方は小さなものであっても生じるのです。ですから、四次元時空はいつでもどこにでもあるユビキタス宇宙とも言えるのです。
このユビキタス宇宙をとらえる絵画の手法として創案されたのが「並行的基本法」です。この手法(並行的基本法)は平行線のように連なるいくつもの線状の薄片に分解して、オブジェを変形するものです。オブジェはゴムのようにずっと引きのばされます。運動に伴って物体と時空が相互作用してともに超微細に変容する様が追究されます。それは「ゴムのようにずっと引きのばされた」不規則で不連続な形態として表現されます。ある時空のうちの規則的な変化ではなく、時間空間そのものの変容を描こうというのです。デュシャンの「概念の拡張」によって、芸術の領域に連れ出された物理学理論や既製品は、<超喩>として用いられます。<超喩>は、科学の手法による綿密さで拡張した概念と事象を結びます。概念操作上で自由を獲得した彼の感性によって明確な意図のもとでなされます。
―――
デュシャンの知のダイナミズムとは、複素平面上の単位円の回転のように見えます。実軸が三次元世界なら、デュシャンのシュルレアリスム=「超現実」=虚軸となるでしょう。それでは、どのような四次元が飛び出すのか、探検に行きましょう。-
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