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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2008年12月17日 13時02分01秒

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    華厳経の風景をフラクタルすると

    華厳経の風景をフラクタルすると
    <電脳空間と華厳との共振>

    四次元能はプラトン主義(現象の背後にはイデアがある)を背景にして「脳の中の能」を展開しています。何故四次元能が能なのでしょうか。それは脳の中の出来事が能だからです。能というのは、仏教的世界観を背景としており、すべては空であるとしているからです。空とはすべてを生み出す力=四次元イデアなのです。ですから脳の中の出来事は空であると感じられれば成功です。四次元脳に変身する能を演じることで悟りを会得することが可能なのです。そのためにシムダンスを舞い、トレジャーハンティングをするのです。能は、現代が忘れてきた自然と向き合う姿勢を取り戻すことをテーマとして、又、生と死の融合によって、死から顔を背けている現代人に警告しています。電子のスピードで生活して、あくせくしている現代人にもっとスローテンポな時間を楽しめとも勧めているのです。世阿弥が現代能を完成させたと言われますが、その奥義は花です。花とは観念であり、生成のイデアなのです。ですから「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」といいます。この「花」というイデアは、世阿弥自身、広範囲に、様々に述語的な意味で使っています。そのひとつとして、「花と面白きと珍しきと、これ三つは同じ心なり」と言っています。人が舞台で発見する「珍しさ」、この感動が花であり「面白さ」であるといいます。
    でも、何故の能の奥義=イデアを花といったのでしょうか。それは仏教の影響を受けているからです。悟り=イデア=花なのです。その詳細が「華厳経」に記されています。ところで驚いたことに、ここで紹介する「華厳の風景」という電脳空間も花園の世界を探求しています。しかも、花園の世界が華厳経で記述されている世界ときわめてよく似ているのです。そこで、この電脳空間との共振の幕を開けたいと思います。以下を参照してください。
    http://nichigetu.b-tama.com/prologue.html
    以下、編集して引用しました。



    電脳空間と華厳経の世界が似ているのには理由があります。花を求めて探査している数学的な領域はマンデルブロ集合と呼ばれる周辺で、約30年前に数学者べノワ・マンデルブロが発見したフラクタルという理論に基づく分野なのです。
    驚きはこの理論にきわめて近い思想(概念)が、既に四世紀中頃にまとめられたといわれる華厳経に記述され、これが華厳思想の核心であることです。そこで、このフラクタルを構築する手法により電脳で生み出された花の中から、特に華厳経で記述されているイメージに近いと思われる画像を「華厳経の風景」というテーマで順次展示していきたいと考えております。
    「華厳経の風景」を表現するためのコンセプトは次の四点の要約できます。
    (1)東洋人の原点ともいうべき仏教を、現代風に解釈することです。すなわち科学技術全盛時代の生活実感の視点で、仏教を見つめることを目標とします。
    (2)華厳経の記述の中核をしめる「重重無尽(じゅうじゅうむじん)」の縁起思想を数学的に解釈すると、フラクタル幾何学に相当すると考えられます。これを基にして電脳で花園を生み出します。この意義は、現在および未来の電脳社会において、華厳思想とりわけ重重無尽の概念の先見性を、誰にでもわかりやすく実証することです。

    この花の特徴は、一つの大きな花を中心にして、その周りに相似形の中くらいの花が秩序正しく配置され、さらにこの中くらいの花の周りに相似形の小さい花が配置されるという繰り返しの構造です。これら無数の相似形の花が、相互にさまたげあうことなく融け合い、一つの宇宙を構成します。これは華厳経の世界であり、同時にフラクタル構造です。

    (3)華厳経の冒頭を飾る蓮華蔵荘厳世界(れんげぞうそうごんせかい)をはじめ各所にでてくる花園の記述や、華厳思想に関する記述からイメージされる華厳の世界と電脳による創造の世界とを比較対照することで、華厳思想の本質を現代の視点で考察します。

    釈尊が覚(さと)りを完成したとき、毘廬舎那仏(びるしゃなぶつ)という名で呼ばれ、この仏の修行の功徳を花と見立てて、仏の世界をさまざまな花が咲きそろう花園で飾られた宇宙として、説き明かすのが華厳経です。

    仏が光明を放つと、仏の宇宙である蓮華蔵荘厳世界(れんげぞうそうごんせかい)がくっきりと浮かび上がります。その幻想的で神秘的な光景は、一つの壮大なファンタジーの世界」であり「光と海のシンボリズムからなり、光あふれる宇宙の大海原にたゆたいつつ、壮大な叙事詩です。
    ―――
    華厳の世界が複素平面で表現できるということは、四次元能にとってもすばらしいことです。何故なら、色即是空は複素平面で表現できるとしたのですから。「複素平面は色即是空」を参照してください。http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075262194
    又、「複素数的思考は悟りの円(1)も参照してください。
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075322943
    複素数的思考は悟りの円(2)も参照してください。

    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075323806
    複素数的思考は悟りの円(3)も参照してください。
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075324543
    マンデルブロ集合については下記を参照してください。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AD%E9%9B%86%E5%90%88
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    以下、引用しました。


    左上:場所 a の拡大図,右上:場所 b の拡大図,左下:場所 c の拡大図,右下:全体図

    マンデルブロ集合とは、複素数が作る入れ子の集合のことです。複素数 c を複素数平面上の点として(c = a + ib )表すと、この平面上でマンデルブロ集合は自己相似的なフラクタル図形として表されます。フラクタル図形とは、海岸線は微視的にみると複雑に入り組んだ形状をしていますが、これを拡大するとさらに細かい形状が見えてくるようになり、結果として拡大しても同じように複雑に入り組んだ形状をしている図形のことです。上に示した 4 つの図は複素平面上でのマンデルブロ集合です。右下が全体像、他の 3 つの図は各部の拡大像です。図中の黒い部分がマンデルブロ集合に相当し、周囲の色は無限大に発散する速さを表しています。
    ―――
    四次元能はティトムとの共振、禅との共振、芸術との共振に続き、華厳との物理との共振に続き、華厳との電脳との共振が並行して舞を舞っています。その合間に補完共振が割り込みます。補完共振は能に対する狂言のようなものです。ティトム以外は、東洋的なものとの共振となります。四次元能の「能」が仏教を背景にしているのですから当然かもしれません。しかも、内容は宇宙論、禅、芸術、物理、電脳=数学と多岐にわたっています。それぞれの共振では、その分野の専門の頼もしいパートナーがナビゲートしてくれます。負けないようにシムダンスをしましょう。

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