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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2009年07月06日 11時57分21秒

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    イチローは4割を打てるか(4)

    イチローは4割を打てるか(4)
    <補完共振>

    野球において配球とは騙しあいです。バッターは配球を読んで、待つ球の割合を微妙に変えていきます。待ち方は両極があります。「一つに絞る」と「両方を待つ」です。実際はその中間があり、コース、球種を考えると多様です。話を簡単にするために、コースは無視してストレートと変化球の組み合わせで進めて行きます。

    一つに絞る打者は畳み込まれた差異を差異のままの即非状態(ストレートと変化球を待つ)では耐えられないので、その葛藤から抜け出すために割り切っていくのです。その割切り度が配球を待つ比重になるのです。これが現象化する直前のイデア空間の心理状態です。

    即非状態=葛藤から抜け出すためには割切るしかありません。しかし、それではリスクが多すぎます。カウント次第ですが、その想いは待つボールの比重という形で現れます。ボールの待ち方、それが複素平面では差異の共振と反共振の分岐といいます。

    打者は差異の脅威に対して共振的な態度と反共振的な態度があり、どちらを選択するのかがいつも求められているのです。ただ、差異の脅威を感じているのは打者だけでなく、ピッチャーも同じなのです。プロはその差異の戦いを次元の高いところで戦うことが要請されているのです。イチローはどういう想いで差異の戦いをしているのでしょうか。

    ストレートだけを待つということは変化球を捨てるということを意味しており反共振への分岐を意味し、山を張る、的を絞るなどという行為になるのです。これを式で表すとi*-(-i)⇒-1となります。
    ここでiをストレートとして、-iを変化球とします。正確に言えば、iはストレートを待つという「想い」であり、-iは変化球を待つという「想い」です。

    -(-i)は変化球を待つという想いを否定している意識です。*は矛盾する二つの想いを共立させることです。⇒-1は左辺にドライブ(心を傾ける)をかけ、現象化させるということです。この場合は、ストレートに絞って待つという想いを選択して決心したということであり、それに従って行動するということです。-i*(-i)⇒-1はストレートを捨てて、変化球を待つという意味になります。

    一方、両方を待つということは共振への分岐です。これを式で表すとi*(-i)⇒+1です。ストレートを待つという想いと変化球を待つという想いを同時に持つのです。*はiと-iの矛盾する二つの想いを共生させるのです。⇒+1は右辺にドライブをかけ、現象化させるということです。この場合は、ストレートと変化球を同じ比重で待つという想いを選択して決心したということであり、それに従って行動するということです。

    -i*-(-i)⇒+1はストレートを捨てて、変化球も捨てて、待つという意味になります。これは所謂、無心で待つということであり、何も考えずに、ただ、来たボールを打つなどと表現される態度に近いでしょう。

    即非=葛藤から即非を否定して、どちらかを選択するというのは、人生の選択でもよくある場面です。「はっきりしろ」というような言い方で相手の優柔不断さ、のろまさを非難する口調は、i*-(-i)⇒-1で行動しろと言っているのです。「生きるべきか死ぬべきか」というシェークスピアの「ハムレット」で有名なセリフは、i*(-i)とi*-(-i)で示される葛藤の典型でしょう。

    i*(-i)とi*-(-i)は、どちらかを選択するという選択以外に、どちらも選択するする、またはしない選択もあるということを、この式は意味しているのです。そして、i*(-i)⇒+1とi*-(-i)⇒-1となって分岐します。その分岐は差異と共振するか、差異と共振しないかによって決まるのです。

    差異との共振か、反共振かというのは、どのようにして決まるのでしょうか。現代文明は反共振を選択しましたし、個人もよりよい人生を選択するには、反共振を選択します。反共振とは安心安全で便利であり、確実性であり、打算であり、次元の低下であり、相手の否定であり、外部の否定なのです。よりよい人生を選択したつもりが、不幸になってしまうことがあります。それが反共振的な選択の特徴なのです。

    反共振的な選択は、どこからどのようにしてでてくるのでしょうか。それは極論すれば、アポロ脳=パラノ脳=三次元脳=左脳と称する脳の打算から来ると言えるでしょう。打算とは計算であり予想であり、つまるところ、時間と空間に対する次元を低下させる能力なのです。

    便利さを求めることは時間と空間を支配することと同じなのです。工業とは時間を管理して空間を支配することがすべてです。飛行場を管理する管制官は、飛行の運行をダイアグラムという線的なスケジュール手法で発着をコントロールします。又、空中で衝突させないためにレーダーに機影を点として捉え、飛行場の上空を管制するのです。どこの飛行機がどこに配置しているというのは、飛行場の平面図にプロットして点として捉えているでしょう。

    それらは、すべての三次元をゼロ次元の点や一次元の線や二次元の面に置き換えて管理しているのです。要するに、立体よりは面、面よりは線、線よりは点の方が扱いやすいのです。

    このような次元低下の傾向を持つ反共振的な脳は、時間と空間を支配することに虚のエネルギーを使うのです。

    同じことが野球にも言えるのです。初球はストレートに的を絞って待つという選択は、変化球を待って見逃しに終わるよりは打てる可能性があると考えるからです。これはストレートが多いというデータからも正しい選択と言えるでしょう。ストレートは一次元ですし、変化球は三次元ですから、変化球を打つには高度な技量が必要です。ストレートは一二三で打つことが出来ますから極端に言うならタイミングだけです。

    ストレートを狙うというのは基本中の基本なのですが、それは次元の低下だということです。変化球を無視するのですから相手の否定です。ストレートと変化球は対で一つなのであり、ストレートの相棒を否定しているのです。

    又、この態度は外部(変化)の否定でもあるのです。これは環境が変化して厳しくなってきたら、環境を受け入れるのではなく、邪魔な要因を否定排除して、支配するという文明のやり方に似ているのです。邪魔な変化球を捨てて、対応が簡単なストレートに絞って行けば、何とかなるという安易な態度なのです。このような安易な態度はやがてしっぺ返しを受けることになるのです。人間は環境のしっぺ返しを受けている真最中です。

    このような態度を徹底してとるプロはさすがにいませんが、傾向としてはあると言うことです。ですから、大概の打者は三割以下であり、よりよい待球を選択したつもりが、外れてカウントを悪くしたり、三振したりするのです。

    ツーストライクに追い込まれるとワンバウンドするフォークボールをバットが止まらずに空振りしてするシーンをよく見ますが、それはストレートをかなりの割合で待っていることとフォークボールが途中まではストレートの軌道で来るので、きたーと思って振りに行ってしまうからです。このパターンは最大の差異の脅威でしょう。ただし、ストレートの球威がある程度ないと見られてしまうので効果がなくなります。

    とにかくどちらかに重きを置く選択は差異の反共振的な打法ということになるでしょう。完全な共振的打者がいないように、完全な反共振的な打者はいないのですが、カウンやその他の要素によって、この待ち割合は変化していくでしょう。

    ストレートと変化球をどのくらいの気持ちで待つかと言うことですが、ストレート・・・<・>・・・変化球のどこかにいるのです。<・>が共振的な打者であり、五分五分のところです。

    ここから左右にずれるのです。大概は左にずれるのです。この傾向は一試合や数試合程度なら余り打率に影響しないでしょうが、162試合ともなると大きく打率に影響をするでしょう。

    イチローは明らかに<・>の差異共振的打法の差異共振的打者です。

    イチローは差異の共振を持っているということです。言い方を変えると、イチローは、すべてを畳み込んだ差異を味方につけるスキゾ脳を持っているということです。


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