サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: 生成門さん
2011年02月11日 12時58分06秒
icon
フィ-ドバックのループとフラクタルなループ
フィ-ドバックのループとフラクタルなループ
<赤に女王の命令を遂行せよ>
アリスが兎の穴で見たのは時間の短縮でした。時間がどのように短縮されるのはまだ分かっていませんが、フラクタルな構造が関係していることだけは分かりました。
手掛かりはフラクタルな自己の相似が繰り返し、自己回帰する空間構造にあるのです。空間が自己回帰するときに時間も回帰するので、そこに時間が短縮される秘密が隠されているのではないかと思うのです。
ですから、自己回帰がどのようにして起こるのかを探求すれば、時間短縮の謎も解けるかもしれません。
自己回帰とは、自分に還るということですが、これがどのような意味かを知って置かなければあらないでしょう。
自己回帰と似た概念としてサイバネテイックス(通信工学と制御工学を融合し、生理学、機械工学、システム工学を統一的に扱う)にはフィ-ドバック(自己調節)があります。
フィ-ドバックとはフィ-ドバックループとも言い、簡単に言えば、出力したものを入力に返して、その差異を一定値と比較して、出力値をコントロールするというものです。
具体的な例としては、生体にはホメオスターシス(生体が状態を一定に保とうとする性質)であり、身近なところでは、部屋の中の温度を一定にするためにサーモスット(温度制御)によって温度を安定にする仕組みがあります。
家電に使われている電気回路にフィ-ドバックが入っていない回路はないといってもよいでしょう。
経済現象でも、インフレになると物価が高くなり、デフレになると物価が低くなるというのも、私達が反省・瞑想・夢を見るなど体験したことをもう一度反芻することで、新しい行動や言動に影響を与えるのもフィ-ドバックと言ってよいでしょう。
ここで上げた例は、負のフィ-ドバック(負帰還)と言い、出力を入力に戻し、入力と反対の方向に出力を抑えるといえることに特徴があります。
その反対の正のフィ-ドバック(正帰還)という増幅回路などと言われてこれも結構使われていますが、マイクに自分の音が回って共鳴するハウリング現象はどちらかといえばこちらに近いでしょう。
「赤の女王の命令:ランナウェー(5)」
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100100084000で、気候変動にはランナウェー(暴走)という危険な現象があると言いましたが、ランナウェーも正のフィ-ドバックの例です。
正のフィ-ドバックは、発散するので必ずしも言い意味で使われないことが多いのですが、生体ではびっくりするとかるクシャミをするといった危機を知らせるメカニズムで命を守るために正のフィ-ドバックが使われている例もあります。
フィ-ドバックの特徴は、ループしていることであり、自己回帰、自己言及といった概念とも親和性があり、エーデルマンのダイナミック・コア仮説で示されているフラクタルなハウリング(再入力)とも似ているところがあります。
ただし、温度を自己調整している冷蔵庫の中に意識があるとは誰も考えないように、単純にループがあるからといって意識が発生するわけではないということは自明なことです。
フィ-ドバックのループとフラクタルなループ、つまり、ハウリング(再入力)とは、根本的に違う何かがあると考えなければならないでしょう。またその違いこそが、意識の発生の謎を解く鍵かもしれませんし、時間が短縮される仕組みが隠されているのかもしれません。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件