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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2011年02月18日 18時41分26秒

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    易占いの本質

    易占いの本質
    <赤の女王の命令を遂行せよ>

    図の出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD

    易と言えば占いですが、何故、易と占いが結びついたのでしょうか。

    易というのは安易・簡易・交易・貿易などという使われ方をしますが、いずれも変わり易いという点が共通しています。

    貿というのは本来、財の交換という意味があり、そこに物の移り行く様を強調するために易がついてトレードを貿易と訳したのだろうと思われます。

    語源が分からなくても英語から訳すると意外と分かりやすくなるときもあるようです。

    易経は英語訳にするとbook of changesです。これを逆に直訳すると「変化について説かれた書物」となるわけですから、「なーんだ」ということになりますね。

    要するに、易とは変わるということなのです。

    「占いの玉手箱」
    http://www.e-tamatebako.com/eki/eki3.htmlから編集して引用しました。

    十二時虫と呼ばれる蜥蜴が、光の変化によって日に十二回、体の色を変えることから「易わる」ことから変化を意味する
    『易経』が生まれたと言われています。
    ―――
    蜥蜴の変化が十二時虫と呼ばれるということからもわかるように、易には初めから変化することは時間が経過することを意味していたのです。

    このことを理解していたなら易経はbook of time、つまり、「時の書」と訳されても良かったのではないでしょうか。

    変化=時間という観点で考えると、易が占いに結び付けられたのは、至極自然な流れだったことでしょう。

    占いとは今風に言えば、未来予測のことです。どちらも未来の時間について語っているのですが、未来予測は科学的で客観的でなんとなく信頼性がありそうに感じます。

    しかし、現実には未来予測は余り当てにならないことが多いようです。インターネットがこれほど社会現象になると誰が予想したでしょうか。一方、占いも当たるも八卦・当たらないのも八卦と言います。

    未来は確定していないのですから、それを当てるなど不可能なのですが、それでも占ってみたい、予測してみたいのが人間の性なのでしょう。

    ところで、占いと未来予測には決定的な違いがあります。未来予測は過去のデータを分析して、物質因果的に類推します。占いはいろいろありますが、どの占いも、何か別の現象aをもってきて、それにこちらの現象b当てはめるというやり方をします。現象aの系列は星座だったり生まれた日だったり、亀の甲の罅割れだったりします。現象aの系列は現象bの系列には何の関係もないのですから、物質因果的も起きません。

    しかし、そこに非因果的非在のもの(心)を満ちこんできて、現象aの系列と現象bを結び付けてしまうのです。これでは当然、科学的とは言えません。

    易占いは、中国の占いの歴史は4000年もあるということですが、もともとは、亀の甲を焼いてその罅割れの形から吉と凶を占っていましたのです。

    亀の甲の現象系列a:甲を焼く⇒皹が入る⇒皹が入った様々な甲の形

    戦乱の現象系列a:混乱した状況⇒・・・⇒吉凶の事態

    この二つの系列を結びつけたのが易の占いだったのです。

    二つの無関係な系列はどのようにして結びつけられるのでしょうか。

    甲を焼いたときに皹が入って現れる甲の形(紋様)はそのときによって異なるでしょう。このとき現れたたまたまの形を単なる偶然として見ないで、意味のある偶然、つまり、何かを指し示していると考えるのです。その何かが現象の背後にある法則を意味しているなら、当然、未来を予言ができるという理屈になるわけです。

    つまり、占いは、偶然の現象aが今当面する事態bに相関していると考えることで成り立つ予言の方法なのです。

    言い換えれば、現象aを起こしている背後にある何かが事態bも動かしていると考えるのですから、このような考え方は、まさに、非在⇒実在という図式そのものです。易はイデア科学のモデルだったのです。

    現象aを起こしている背後にある何かが事態bも動かしているとするなら、他の現象aでも良いということになります。

    実際のところ、易で使う占いの方法は変遷してきたのです。

    最初は亀の甲でしたが、その亀の甲が入手しにくいという事情があって、紆余曲折を経て現在では筮竹になってきています。現象a(亀の甲)から、別の現象a(筮竹)に変わってきたのです。

    易にとって、現象の背後にある何かとは宇宙の法則であり、それは陰陽の鬩ぎ合いによって全ての現象が生成され流転するという自然観です。その陰陽を八卦の組み合わせをつくり、更に64のパターンを作り、それを森羅万象に当てはめたのです。

    占いはそのパターン(卦)から一つ卦を選んで、それを現象bの行く末を解釈する(予言)のですから、占いの元になる現象aは何でも良いのです。

    占いのベース:現象a
    占いの対象:現象b
    占い:現象aから現象bを予言する

    これが易占いの本質なのです。


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