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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2011年02月18日 18時43分50秒

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    易占いは偶然を必然にするマジック

    易占いは偶然を必然にするマジック
    <赤に女王の命令を遂行せよ>

    易占いで重要な点は、占いのベース:現象aとは、筮竹を使って卦を選択することですが、その場合に、偶然性を持ち込んでいることです。実際の「易の立て方」の詳しい説明はこちら http://www.interq.or.jp/sapphire/mongar/eki/abouteki/howeki.htmlを参照してください。

    さすがに今はインターネット時代です。易占いが、クリック一つでできる時代となりました。これこそが易の本質を表現していると思うのです。

    クリック一つ占いなんて有り難味がないと思うでしょうが、これだって立派な占いです。さすがに日本人ではこのような発想は出てこないのかもしれません。あってもやらないかもしれません。

    それを実際にやってしまった人がいます。易経のウィルヘルム=バインズ版の和訳として紹介されています。こちらを参照してください。http://www.geocities.jp/joe_tdr250/iching/iching/iching.html#hyoshi

    ここではクリックを押すごとに卦(8卦のパーツ)が表示され、6回すると64卦の一つ卦が表示され、更に、その解釈(繋辞)に行くことができるようになっています。

    これはまさに一人占いです。

    ここでは筮竹の代わりにクリックを使っているのですが、クリックすると内部では、乱数を生成して卦を選ぶようになっているのだと思います。

    要するに、易を占う道具として、亀の甲、草の茎から筮竹に変遷してきたのですが、コインやトランプでも、クリックでもなんら問題はないということです。

    本質的なことは、偶然によって卦を選択するということなのです。

    つまり、易占いは、偶然を必然にすることだと言えるでしょう。偶然に選んだ卦が必然(未来を指し示している)になるかどうかは重要なことですが、昔の人は政治的な局面で、易を信じて意思決定をしたということです。

    偶然が必然になるということが何を意味しているのかです。現代人は余り占いを信じてはいないでしょうが、そう言いながらも、ある物事に対して、よい前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にしてはいませんか。

    結婚式に大凶を選んだりはしないでしょう。大安の日に引っ越する、 今日は勝負服を着る、ヒゲをそらない、縁のある日には爪を切るなどはしないなど縁を担ぐこと結構していると思います。

    縁を担ぎはやらなくても、出かける前に、靴の紐が切れたりすると、関係がないとは思っても、悪い予感がしたりすることを打ち消すことはできないでしょう。

    要するに、理屈では割り切れない心の作用が無意識にあるということであり、そのような作用が易占いを生んだのではないでしょうか。

    これが単なる心理的な作用だと思うか、真理だと思うかでイデア科学に進むか科学的な世界に踏みとどまるかの大かいな分かれ目となります。

    進化論も偶然の突然変異が必然(生命の誕生・系統発生)になることを主張しています。進化論は易と同じなのでしょうか。

    予言と予測が大きな違いがあったように、同じ利用で偶然から必然の意味は進化論と易の場合では大きな違いがいます。

    全く関係のない現象aと現象bがあるとします。

    現象aの過去の系列a1,a2,,,,,anから未来のan+1を予測するのが科学です。進化論は、ある系列a1,a2,,,,,anに、別の系列(紫外線)が入ってきて、突然の変異が生まれるということですが、紫外線は現象bではないのです。元の系列a1,a2,,,,,anに紫外線が入ってきたのですから、こちらも現象aなのです。

    二台の車(P・Q)の交通事故のようなものです。Pの車の現象系列aとQの車の現象系列a`があって、それが交差点で出ああって衝突した場合(現象a``)を想定してください。これらは三つの現象系列ですが、いずれも三次元空間の出来事として説明できますから現象系列aなのです。つまり、交通事故というように近接して作用しなければ現象は起きないからです。二台の車(P・Q)が東京と大阪にいて衝突するということは絶対に起こりえないのです。

    つまり、現象の系列とは物質的因果、つまり、近接作用を前提としているのです。

    このことから、進化論の突然変異というのは、現象aの系列にランダムな要素(紫外線)が入ってきたというだけであり、現象bの系列から遠隔作用で現象aの変化をもたらしたというわけではないのです。

    これに対して易は、全く近接してないし相互に作用もしていない現象aと現象bがあって、現象aから物質ではない何かの力が出て現象bに作用することを言っているのです。当然、現象bからすると偶然に見えます。

    進化論の偶然性は物質的因果の範囲で説明ができますが、その物質から生命が発生したというところは説明ができていませんから、易で言うところの非物質的因果の遠隔作用があることは否定できません。

    従って、易と進化論を非物質的因果の遠隔作用によって現象aと現象bが作用していると看做すことで同じ土俵に上げることは可能なのです。

    この非物質的因果の遠隔作用をイデアの作用と言い換えて、解釈を進めていくのが四次元能だと言えるでしょう。

    進化論には系統発生という時間を短縮している超難題があります。これを非物質的因果の遠隔作用で説明できるのでしょうか。

    もし、易の時間の構造を解き明かせば、系統発生という時間短縮の謎も解き明かすことができるのでしょうか。

    今すぐに、この結論を導き出すことはできませんが、遠隔作用が時間の謎を解き明かすヒントになってくることは間違いなさそうですので、易が遠隔作用に関係があることを銘記しておいてください。

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