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from: 生成門さん
2012年01月27日 10時57分57秒
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乾燥したワカメは蘇える
乾燥したワカメは蘇える
<四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:ガウス平面上の認識位置特定システム(GPS:Gaussian plane Positioning System)>
中間の位置に認識されたものはどのように外の世界を映し出しているのでしょうか。
認識のスクリーンは既に述べたように光に依存した世界(認識)ですが、ただ認識しただけでは一人だけの世界です。
人間は他者と共に生きているのですから、そこには会話があります。ですから、認識したものを言語(記号)によって身体的に外に向けて表現(表出)するでしょう。
会話とは認識されたものが表現されて、外に飛び出して、それが他者に取り込まれて認識されたものなるということです。
もちろん、独り言を言うこともあり、他者に向かって話しているときもその発話を自分が聞いているのですから自分に戻ってきてもいるのです。
自問自答は壁にボールを当ててキャッチボールをしているようなものです。つまり、自分で自分を食べているといってもよいでしょう。
ツイッターやブログの発現は他者も見ますが、自分も読みますので、絶えず自分に戻ってきているのです。
その発話されたものや発言されたものは、身体的な表現を含めて言語や記号によって表現(表出)されたものですが、表出した時点、つまり、外に放り出された瞬間は、それはただの石ころと同じであって、無味乾燥なテキストや声です。
しかし、乾燥したワカメも水に浸すと生き生きと蘇るように、無味乾燥なテキストもそれを人によって拾われると生き生きとした内容に変身するのです。つまり、意味が生まれてくるのです。
乾燥したワカメは蘇えりますが、大概の物は蘇えらないでしょう。無味乾燥なテキストにはどうしようもないものもありますし、それを拾った人によっては無視されます。
その拾う人は常に「私」なのですから、「私」が「私」のGPSに位置づけることになるのです。外部の他者の脳の中は見えないのですから、外部の他者の認識を位置づけるという場合は、それは単に想像しているだけです。つまり、何らかの反応(相手が表出したもの)を解釈して、「私」が「私」のGPSに位置づけているのです。
外部の他者の解釈を解釈するときは、そのテキスト自体の内容と拾った人(外部の他者)の解釈が偏向していることを考慮しなければなりません。
いずれにしても、こうしたキャッチボールは延々と続くので、絶えずGPS上の位置は間断なく移動していくことになるでしょう。
認識されたものに絶対的位置などないということです。表現者の意図、解釈者の意図、媒体の性質(機械を使った表現や身体的表現)などによっても位置は変わるからです。
続く-
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