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from: 生成門さん
2012/02/24 14:52:34
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モナドを実感する
モナドを実感する
<四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:モナドの作法>
絵を描くというのは、現実を写し取るという意味では、モナド的実感の例としては、最も分かりやすいでしょう。
ですから、画家の場合を例にとります。
落穂拾い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Jean-Fran%C3%A7ois_Millet_(II)_002.jpg
落穂拾いは印象派、ミレーの作品ですが、この作品についての特別な説明は要らないでしょう。これをモナドとして見るということだけが重要なのです。
モナドを実感する場所なり舞台は田園でなくても、ドームの野球場、経営役員会議の場や病院などどこでも良いわけですが、要するにその認識の場が必要なのです。
「落穂拾い」を見ても分かるように「フレーム」があります。フレームとは枠です。枠とは見たものの世界です。つまり、認識の枠組みなのです。
このフレームをモナドと考えてみましょう。
この「落穂拾い」では、額がフレームですが、「落穂拾い」をしている風景がミレーの認識したフレーム(世界)なのです。実際の田園風景はもっと大きく広がっているのですが、ミレーにとっては認識したものだけが存在するのですから、このフレームが存在する世界なのです。
このフレームはミレーのモナドであって、私達のモナドではありません。
私達はこの完成された絵を見ていますから、フレームがモナドだと言っても、それは見るもの、つまり、私達のモナドではありません。見るもののモナドはその絵を見ている今この瞬間の空間を切り取っている場所にあるのであって、例えば、絵画館で見るならその空間にモナドがあり、このブログで見ているなら、このブログの空間にモナドがあることを忘れないでください。
そこでモナドは人によって異なるので、それを一緒にすることにしましょう。完全な一致は難しいですが、試みて見ましょう。
モナドはフレームと共に生成し消滅するのです。ミレーのモナドはミレーと共に生成し消滅したのです。従って、私達のモナドも生成し消滅するでしょう。
そこで、モナドを実感することが目的ですので、モナドの生成消滅の思考実験をしてみましょう。
モナドの生成消滅の思考実験です。
モナドの実験とは、ミレーになったつもりになることです。ミレーになったつもりで、田園風景の前に立っていると想像しましょう。そうするとミレーと同じフレームを感じるのではないでしょうか?
そうです。この見たまま、感じたままを認識することはモナドの生成になるのです。そして、それは、第1象限の認識モナドなのです。
ここで生成されたモナドは「太陽が一杯」のモナドです。凸i:GPS(0,1)の述語状態ですね。風景との距離も時間もありません。一体としてあるだけです。自我の認識もありません。これを一体モナドの生成と言いましょう。
生成された一体モナドは、私と風景とそこで落穂ひろいをしている人達や落穂、藁などで構成されています。
この生成モナドが述語状態にあるときは「感嘆する」の一人称の状態であって、「人が落穂を拾っている」という主語と述語の認識ではありません。
ですから、「感嘆モナド」と言ってもよいでしょう。
しばらくすると、GPSの指針が右の方に動くでしょう。GPS(0.7,0.7)までは、述語状態を保っているでしょう。
ラフスケッチだけをしておくことにします。すると、そこからは、+1 :GPS(1,0)から向かって、一目散ですが、一応ここで切り上げてアトリエに戻りましょう。この段階でモナドは、感嘆モナドから観察モナドに変質しています。
さて、アトリエに入った瞬間から私達の頭が切り替わります。第2象限の頭に切り替わるのです。第2象限で生成されるモナドは、お絵かきモナドです。
お絵かきモナドを構成するのは、アトリエと私達、ラフスケッチ、お絵かきの道具などです。これ以外は存在しません。おっと大事な物を忘れていました。第1象限で生成されたモナド(感嘆と観察)です。これは外の物としてはありませんが、心の中に記憶としてあるモナドです。
これでモナドは揃いました。
早速、絵を描くことにしましょう。ミレーは印象派ですから印象的に描きましょう。そして出来上がった絵が上に示したものです。この絵は現実の場所の風景そのものではありませんが、全く現実から離れているわけでもありません。ですから、非現実な絵ということになるでしょう。これが第2象限の認識の特徴です。
モナドには「外がない」と言いますが、それは認識されたフレームだけが存在するという意味です。そして、「モナドは相互作用をしない」と言い「モナドは互いを映す」とも言います。ここが分かりにくいところでしょう。
相互作用をしないというのは、感嘆モナドと観察モナドは同時には存在しないのですから、干渉のしようがありませんから良いとして、お絵かきモナドと感嘆モナドまたは鑑賞モナドとは干渉しているように見ますが、どうなのでしょうか?
これも、お絵かきモナドがあるときは、感嘆モナドまたは鑑賞モナドは存在していませんから干渉のしようがありません。つまり、どちらも私がいて成り立つモナドなのですから、干渉のしようがありません。
では、お絵かきモナドに中に包まれている感嘆モナドまたは鑑賞モナドとはどうなのでしょうか?
こっちは干渉しているように思えるのでしょう。
モナドには外がないという原則を思い出してください。◎というモナドの場合、内部のモナドには外があることになってしまいます。これは原則を破っています。そこで、内部の丸を点線としておきましょう。実際、アトリエの内部にはモナドが沢山ありますし、筆とキャンバスと手は相互作用をしています。
ですから、モナドの中はモナドを構成する要素なので、モナドから要素モナドに変身したことになります。モナドは相互作用しないというのは、外部のモナドのことであって、モナドには外部がないのですから、内部のモナドは消滅することになります。モナドとしての形はなくなりますが、述語としての元型は残るということです。
さて、アトリエで描かれた「落穂拾い」の絵は、非現実の絵ですが、ミレーの場合、「感嘆マナド」の色を多くだしているようです。観察モナドの方を重要視すると写実になるからです。写実の絵は第1象限の認識となるでしょう。
このことによって、第2象限に参入する条件は、第1象限の現実の否定、つまり、非現実になるということです。それが絵の場合は、述語モナドを維持した印象的手法ということになってきました。
もちろん、非現実になるためには、他にも方法はあります。ピカソのような抽象的手法もそうでしょう。
ここで終わってしまったのでは、現実へ戻ることができません。第2象限から第1象限に戻る方法がない訳ではありませんが、仮に戻ったとしても、余りインパクトとはなりえません。
例えば、ファッションデザイナーが革新的なデザインをしたとして、それを現実のファッションショウで喝采を浴びたとしても、それはファッションショウのあり方を否定はしていないのですから、ビジネスとしては成功ですが、場のノベーションにはならないのです。
自我の解体とは、その場の認識を変えることなのですから、場のノベーションにならなければならないのです。
従って、場のノベーションするためには第3象限に向かわなければならないのです。それでは、第3象限の関所を通るための通行手形はなにでしょうか?
ミレーの場合は、印象派の絵でしたから、これ以上は無理かもしれません。ピカソの方が条件は良いかもしれません。
第3象限に入るということは個別具体的な事柄を一般化・普遍化するということです。ですから数学的方法が一番適切なのです。
自我を数式学化することなどできるでしょうか?
それが出来るのです。PS理論では、これを自己認識の方程式として、凸i*凹i⇒+1として表現してしまったのです。
これなら究極の普遍化です。
凸i*凹iは、自己であり、他者であり、人を誰と限定していないのですから、無限の人を相手にしていると言えるのです。ましの無限の現実、つまり、無現実です。
もちろん、無は見えないですから、闇の認識であることは説明の要がないでしょう。
このように無限を相手にして普遍化し、一般化することが、第3象限への通行手形なのです。
後は、この式を第4象限に持ち込んで、反現実的条件を与えて共役してやれば、勝手に第1象限の方から反応してくるでしょう。その場合、第4象限に持ち込無条件は何でしょうか?
当然、無限を有限にすることです。しかも、反現実的な有限でなければなりません。
何故、反現実的でなければならないかというと、現実を否定してきたからです。現実とは自我がのさばっていることです。この認識の自我優位の場それ自体の鼻を圧し折らなければならないのですから、現実に迎合してはならないのです。そういう意味で、自己の復権とは述語という場の復権なのです。
自己認識の方程式は普遍化された第3象限の認識であり、これを第4象限で有限化しさえすれば、第1象限の方はそれを主語のプロセスに落し込むでしょう。このプロセスと主語=自我を生んだプロセスとの違いは、モナドの実践によって、絶えず、第3象限から直接に交差したチェックが入ることです。
モナドの述語的実感から始まった場のイノベーションという長いサイクルはこれで完了です。
続く-
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