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from: 生成門さん
2012年03月20日 14時14分43秒
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時間の矢が逆転した時空方程式
時間の矢が逆転した時空方程式
<四次元能版:光による認識を拡張する:モナドのワープ作法>
化石の発見には二つの認識が同時に生起して、発見という現場での出来事の認識は第1象限、もう一つの、化石の意味を解釈するという認識は第2象限の認識ではないかとして、棚に上げてきまししたが、逆向きの時間の矢を認めることで、ようやく検討できる舞台となったことになります。
第1象限は光が届いたときの認識ですが、実際は、過去の出来事を現在として看做す認識ですから、客観的に見ると過去完了の認識(起きたことを見る)と言えるでしょう。
しかし、それはあくまで他者の認識ですから第4象限の認識です。第1象限と第4象限は共謀するので注意しなければなりません。
第1象限はあくまで現在進行形の認識なのです。時にして、第4象限の認識を取り入れて、現在進行形(現在起きていること)を過去完了(過去の起きたこと)と知識で偽装することはあるのです。人を騙せても自分は騙せないのですけどね。
いずれにしても、時間の矢は過去→現在→未来です。
では、「1万年前のこの場所での出来事を指し示している記号」だと認識する場合はどうなのでしょうか?
博物館で、その化石の標本と説明を見て、そうだと認識するのであれば、第4象限からの他者の認識(知識)の受け売りですから、時間の流れにおいては、+1の時間の矢ですから、何も問題は起きません。
私自身が発掘の現場にいて、「1万年前のこの場所での出来事を指し示している記号」だと認識(直観する)する場合は、第4象限からの他者の認識(知識)の受け売りも出来ませんし、+1の光の認識もありません。
化石を見た瞬間に私は直観したのですから、他者の認識(知識)ではありません。あくまでも私自身の直観なのです。1万年前という正確な時間もこの際問題ではありません。ずっと昔だということで良いでしょう。「ある生きもの」が今ではない過去に存在していたという事実とそれを現在、化石で発見したという事実が重なっているのです。
この関係を図で示してみます。
生き物が活躍していた時期→→→→→化石を発見した現在
化石を発見したという事実認識だけなら間違いなく第1象限ですが、化石が記号である認識が重なってくるからややこしくなっているのです。
そして、その化石が「ある生き物が活躍していた時期と舞台」を暗示しているということです。
私の脳裏には、古代の生き物達が闊歩している様子が浮かんできています。過去が現在に来ているのです。逆に言えば、私が過去に行っているのです。これをSFではタイムワープするというわけですが、「思い巡らす」ことをタイムワープというなら、私達は誰でもいつでもやっていることであり、何も特別な認識でも何でもありません。とするとタイムワープはSFの専売ではないと言うことになります。
では、タイムワープ=過去に行く=「思い巡らす」こととすると、そのとき時間はどうなっているのでしょうか?
過去に行く、つまり、現在から過去に遡るということですから、時間はマイナス方向に進むことになります。
これを客観的に考えれば、時空方程式の、-距離=速度*-時間が成り立つことになります。
しかし、時空方程式は客観的な認識ですから他者の認識であり、私自身が発掘の現場にいて、「1万年前のこの場所での出来事を指し示している記号」だとする認識(直観する)ではありません。しかも、時間に進みが逆転した時空方程式は、第4象限にはいられなくなってしまいます。
では、時間の矢が逆転した時空方程式と「1万年前のこの場所での出来事を指し示している記号」だとする認識(直観する)はどこに位置するのでしょうか?
時空方程式というのは、もともと時空に関するニュートン的な時間と空間を否定するところから来た概念であって、時空の普遍性を式で表現したものです。ですから第3象限に属するものなのです。それが、マイナスを捨てて有限化した時空方程式として位置づけしたのが第4象限ということになります。それでも、時間と空間が分離したニュートン的認識が第4象限を支配していたのですから、それを否定するためには十分な力を持っていたと思うのですが、さすがに、マイナスまで持っていくことはできなかったと思われます。それが第4象限の限界なのです。しかし、第3象限では、そんなことは関係がありません。
これで、時間の矢が逆転した時空方程式が第3象限で認められ、目出度く着床しました。
では、「1万年前のこの場所での出来事を指し示している記号」だとする認識(直観する)は、その親戚である第2象限に位置づけできるのでしょうか?
続く-
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