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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2012年03月22日 13時15分03秒

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    未来の認識も凸iから凹iへワープする

    未来の認識も凸iから凹iへワープする
    <四次元能版:光による認識を拡張する:モナドのワープ作法>

    第2象限の光の方程式:-1⇒(-1⇒i)*(-i⇒-1)⇒-1は、結局、第3象限を経由して-1の根源回帰したのですが、時間についての認識で、補足しておかなければならないことがあります。

    それは未来の認識についてです。

    化石の例では、過去に起きたことという認識が既にありますので、時間を遡るイメージがしやすいのですが、-1は過去とは限りません。

    未来は「未だ来ず」ですから、現実に存在しない非在の場所:-1なのです。

    そうであるなら、未来の天使が現在にやって来るかもしれません。第1象限では、表の光による認識であり、時間も前に進む一方でしたので、光は過去からしか来ませんでした。

    言い換えると、第1象限では未来の認識はできないということです。未来を予測して第1象限で表現することはありますが、それは第1象限の認識ではないのです。

    では、未来の認識はどこで行われるのでしょうか?

    第1象限では、時間の矢が現在→未来であり、第4象限も同じ時間の矢ですが、第4象限は他者の認識であり、光に頼った個別具体の未来の認識は出来ないのです。

    しかし、第4象限には第3象限と繋がっていますので、時空普遍方程式を有限方程式に限定することで、光に頼らない認識(闇の認識)ができるのです。

    具体的に言いますと、個別具体的な場所や時間から離れて、概念的な時間と空間を座標に設定して、その中で、いくらでも予測が可能なのです。その良い例がシミュレーションです。

    シミュレーションというのは、現実世界のモデルを現実から離れて、勝手に作って、未来の予測として結果を出しますから、個別具体を離れた未来を予測ができると言えるでしょう。

    シミュレーションは現実の代替案として示されるものですから、個別具体ではないですが、擬似現実とは言えるでしょう。擬似現実とは言え、それなりの価値があるから利用されているのです。シミュレーションは第4象限の典型的な認識なのです。

    個別具体的という条件で見ると、場所や時間が刻印された未来認識は第2象限でしかできないように思えるのですが、どうでしょうか?それを探求しておきましょう。

    化石の例では、化石を記号として捉えたために化石(記号)⇒MP2が、中間を省略すると、最後は現在(MP2)→過去(-1)となって、対象へ向かって行く光による認識、つまり、過去に遡るという時間の逆向きの指し示しを意味しているのです。

    時間の矢については

    表の光:第1象限:時間は前に進む
    過去→現在(あちらから来る)

    裏の光:第2象限:時間は逆向きに進む
    現在→過去(こちらから行く)
    現在←未来(あちらから来る)

    と理解しておきましょう。

    未来は現実ではありませんから、未来に起きる出来事を認識するということは予感、予知、予測、予言、予想といった類の述語による作用の結果です。つまり、「今ここ」には存在しない非在の認識なのです。

    「東京は、明日は晴れるでしょう」というテレビ放送での予測は客観的(私の予想ではない)ですから、第4象限の認識です。これは、私の主観的予想ではありません。

    私にとって、明日の東京というのは体験できない、つまり、想起できない時間と場所なのです。未来なんて誰も体験がないのですから記憶もありません。

    未来は非在の場所と時間:-1なのです。

    そこで、私が明日を予想する場合、現在の天気が記号となって明日を予想するのですから主観的現在の認識になるわけです。

    これは化石の場合と同じく、「今日の天気」という記号から指し示しが来たことになります。これが天気(記号)-1⇒MP2であり、これを受けて内部では、記号の意味(明日はどうなるのか?)という問いを立て、探すことになるのですが、それは意識から無意識へ検索関数への述語的引渡し(MP2⇒MP1)を意味します。

    検索した結果は、MP1⇒凸iという形で表現されますが、この場合、当然、想起が出来ないために検索エラーとなります。その結果、内部では波乱含みとなって騒然としますが、結局、自己否定という内乱が起き、凸i⇒凹iの形で闇の世界にワープすることになります。

    こちらは、直ちに答えを返します。その答えが凹i ⇒MP1であり、「明日は晴れ」と言った具合です。

    何故、凸iでは答えがないのに、凹iでは答えがあるのでしょうか?

    これはGoogle検索を考えれば直ぐに分かることです。凸iの場合は、完全一致しなければならない検索条件、凹iでは甘い検索条件で検索するようなものです。

    明日という条件で検索するというのは、完全一致しなければなりませんが、明日というデータがなければ検索できません。しかし、どう逆立ちしても、明日のデータなどあるはずがありませんから検索できないのは当然です。

    それに対して、類似性のあるデータでも良いという条件ならいくらでもあるでしょう。今日の天気とその他の条件を入れてやれば似たような明日のデータは出てくるでしょう。

    これが明日が非在であることの理由です。


    ここまでを表現すると凹i ⇒MP1で簡単ですが、MPの内部まで探求すると結構複雑なのですが、今はこの位にしておきましょう。

    この後、MP1⇒MP2で、無意識検索から意識領域へと舞台が変わって、検索した内容に述語に修飾がついて、論理的な表現として、「明日は晴れるだろう」と言った内語で表現されるでしょう。それが、MP2⇒-1であり、まだ、非在の言語表現(沈黙)です。この後、発話となるのですが、それは第1象限にいかなければなりませんので、ここでは省略します。

    結構、長い解釈となりましたが、フルストリーを式で表現すると

    -1⇒(-1⇒MP2⇒MP1⇒凸i)⇒(凹i ⇒MP1⇒MP2⇒-1)⇒-1

    となるわけです。

    天気(記号)⇒MPは、明日という非在の対象から意味がもたらされるのですから、未来(明日)から光が来ると解釈できるでしょう。

    化石の場合は過去に遡って行くというような意識の能舞になるのですが、認識としては、過去にある事態が完了したことを現在において認識することになります。

    天気(記号)⇒MPでは、未来から来た意識ですが、それが認識としては、現在(MP)→-1(表出)では、「未来にある事態が完了するだろう」という現在においての認識となるのです。

    過去では意識がそこに向かい、未来では向こうからやって来るのですが、どちらも現在の認識であることでは同じです。

    化石の例:過去完了の認識
    天気の例:未来完了の認識

    と言えるでしょう。


    ということは、未来にせよ、過去にせよ、第2象限で記号として示される場合は、記憶には関係しないことなので、具体的な記号(化石・天気)があっても、想起できないのです。

    これが自己否定となって、想起から想像に反転して、第3象限に向かうことになるメカニズムなのです。

    結論として、第2象限の記号はいつでも第3象限の認識となり、根源に回帰するということになります。

    続く

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