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from: 生成門さん
2012年05月30日 12時36分00秒
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生命は述語のコンフリクトをどうようにして防止しているのか?
生命は述語のコンフリクトをどうようにして防止しているのか?
<イデア進化論とGPSの実践>
意識さえないと思われる動物が、何故、戦略的に「何かに向かう」のでしょうか?
「向かう」というのは述語動詞ですから、それは内在していなければなりません。内在するものは物質ではないのは確かです。四次元能は、それをイデアの主導(IVCMP)ということにしてきました。
そのことを臨床するために苦労していることは確かです。化石だとかが残っていればよいのですが、なにしろ先カンブリア紀という5億7千万年も前の舞台のことなのですからね。
化石がなくても、生きた化石が大勢いるので遺伝子工学の発達のお陰で信じがたいことですが、ウニが人間の祖先だということが分かったのです。
そのウニはどうして新しい口を作ったのでしょうか?
それを偶然だということに帰結するのが進化論です。しかし、それは到底受け入れられないのと思うのは述語という性質からの帰結なのです。
これについてはもう少し厳密な探求をしなければなりなりませんが、ここで今、そっちにハンドルを切ってしまいますと化粧から遠ざかってしまいまので、留保しておきます。
すべてはモナドであるということを受けいれるなら、あたかも自律的に作動するウニのような新口動物もモナドです。モナドは述語の塊ですから、ウニがモナドなら、ウニの前、つまり、原口動物もモナドなどです。そのモナドから新口動物と旧口動物に分岐したのです。その分岐を決定づけたのは、何なのでしょうか?
偶然に同じモナドから新口と旧口という構造が異なる結果(モナド)となったのでしょうか?
先ず、考えなければならないのは、その原因となったのは「向かう」という述語です。「向かう」ことがなければ、原口のままでよかったのです。しかし、現実に進化は起きたのです。
非物質的な述語が原因で物質的構造が現れたということは、これを物質的因果(原因と結果)の科学的論理では辿れないことを意味します。
何故、原口に別れを告げ「何かに向かった」のでしょうか?
又、何故、それが新口と旧口に分岐したのでしょうか?
何故、異なる述語が作用したのでしょうか?
これを偶然だということで済ましてしまうなら事は簡単ですが、それではどうしても納得できないことがあります。
それは、パソコンを想像すればわかりますが、他社製の機能(プログラム)を勝手に拡張するとコンフリクトを起こしてフリーズしてしまうことがあります。一つのプログラムはある機能を実現するために無数の述語(命令群)から出来ています。機能というのは述語(命令の集まり)ですから、互いに干渉したり、邪魔をすることがあります。これが一時期、頻繁に起きてユーザーは困ったのですが、今では機能の追加にはかなり制約が付けられて、あまりコンフリクトは起きなくなってきましたが、それはコンフリクトが起きないように意図したからです。コンフリクトが起きるようなパソコンは欠陥商品ですが、生命ならそれこそ身体的死です。
要するに進化とは、機能の拡張であり、より複雑になっていく過程ですから、コンフリクトが起きないように意図しなければフリーズしてしまうのです。人間のような複雑な機能を持った生き物が、フリーズしないというのは奇跡的とか言いようがありません。
パソコンは人間が作る物ですから、コンフリクトが起きないように意図できます。しかし、生物にはコンフリクトが起きないように意図してくれるものはいません。このコンフリクトが起きないことを、偶然に依存する進化論では説明できないでしょう。
進化論がギブアップするなら述語のコンフリクトを防止するためには、神を持ち出さなければならなくなるでしょうか?
続く-
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