サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: 生成門さん
2012年05月30日 12時43分09秒
icon
予定調和という万能の述語は存在しない
予定調和という万能の述語は存在しない
<イデア進化論とGPSの実践>
ライプニッツのモナドは予定調和すると言いますので、神のような存在がいてコンフリクトを防止してくれることになります。しかし、予定調和すると言うのも述語です。その述語が具体的にどうコンフリクトを防止するのでしょうか?
人間ならユーザーからのクレームを集めて問題を解決していきますが、それは物(パソコン)と人間というカテゴリーの違うものの共同作業です。一方、モナドはモナド自身で予定調和しなければなりません。予定調和という述語をパソコンに入れておくとコンフリクト防止が出来るような万能の述語です。
しかし、そのような万能の述語が存在し得ないことはウィルスバスターを見ても明らかです。医療でも同じことが言えます。異なる薬を同時に服用すると副作用があります。これを完全に防ぐ方法はないのです。
では、ライプニッツの予定調和という概念をどう理解したらよいのでしょうか?
四次元能では、これを次のように理解します。
パソコンの場合、パソコン自体の自己同一性を維持することが目的ですから、機能を拡張するということは、自己同一性を維持できない他社製の取り込むことは忌避します。それでも入ってきてしまいますので、パソコンの外部(人間)が介在して、自己同一性を維持することに努めます。
結局、予定調和というのは、自己と他者が共振するということなのです。自己だけに偏ると他者が入ってきて調和が崩れるのです。ですから、他者を取り込んで調和するしかないわけです。
これが酷くなると、パソコンは欠陥モナドであることを意味します。モナドは自律しているのですが、自己同一性に偏るために、自律できなくなり、外部(人間)の頼ることになっているのです。もちろん、人間+パソコン=モナドとしてみることも可能ですから、それで予定調和しているということなります。
ということで、予定調和は自己と他者の共振ということです。もともと調和しているモナドが、自己と他者に分離して一旦不調和になりますが、調和した状態に戻ることを「予定調和する」と考えます。
元の状態を完全調和として[一]と表現し、[一]が分割して[二]となることを自己と他者の共振状態(調和)とします。現実には対称性が破れますので揺らぎの状態となります。この不調和な状態から共振状態[一]に回帰していく運動が進化であり、予定調和なのです。
言い換えると、イデア・イニシアティブ=イデア・ビジョン・コンセプト・モデル・プラクテス=IVCMPは予定調和のロードマップとシナリオであり、超対称性の破れを復元する進化の運動{一⇒二⇒一}ということになります。
予定調和とはイデアの超対称性の回復であり、進化の運動であるとすると、それを述語が担っているとするなら、述語は進化の酵素であるとも言えるのではないでしょうか?
酵素というのは間違いなく媒体機能ですから、イデアと現象を接続するメディアです。
メディアの観点でいうと、予定調和とは、イデアが述語という衣を被って舞うシムダンスというとことが言えることになりますから、シムダンスの舞台はメディアスペースということになり、スペースを点化するとメディアポイント(MP)ということになります。
ここで、大きな結論が得られました。四次元能の大き目標は「開かずの間」=MPに突入することですが、そのMPの「シテ」(主役)は述語であることがはっきりとしたことです。
述語を理解することはMPの本質を掴むことであるなら勢いに乗って、先に進むことが出来そうです。
続く-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件