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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2012年06月29日 12時41分56秒

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    客観的なモデルは三人称の認識?

    客観的なモデルは三人称の認識?
    <四次元能版エヴァンゲリオン:イデア・シムハンターの戦略>

    介護ロボットでも寿司ロボットでも何でも良いですが、ロボットを開発する人になったつもりで、その開発者の心を覗いてみることにしましょう。

    では、寿司ロボットを開発者になったつもりでやってみましょう。

    先ずは寿司職人がどのようにして寿司を握っているのかを観察し、それからヒアリングし、寿司とは何か、寿司を作る手順、握り方、米の取り方などを教えてもらうことからは始めましょう。

    次にやることは、その様子を写真で取り、図化したり、記号化したり、数値化しましょう。

    どうしても記号化できないものもあります。それは握る感触といった感覚がともなう質的感覚です。しかし、それは握る強さという代用属性を使って凌ぎましょう。

    それでも、絶対に記号化できない属性はあるのでしょうか?

    それはあります。

    例えば、「持てなし心」とか「心意気」といった心情的なものです。主観的な性質を持ったものは普遍化できませんので、この際は無視しましょう。

    何故なら、主観的なものは無視しても寿司ロボットの内実には余り関係しないからです。

    寿司屋に行って寿司職人の握っている姿に心がこもっているから美味しいのだと考えて食べる人はあまりいないでしょうし、最近は回転寿司が流行の時代ですから、作る人の心がこもっていなければならないなどという事は寿司には要求されないのですから無視してもよいでしょう。

    いずれにしても、寿司職人の「握る」という行為の身体的動作に関する述語だけを抽出すれば、寿司モデルをつくることができます。これは寿司職人という一人称の認識とは異なる認識であり、開発者という第三者が観察した客観的なモデルですから三人称の認識ということになります。

    ただ、客観的なモデルだからと言って、普遍的であるとは言えません。開発者には開発者自身の特有の視点があり、それによって、モデルに違いがでてくるでしょう。例えば、「清潔感」という視点を持てば、そのために仕草や工程に違いが出てくるかも知れません。どこに目をつけるかで違いがでて来るのです。しかし、誰が観察してもこれだけは見落とせないものがあります。それは「握る」という基本述語です。これが寿司ロボットの必要条件なのですから、客観的=普遍的という事が言えるでしょう。

    ということで、今回はその普遍化される述語のモデル化を三人称の認識という事にして、次なる探求、つまり、そのモデルはどのようなもので構成されているのか?に駒を進めます。
    続く

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