開発者にターゲットを当てた理由
＜四次元能版エヴァンゲリオン：イデア・シムハンターの戦略＞

寿司ロボットは水溜りを、マーケティングは海を相手にしていると言いましたが、これは如何に人間を丸ごと三人称で認識するかが難しいかを物語っているとも言えるでしょう。又、人工知能が実現できていない理由であるとも言えるでしょう。

今、ここで探求している「三人称の認識」はそういう難しい課題に挑戦しているのだということを再認識してください。

マーケティングが大海原の述語を相手にしているとしても述語の塊・連鎖であり、それを分解すれば、寿司ロボットの述語「握る｣と同じレベルにすることはできないのでしょうか？

もし、寿司ロボットの述語レベルで、クォータニオンがどのように活躍しているのかが分かれば、マーケティングだって理解できるでしょうし、芸術家だって、人工知能だって可能となるでしょう。

ですが、あまり楽観的にならないでください。光合成ですら、その述語過程は複雑なのです。
光の信号を受容するプロセスは簡単ではない
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110388202

では、何故、寿司ロボットを探求しようとしているのでしょうか？

それは、ミズンが言ったように「握斧」から心が人間の心が分かるということです。これは、原人が「どうして握斧を作ることができたのか？」で探求したことです。

記号はイデアである
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100108664114
述語の連鎖をHOWからWHYに切り変える
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110122314
握斧（ハンド・アックス）
http://kouko.bird-mus.abiko.chiba.jp/main/kyusekki/kitaoosaku_ibutu.html

石刃技法の登場
http://www2.ttcn.ne.jp/kobuta/bunnka4/b151.htm

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このときは「原人がどうして握斧を作ることができたのか？」を探求したのですが、ある難点がありました。

それは「握斧」という痕跡はあったのですが、その思考過程(例えば、図面など)の痕跡がなかったのです。握斧を作った原人は寿司ロボットをつくる開発者と同じ位置にいる開発者です。

ですから、彼らの頭の中を解剖すればクォータニオンが活躍しているはずだと思ったのです。しかし、残念なことに、原人は私達と同じ持代の意識を持っていたとは言えませんし、原人になったつもりで想像するとしても、原型の痕跡を示すモデルがない以上、限界があるのです。証人のいない犯罪事件を立件するようなものです。

それに比べて寿司ロボットをつくる開発者は私達と同じ持代の意識を持っており、原型の痕跡となるモデルが存在します。何よりも職人が証人です。

生きた証人が入りのですから、彼らからヒアリングすれば、かなり彼らになったつもりで、想像することが可能です。つまり、一人称と三人称の認識のウロボロス（自己回帰）で検証することができるということです。

認識のウロボロス（自己回帰）
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110277201

原型の痕跡となるモデルとは、それを実現する過程が明らかになっていることなのですから、それを頼りにクォータニオンを探求することが出来るでしょう。

これが現代の開発者にターゲットを当てた理由です。
続く