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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2012年07月26日 08時04分38秒

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    集合知は三人称の認識

    集合知は三人称の認識
    <四次元能版エヴァンゲリオン:知識の共有>

    ドラマでは、一人称の認識の視点固定、不確実性(先が読めない)という弱点を補間し、合成するために三人称の認識が導入されることが分かりました。しかし、やりすぎると、神の視点という事になって「面白さ」がなくなり、視聴率が下がることを意味しました。

    その三人称の認識の視点の自由度が限定されるということが「はらはらどきどき感」を生みだし、それを生むのが原作者の力量でもあると言いました。

    世阿弥は能において「面白さ」を花に喩え、「花を咲かせる術」として風姿花伝を残しました。又、花は美の比喩でもあり、能は美のイデアを面白さとして生成させる芸術であり、イデアの観点から解釈すると、三人称の視点を取り入れた花(イデア)を咲かせるノウハウが風姿花伝であるとも言いました。

    三人称の視点(認識)は視点の自由度から見ると、神のような完全な視点から科学的な視点、GoogleMAPのような視点、ドラマのような視点と言った具合に幅があります。又、ドラマの視点でもそのサジ加減によって自由度を調整することが出来ますので、それらを視点の自由度という観点で並べるとスペクトル上に配置されると言いました。

    視点の自由度の比較
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110736090

    ここまでは、ドラマやGoogleMAPなど視点の自由度(どこでも移動できる)を例に挙げて説明してきたのですが、知識を共有するという観点でも三人称の認識の説明が出来るでしょう。

    知識共有をメタファで言えばどんなメタファが相応しいでしょうか?

    「文殊の知恵」はメタファとして相応しいでしょうか?

    「三人よれば文殊の知恵」と言いますが、一人で考えるよりは大勢で考えた方がより知恵が出るということを意味しているのですが、大勢の平凡な頭より、一人の天才の閃きということも言えますので、知識を共有するとうという意味では「文殊の知恵」よりは「集合知」(文化や組織の中に知能、精神が存在するかのように見える知性)の方が適切でしょう。

    集合知は何らかの精神、つまり、イデアの力が作用して知識として現象したと見ることが出来ますから、集合知とは精神的身体=文化や組織に付帯すると看做すことができるでしょう。

    集合知は明らかに大勢の知の寄せ集めなので三人称です。大勢というそこだけで捉えると、井戸端会議も三人称です。昨今は、井戸端会議の風景は見られなくなりましたが、それに代わって出てきたのが会議です。従って、会議という場は三人称であり、集合知が存在する場であり、イデアが働く述語場です。

    続く

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