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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2012年07月28日 07時43分06秒

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    ARPANETの核心は五つのイデア

    ARPANETの核心は五つのイデア
    <四次元能版エヴァンゲリオン:補間と合成:クールとホット>

    ARPANETの基本的な「仕様」には以下のように示されています。

    1. 負荷共有
    2. メッセージサービス
    3. 情報の共有
    4. プログラム共有
    5. 遠隔ログイン

    ARPANETの仕様をイデアというのは、違和感があるかもしれませんが、仕様というのは述語であり、述語はイデアですから、何かを可能にするという意味でイデアといえるでしょう。

    {イデア⇒現象}から解釈すると、{イデア⇒仕様⇒共有・その他⇒物質的現象}であり、共有・その他はイデアとも言えるでしょう。イデアのイデアとイデアが重なってきてしまいますが、GPSを使えば、この辺の曖昧さはクリアできます。述語には作用する場としてはG(1)からG(4)の場があり、それぞれであり、その大元にはMPという即非のイデアの場があるということを忘れなければ大丈夫でしょう。

    MPイデアとG(1)から(4)までのイデアの関係はまだ明らかにしていませんが、これから明らかにされるでしょう。


    その五つ仕様としての最初のイデア:負荷共有とは何でしょうか?

    負荷共有とは、役割分担をしないで御神輿を担ぐということです。一人で請け負うのではなく、共に有するのですから、「御神輿担ぎ」をイメージするとよいでしょう。その述語の違いはイデアの違いですから、それが現象すると大きな違い(伽藍とバザール)となって現れるのです。

    次のイデア:「メッセージサービス」は意思を伝えるということですから分散している状態では特別な意味があるでしょう。

    そして、次のイデア:「情報の共有とプログラム共有」も「共に有する」です。この「共有する」イデアこそが、三人称の認識を解明する鍵になりそうですが、今は、抑えて、先にいきましょう。

    最後のイデア:遠隔ログインは、ネットに接続されているコンピュータを離れた場所からネットを通して使用する事を可能にする述語です。

    これらの五つの基本仕様がアンチ化を進める上でのイデアなのですが、何故、それがインターネット文化を現象させたのでしょうか?

    人類は縦型組織の文化を成功神話としてきたのですが、それを破壊するとするかもしれない新たなイデアとしての思考が、パラノの軍事システムから出て来たことは、陰陽論でいうところの「陽の中に陰がある」を想起させます。これを「陽イデアの中に陰イデアがある」と解釈すると理解できるでしょう。今は、それを指摘するに留め、五つの基本仕様(述語)の意味を探求していきましょう。

    三人称の認識の本質的な述語は「補間と合成」であると言いましたが、ARPANETの基本的な「仕様」には「補間と合成」があるのでしょうか?

    ARPANETの基本仕様の核心は「共有する」という述語ではないでしょうか?

    「共有」が集合知を生み出すのではないでしょうか?

    共有とは、一人で占有するのではなく、皆で分け合うことですが、しかし、分担ではありません。御神輿担ぎ的分担なのです。「御神輿担ぎ」というのは、共有の意味、つまり、分け合いながら集合させるという述語の意味をうまく表現できます。分け合っただけで集合させなければ集合知とはなりませんからね。

    そして、集合とは皆の知を集めることですから合成することに繋がります。集合知とは合成知と言っても良いでしょう。更に、合成すると言っても単に、足し合せるだけでないパッチワーク、つまり、編集的な統合があるでしょう。従って、集合知は統合知でもあるということです。ただ、統合とはパラノ的なインテグレーションを連想してしまいますので、伽藍知になってしまいますから、統合知ではなく編集知ということにしておきましょう。

    集合知<合成知<編集知となりましたが、それは三人称の認識の認識レベル、つまり、質的差異があるということでしょう。

    権力汚染されていない質の高い三人称の認識モデル
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110416611

    そうすると、次ぎなる関心は三人称の認識を集合・合成・編集する手段は何かというところへ移ります。タコが分散化をしたのですが、それ以上進化できなかったのは、身体的に分散化したからであり、仮想的な身体化を図らなかったからでしょね。その点で、千手観音は仮想的ですから、インターネット・モデルに相同しています。インターネット・モデルとは何でしょうか?

    そう。それは心のコミュニケーションです。千手観音の手とは身体的目のメタファではなく、心眼のメタファなのですね。

    タコの脳は千手観音(千の目がある)のモデルか?
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100109909638
    時代は今、インターネットのように集中から分散方向に進化していますが、ある意味でタコは先端を言っているのかもしれません。又、千手観音(千の目がある)のモデルではないかとも思えます。

    タコは無脊椎動物ですから、人間の系統とは違います。タコはいきなり分散化してしまったために大型化という方法へ進めなかったのでしょうね。分散した脳では情報を集めるのは時間がかかりすぎますから、諦めてしまったのでしょう。

    人間は集中する方向に進化して、密なる空間をつくり、意味空間まで生成して十分に進化した後で、インターネットのような脳の延長物を媒介にしてタコ・モデル(分散脳)へ向かっているのではないでしょうか?

    いずれにしても脳とは何かを考えさせる例としてタコは素晴らしいモデルです。
    ―――

    それに比べるとインターネット・モデルは、まだ、ネットワークという物理線を使っていますから、千手観音よりは下位のモデルということになりますが、しかし、そのネットワークを使って、インターネットという仮想の世界=心のコミュニケーションの世界を生成したのですから、千手観音モデル≒<インターネット・モデルということにしましょう。

    そのインターネットという心のコミュニケーションを構成している具体的な述語は何でしょうか?

    それが、五つの基本仕様なのですが、共有は既に「合成」のために使われましたので、これを除くと、メッセージサービスと遠隔ログインだということになります。

    合成とは集合させることであり、まさに寄せ集めること+アルファ(編集)です。月の映像を地球で見るためには、他者(探査ロボット)の目が必要であり、それを合成する必要がありました。

    全体を完全に合成する技http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110263229

    同じように、情報や資源を分散させたのですから、それを集約する必要があるということですね。それがネットワークという身体的ハードに依存したコミュケーションシステムです。

    つまり、合成とは共時的(時間を超越して)述語によって、全体像を把握するということになります。言ってみれば、編集的にパッチワークするということですね。

    しかし、それだけでは、全体像を把握したことになりません。月の映像の全体像とは、スナップ写真ではないからです。動く映像でなければならないのです。そのためにはスナップ写真を沢山用意してパラパラ漫画のように動画に仕立て上げなければならないのです。それが時間によって、現在から未来(過去)の姿をイメージして、その間を補う述語なのです。時間的に間を補うひつようがあるのです。それが補間であり、空間的にパッチワークして生めるのが合成ということになるでしょう。

    では、ARPANETに於ける「補間」とは何でしょうか?

    続く

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