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シムダンス「四次元能」

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  • from: 生成門さん

    2012年08月28日 06時20分24秒

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    状態の移り変わりにスポットライトを当てる

    状態の移り変わりにスポットライトを当てる
    <四次元能版エヴァンゲリオン:内部観測とオートマトン


    文を生成し認識する有限オートマトン
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111185863
    の続きです。

    オートマトンの説明はこちらが分かりやすいです。

    オートマトンの基礎
    http://www.adachi.ne.jp/users/katz/essay/automata.html

    これによると「状態の遷移」であるということですね。状態とは健康状態とか無風状態、飢餓状態とか表現することからも分かるように述語状態のことです。述語とは「事」のことですから事主義の四次元能としてはありがたいです。そう言えば数学も事主義だそうですね。

    複雑系の「基本問題」
    http://www.ritsumei.ac.jp/~tjst/doc/tjst/981cs-ohp.pdf


    陰陽論も事主義と考えることが出来そうです。陰陽論をベースにした易経の名言を見てみましょう。

    易経の名言
    http://www.earth-words.net/human/ekikyou.html

    「窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず。」がありますが、これは、「行き詰まってどうにもならないところまで来てみると、ひょんな切っ掛けで、案外打開の道が見付かるものだ。」という意味だそうですが、これなんかまさに、状態の遷移を表現しています。

    もう一つの、同じお馴染みの名言を上げておきます。それは「君子豹変す。」「小人(しょうじん)は面(おもて)を革(あらた)む。」です。

    その意味は、

    君子は時代の変化に合わせて自分を素早く的確 に変えていける。または、 君子はたとえ過ちを犯しても素早く善に立ち戻れる。小人は表面的な変化しか出来ず、本質的なものの変化を恐れる。

    です。

    陰陽
    http://www.hanachi.com/shop/hanachi/philosophy/yinyang.htm

    この陰陽論の定義を見れば、如何に「状態の移り変わり」にスポットライトを当てているかが分かります。

    陰陽論とは状態遷移論だと言ってもよいのではないでしょうか?

    以下のような表現が見られます。

    まだ宇宙が生成されていないとき、それはなにもない「無」の「状態」でした。

    「無」はまさになにも存在しない「状態」です。そのため、図などで表現することができません。

    あえて、表現した場合、円で表現するしかありません。その円でさえ、円周を描いている縁があるわけですから、正確に表現されたとはいえません。

    そののち、「混沌」という「状態」が現れました。「混沌」は大嵐が吹きすさんでいる「状態」です。このときはまだ「陰」も「陽」もない「状態」です。

    「混沌」が徐々に収まり、パッと開きます。これを「混沌初開」といいます。

    このときもまだ「陰」も「陽」もない「状態」です。この「状態」を「無極」と呼びます。

    この「無極」の「状態」から、「陰」と「陽」が分かれ出て、「太極」の「状態」に移ります。

    そのとき「陰」と「陽」が生じていますが、まだ一体です。

    この「状態」を表したものが太極図です。
    そののち「太極」から「陰」と「陽」が分離した「両儀」になります。

    「両儀」はさらに分かれて「四象」となり、「四象」が分かれて「八卦」となり、今日の万物になったとされています。

    したがって、万物はその根源である、「陰」と「陽」の両面を内在しています。

    如何でしょうか。

    陰陽論とは状態遷移論であることがはっきりと露出していると思います。これはオートマトンという視点で見たから気が付いたことであり、如何に視点の導入が大事かと言うことが分かると思います。

    陰陽論の難点はこれを数学的な表現ができていないことです。それは歴史的なことを考えるなら無理もないことでしょう。

    しかし、オートマトンを使えば表現できるかも知れません。

    引き続き、オートマトンを探求していきます。

    続く

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