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from: 生成門さん
2012年08月28日 19時27分35秒
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非決定性から決定性に変わる時
非決定性から決定性に変わる時
<四次元能版エヴァンゲリオン:内部観測とオートマトン>
一人称から三人称の認識を生成できる?
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111191671
の続きです。
決定性とは、次にどこに行くかの選択があらかじめ決まっていることですから選択の余地がないということです。これはすべてを見通している三人称のスタンスです。
ドラマで主役の一人称に、三人称が入り込んできて未来を暗示するような場面がありますが、こうした先の見通しができるのは、三人称の作家しかいないわけで、一人称の主役には一寸先が闇ですから、一人称と三人称は分離されているはずです。それはあくまで、見ている方の一人称の鑑賞者へのサービスであって、限定的です。
一人称を三人称で表現しているのではないのです。あくまで内部に留まり、一人称を三人称で表現するのでなくてはならないのです。しかも数学的に、です。
その鍵を握っているのが非決定性と決定性です。非決定性は一人称、決定性が三人称に対応するからです。ということは、一人称を三人称で表現するということは非決定性を決定性にすることになります。
なんだか難しくなってきましたが、非決定性と決定性の意味が分からないから混乱の元になっているのではないでしょうか?
こういうときは双六の戻りです。
一人称を三人称の違いは端的に現在進行形と完了形(過去)の違いでしょう。野球でいうと試合中の監督は試合にのめり込んでいます。当事者です。一方、試合が終われば反省します。反省とは過去を振り返ることです。解説者ほどではないにしても現実から離散しています。
反省するということは、あのときはこうすべきだった、このときはこうすべきだったなどという発話となります。つまり、「こうすべき」という決定的な言い方になるのです。
試合中はその時の状況でしか判断できませんし、試合はどんどん進行していくので行くのですから振り返っている暇はありません。予めこうだと宣言はできないのです。したとしてもその通りにはやれないのです。試合の状況次第なのです。そのときの状況で何かしらを選択して試合を進行させるのです。これが非決定性の意味ではないでしょうか?
試合が終わると非決定性に於かれた状況から一転して反省によって決定性に変えたのです。時間的に見ると現在進行形から過去形に変えたとも言えるでしょう。
非決定性とは決定できないではなく(それも含めて)選択肢が複数あって予め明示的に決めて置けないが、一人称の状況ではそれが直感によって決めることが出来るというようなものです。
こうした例は五万とあるでしょう。
続く-
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