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from: 生成門さん
2012年08月31日 15時51分11秒
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自己認識とは自己との対話ができること
自己認識とは自己との対話ができること
<四次元能版エヴァンゲリオン:二人称の自己認識と部分集合構成法>
一人称から三人称への変換方法
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111205448
の続きです。
内部観測の数学的表現に挑戦している高橋信二氏の「内部観測:脱構築から発達へ」
http://www.e.okayama-u.ac.jp/jafee/paper/a42.pdf
を参考にして考えています。
一人称から三人称への変換はどのように役に立つのでしょうか?
それはT/エージェントという対話の場面です。対話するからには相手が必要ですが、その前に自己と対話ができるのかどうかです。自分と話すことができなければ、他者との対話は端から無理というものです。
エージェントの対話とはエージェントselfからエージェントpartnerへの文の伝送で成り立つこととします。従って、自己対話はエージェントselfが自分の発話した文を自ら認識(自己認識)することになります。
エージェントの対話:self→partner
自己対話:self→self
このエージェントselfの自己対話は有限オートマトンからの文の一回限りのやりとりですが、有限オートマトンが非決定性か決定性かによって事態が全く異なります。つまり、一人称の有限オートマトンと三人称の有限オートマトンでは様子が違うということです。
どう違うのでしょうか?
一人称の自己対話と三人称の自己対話では、文の出力、発話については同様の性質をもつものの、文の入力、認識においては異なった挙動を示すのです。
三人称に於ける自分との対話は決定性有限オートマトン(曖昧さのないやりとり)で行われでしょう。決定性有限オートマトン上の自己認識は何の摩擦もなく進行するのです。
例えば、デタラメに発話したとします。それと全く同じ文が変換されて出てこなければなりません。入力と出力を同じにすると言うのは簡単に見えますが、いざそれを機械化しようとすると如何に難しいかが分かるでしょう。コピーマシンは決定性有限オートマトンの例でしょうがその内部構造は複雑です。
いずれにしても「オウム返し」が出来れば三人称のT/エージェントとしては先ずは合格です。発話(入力)と紙に書いたもの(出力)が一致するのが三人称に於ける自己との対話の特徴なのです。
一人称の自己との対話となると非決定性有限オートマトンで行われるわけですから、非決定性、すなわち曖昧さとなり、それが自己の認識にトラブル(混乱)を引き起こすことになるのです。
自己との対話が完成したことを示すのは発話してそれを確認できたときです。オートマトン的に言うと発話とはある状態の遷移の列(文字の並び)であり、そこから文を形成することです。つまり、その文を状態の遷移の列として変換できることで自己認識できたことになります。
続く-
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