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from: 生成門さん
2012年08月31日 17時19分58秒
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二人称の認識が自己認識に代わる
二人称の認識が自己認識に代わる
<四次元能版エヴァンゲリオン:二人称の内面化>
三角錐「話す→聞く→書く」にはクォータニオンが活躍している
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111228976
の続きです。
生命が次元を上げて出現したなら言語三角錐でも次元が上がっていかなければならないでしょう。
以下、ヴィゴツキーに則した青柳宏氏の「言語活動の充実」を参考にして言語三角錐の形成過程を示しておきましょう。
「言語活動の充実」のために
─ L. S. ヴィゴツキーの言語発達論に則して ─
Cultivating the languages of learning
青柳 宏
AOYAGI Hiroshi http://uuair.lib.utsunomiya-u.ac.jp/dspace/bitstream/10241/7331/1/05_gengo_katsudo.pdf
子どもの言語発達は系統発生の延長にあるでしょうから遺伝的です。学習して覚えるとかの類ではないということです。もっというとイデア由来だということです。だからこそ三角錐があるのです。
青柳宏氏は、子供は他者と「話す」ことで、意味の共有化(一般化)をしており、聞く主体、つまり、二人称が先ず先に存在することが前提だとしています。
更に、「話す」ことを繰り返すことで、「内言」の発達を促し、それが「話す」ことで「考える」ことを促しているのだとも述べ、更に加えて、外言(発言)から内言へ移る過程で「独り言」が現れ、それが内言による思考を促進し「書く」ことができるのだと述べています。
纏めると「話す」は「考える」ことであり、頭の内側で話すことは頭の中で考えることを促し、頭で話すことが「書く」ことを可能にすると同時に、心の内なる情動を言葉化していくことにつながっているということです。情動と言葉化とは分離できないというのはホフマイヤーやミズンと同じですね。
イデア発見方程式はあるか?
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110124510
「ホフマイヤー」の生命記号論
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100110883529
ここでヴィゴツキー(青柳氏)が言っていることで重要なことは「二人称の内面化」=内語です。二人称の認識が自己認識に代わるところです。
この内面化を取り入れて言語三角錐を作ってみました。以下の通りです。
一人称の主体(解釈):対象→言葉(記号)
一人称の主体(伝える):言葉→話し言葉
二人称の主体(聞く):話し言葉→聞く言葉
>これを繰り返す。
一人称の主体(考える):聞く言葉→内語
一人称の主体(論理階段の飛躍):内語→概念・・・三人称への切り替え
一人称の主体(考える):内語で話す→内語で聞く(独り言)・・・二人称の内面化
>このあたりから言語の発生
主体(解釈):概念→文
主体(解釈):文→文章
主体(解釈):文章→意志表現
言語三角錐の核心部は二人称の内面化であり、それが三人称の認識の原型である概念を生み出し、一人称の物事の現在進行形の状態遷移を概念の状態遷移として時間なしの立体構成(部分集合構成)を生成したことです。
生命の三角錐の記号過程では塩基配列からアミノ酸やペプチドやタンパク質(三次元)を経由して生命が出現したように、言語の三角錐では最初の言葉(原始記号)や概念化や部分集合構成(三次元)文章化を経由して、意志の表現となるところが共通しています。
これは単なる偶然ではなく、その背後に、三角錐というイデアがあることを指し示していると言っても良いのではないでしょうか?
二人称の内面化で一人対話が出来ることが可能となりましたので、高橋氏のT/エージェントselfの自己との対話に於ける危機の回避というところに話を戻りましょう。
続く-
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