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from: 生成門さん
2012年09月30日 14時13分11秒
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ミクロの世界の外部観測の限界
ミクロの世界の外部観測の限界
四次元能版エヴァンゲリオン:内部観測と三角錐>
外部観測の過信は思い込みによって生まれる
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111589960
の続きです。
外部観測の方法では現実(実在)、内実、感触を掴む事はできないのです。内実を把握するためには潜入するしかないのですが、外部観測とは、手を汚さないで掴もうとする方法なのですから、決して、内実を掴むことは出来ないのです。
もう、外部観測で内実を掴めるという幻想は捨てなければならないのです。戦争の最中にある危険地域に行かないで、どうしてその真実の写真を取ることができるでしょうか?
マクロレベルでは命を失う危険を冒さないで真実を掴むことができないのですが、もちろん、すべてがそうであるわけではないので、外部観測がまったく意味がないということではないのです。
外部観測の有効性を認めた上で、その限界を知ることが必要だと言っているのです。遠くの宇宙の姿を見る場合、内部観測をしようにも出来ませんし、深海だって行きたくても行けないところがあります。また、進化の様子を探求するにしても何十億年も昔に行くことはできません。ですから、外部観測は必要のです。ただ、外部観測の限界を知って置くべきだということです。間違っても、それが真実を知る唯一つの方法だと錯覚しないことです。
マクロレベルに外部観測という方法を適用するときの限界は上に述べた通りですが、ミクロレベルではどうでしょうか?
ミクロレベルではマクロのそれとは別の難しさがあります。それは観測技術とかの問題ではない不確定の問題です。これは不定とも異なるミクロの世界の特有の障害です。
ミクロの世界を観測しようとしましょう。すると当然、顕微鏡とかの助けを借りることになります。この当たりだとまだ対象に影響を与えないでしょうから外部観測の範疇です。実際は観測した時点で、そのターゲットを破壊していますから外部観測だからと言って対象に干渉しないとは言えないのです。
外科手術は対象をもろに傷つけますが、作用はしても相互作用はしませんから外部観測と看做せるでしょう。量子の世界とかになるとどうでしょう。高いエネルギーによる粒子加速器になりますが、これももろに内部干渉です。一見内部観測に見えますが相互作用する訳ではないので外部観測でしょう。
超大型粒子加速器でブラックホール製造実験
http://www.youtube.com/watch?v=LJGDwICwOtw
観測の対象(粒子)に粒子を使って衝突させるのですから、対象の粒子はどこかに消えてしまいます。その結果は予想も付きませんし、元も状態がどうだったのかを知ることができません。結局、知ろうとする物を知ることができないというというジレンマが生じてしまうのです。まあ、破壊するのですから当然ですね。
科学の方法は対象と接触しないことが本来的なのですが、ミクロの世界では対象と接触しないで外部観測することができないのです。やむなく作用する(破壊)するのですが、そのことによって知ることができないというジレンマに陥ってしまうのです。ここがミクロの世界の難しいところです。
続く-
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