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from: 生成門さん
2012年09月30日 18時19分20秒
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内部観測とは全人称が同時に存在している認識
内部観測とは全人称が同時に存在している認識
四次元能版エヴァンゲリオン:内部観測と三角錐>
ミクロの世界の外部観測の限界
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111590020
の続きです。
外部観測には限界があり、ジレンマがあるということを確認しましたが、外部観測の限界を超える方法があるのでしょうか?
それがこれまで探求してきた内部観測ということになるのでしょうか?
もちろん、そうであることを期待して内部観測と三角錐を結びつけたり、存在の様式から認識の様式に変換したり、一人称を三人称に変換したり、知のダイナミズムを構成したりしてきたのです。
三角錐は三つの認識の混合体
https://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111140745
普遍と一般と個別の三角形
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111504159
存在の様式としての契機モデル
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111504288
契機モデルを三角錐にする
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111504367
知の脱構築のダイナミズム(運動)
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111504689
ただ、内部観測という言葉は誤解を生む言葉です。内部観測と外部観測というのですから、どうしても対立概念で理解してしまうでしょう。これが混乱の元になっているのです。外部観測というと言うと顕微鏡で覗くというイメージが強いので、それに対して内部観測は内部に潜入するというところだけが強調されてしまいます。ミクロの決死隊のイメージです。確かにそのイメージは正しいのですが、それは喩えであって、実際にミクロの決死隊になって観測することなどできるはずがありません。潜入捜査は内部観測の例として素晴らしいモデルなのですが、ミクロの世界ではそれは逆に誤解されてしまうのです。
ミクロの世界の内部観測とは一体どのようなことなのでしょうか?
先ず、抑えておくべきことは内部観測には外部観測が取り込まれているということです。内部観測者は内部にいて、そこから出てこないのではありません。内部に潜ったままなら、それは観測とは言わない内部状態です。麻薬捜査員が潜入捜査で内部の潜っていくのですが、そのまま出てこないのならミイラ取りがミイラになったようなものです。捜査員が麻薬売人になるということですから、観測されない内部状態です。
ですから、内部観測という用語に惑わされてはならないのです。内部観測とは対象を認識する行為であって、探求、探検,研究であり、現在進行形の行為とその行為を完了して表現するという行為とが対となっている行為なのです。言い換え変えると当事者と反省者、一人称と二人称と三人称という全人称が同時に存在している認識であり、外部でもあり、外部でありながら内部であるというアクロバット的な振る舞いを求められる方法を内部観測と言うのです。
続く-
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