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from: 生成門さん
2012/12/19 04:25:24
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「いる」「ある」と「なる」が同時に成り立つとき
「いる」「ある」と「なる」が同時に成り立つとき
<三角錐を内包する象徴方程式>
「回転」とかけて「いる」と解く。その心は「?」
http://www.beach.jp/circleboard/ad00178/topic/1100200086295
の続きです。
「回転」とかけて「いる」と解く。その心は「?」でしょうか?
この答えはまだでていないようですね。
その前にコマのように廻る物の時間と回転の関係がどうなっているのかを明らかにしておかなければなりませんね。
下の図を頭に入れておいてください。
垂直方向が時間軸ですが、t>0になるというのにはどんな意味があるのでしょうか?
3次元の回転 (原点を通る任意方向の回転軸まわり)
http://www5d.biglobe.ne.jp/~noocyte/Programming/Geometry/3DRotation.html
―――
普通、何かものが「ある」場合、それはどこにあるのかが気になりますよね。上の図では、それが表現されていませんね。単に省略されているだけなのでしょうか?
記号の説明を見ても、
O:原点
OA:回転軸
P:回転前の点の位置
P':回転後の点の位置
Q:点 P を含む回転面と回転軸の交点
a:回転軸の方向・向きを表す単位ベクトル
θ:回転角
回転方向は,座標系が右手系ならば a に対して右ネジの向き,
左手系ならば左ネジの向きとする.
p ≡ O→P
p' ≡ O→P
'u ≡ Q→P
v ≡ a × u
とあるだけで、座標が出てこないのですね。特に、Pは回転前の点の位置、P'は回転後の点の位置とありますが(xyz)の表現がないのですね。
私達の常識では、世界座標(xyz)がないと不安になりますね。居場所が「ない」と言いますが、居場所が「ある」ためには席や組織といった容器や場所が必要なのですね。座標がないというのは存在していない幽霊のようですね。
そういう空間についての常識が根底から覆されるのがこの図です。この図を描いた人はこの図に中にいませんから、私にとっては第三者の三人称です。しかし、この図を見ている私もまた、この図を描いた人と同じ立場で見ています。従って、三人称になっているのです。ということは、外から覗く、所謂、外観者の視点です。
なのに座標がないのですね。では、仮に座標を入れるとします。そうすると、私という存在が図の中に納まりましたので一安心です。これが普通の感覚です。私がプールの外でプールの中で泳いでいる人を眺めている図式です。泳いでいる人がどこに「いる」のかを認識しているのです。物なら「ある」というでしょう。その認識とは、プールの真ん中とか、何番目のコースとかの位置です。それが座標という「ある」の概念です。
ところが、上の図では、Pという「モノ」が「ある」という表現がないのです。
そこで私もプールの中に入ることにします。そうすると、私はただ泳いでいるだけです。私が今どこに「いる」のかを忘れます。どこに「いる」のかを忘れても方向感覚はありますので先に進めます。つまり、今という場所(原点)があって方向があって前に進んでいるならベクトルになっているのですね。このベクトル感覚はまさに泳いでいるという現在進行形の動いている状態の出来事であり、内部観測状態であり、一人称の認識です。
しかし、私はそれだけでは不安になります。一体、今自分はどこに「いる」のだろうと思い始めます。そうするとプールの外にいた三人称の自分になるのですね。この場合は、身体はプールの中に「ある」のですから頭の中で想像しているのですね。
プールの中の位置(xyz)、そして時刻ですね。全て点です。しかも、位置は(xy)です。平面に次元を落としているのですね。時間はスカラーして時刻になっているのですね。
つまり、三人称の認識とは現在進行形の運動を停止して、スナップショット化して、スカラー化(点)した外部認識なのですね。そして、自分をスカラー化して、自己の中の「他者」=三人称と呼んでいるのですね。他者になったのですね。他者というスカラーに「なる」のですね。
プールの中の私は一人称と三人称が同時に存在するベクトルスカラー人間になっているのですね。動いている状態と静止状態が同時に存在しているのですね。
こうした芸当が出来るのが「人間」なのですね。問題はこのような状態にある物事(世界)を図に表現するとどうなるのでしょうか?
続く-
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