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from: 生成門さん
2013/02/08 09:57:44
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認識の素は未来にある
認識の素は未来にある
<即非螺旋認識ゴマのメカニズム(4)>
未来は過去である
http://www.beach.jp/circleboard/ad00178/topic/1100200152152
の続きです。
生命の最初の認識は
A'= (p)*A*(p-)
です。これが
A''= (q)*A'*(q-)
となってフラクタルに続くのですね。常に認識は過去が未来に絨毯されるのです。コマをレンマ関数の繋げるためには、認識ゴマの未来を過去で説明しなければなりません。
ところが認識ゴマの図では原点を未来と過去としたために現在から未来へと時間が流れるので矢印が反対になってしまいました。どうしても時間は過去から未来へと流れるという外観者の視点に立っているのですね。この呪縛から逃れられていないようですね。内観者にとって存在するのは現在であり、現在には時間が存在しないのですね。時間が存在するのは原点に立った時、つまり、内観者としての三人称の視点に立ったときなのです。
外観者の視点には立てないのですね。原点が過去なら時間が過去から現在に流れると認識できますが、それは記憶があるからです。普通に考えれば未来とはまだ来ないときです。つまり、未来は体験ができないのですね。未来には記憶がないのですね。
このままだと時間が流れて未来がやってきて認識されるということでしか説明ができないのですが、そうなると未来永遠に来ないのですから厄介なことになります。認識が生成するためには消滅しなければならないのではないでしょうか?
陰陽の認識としたのですから対生成対消滅しなければならないのではないでしょうか? 認識が消滅するためには時間も消滅しなければなりません。時間が消滅するためには時間が過去から未来へ通り過ぎていくだけのイメージでは不可能です。電車を外から眺めればそのようなイメージになりますが、今、あなたは電車の内にいるのです。いつまでたっても現在にいるのです。幸い、未来と過去が対として原点にあるのです。これをよりどころにして、認識が原点で対生成して、現在で対消滅して光となって対生成すると考えられないでしょうか?
認識というのは常に過去と未来についての意識なのですね。現在に於いて無なのです。指示しがあるだけという言い方もできるでしょう。認識空間という言い方は現在の円盤のことですが、それは指し示し空間であり、認識された空間という意味ではないということが正しい理解ですね。このように考えると認識は陰陽であり、同時に存在すると言いましたが、同時の意味が円盤状ではなく、斜めの線、想起と願望に移行して行くことになるでしょう。
陰陽の時間が対で生成されるのなら、未来の認識(願望や心配)も同時に生成されることになります。そうすると、未来は過去であると言ったのですから齟齬となってしまいます。過去に依存する未来であり、しかも、未来には記憶がないのにどうして認識が未来から生成されるのかという新たな問題を抱え込むことになります。
この問題はベクトルの性質を考えると解決します。未来のベクトルは単位ベクトルだけが生成されるということです。単位ベクトル(長さが1のベクトル)はいつでもどこでも生成できますので対生成されるとしても問題はないでしょう。一方、記憶はスカラーですので単位ベクトルがあれば、普通のベクトルになりますので、過去の想起は想起ベクトルとなります。その想起から未来の認識の素である単位ベクトルにスカラー部がくっつくことが認識生成のメカニズムなのです。
そういう意味で認識の素は未来から来るのですが、それは単位ベクトルのことであり、それにスカラーがついて始めて認識が生成されるのですね。従って、未来は過去であるというのは正しいですし、未来から認識(の素)が来るというも正しいのですね。認識が「未来からくる」という見方は認識ゴマを描いてみて気が付いたことです。普通、認識ゴマの心棒は原点から中心を突き抜けて先に延びるように描くのが常識ですが、それは暗黙に外観者になっていること事を意味しているのですね。ベクトルの向きが逆になってしまうと、未来を過去の関数として表現できなくなってしまうのです。何故、未来から持続のベクトルが原点から現在に向かうのでなければならないのかについては現在に於いて持続のベクトルが消滅しなければならないからですが、詳しいことは後でベクトルを計算するときに明らかにします。
認識の対生成・対消滅という考え方が出てきましたが、この生成消滅について思い出すのは粒子の生成消滅です。下の図は「現代物理と仏教を考えるページ」から引用しました。
http://www6.ocn.ne.jp/~kishi123/page032.html
この図は時間が逆向きの粒子が表現されていますが、色々な見方ができます。例えば、過去からやってき粒子が光を放出して、その粒子が過去へ遡っていき、未来から時間を遡ってきた粒子が光を吸収して、その粒子が未来へ進んでいきます。光となった瞬間は時間が消滅したとも解釈できます。これは時間が逆向きに進む粒子というものが存在しなければ説明できない仕組みです。
認識ゴマにも同様の事が言えるのかもしれません。そこで、この考え方を取り入れた認識ゴマに修正しました。具体的には、現在という認識平面(円盤)は認識生成のための指示し空間であり、時間が消滅する瞬間です。持続のベクトルは矢印を原点から現在に向かう方向としました。それに対応して、願望と想起のベクトルも原点からスタートして斜めに進み円盤の淵、つまり、円盤の中心から来る指示しの終点と合体するベクトルに修正しました。
これを使って認識が生成消滅するメカニズムを明らかにします。
続く-
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