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from: 生成門さん
2013年08月21日 15時34分03秒
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ポロックからデ・クーニングへ
ポロックからデ・クーニングへ
<PS理論:絵画における三人称から一人称への流れ>の続き
http://www.beach.jp/circleboard/ad00178/topic/1100200403119
絵画における三人称から一人称への流れでは横軸に指示表出、縦軸に自己表出としていますが、言い換えると指示表出とは対象の再現です。写実主義とは古典の芸術スタイルですが必ず描く対象があります。静物画にしてもその対象がいるのですね。
対象を正確に写すのが写実(写生)ですから、それを機械にしたものが写真ですね。これと同じスタイルが数学です。Xからyへの変換を写像と呼びます。yが実数や複素数なら、この写像を関数と呼びます。また、モデルとも言いますが、モデルには式や模型のようなものもありますし、要するに、現実世界を記号に変換したものと言えるでしょう。どんな場合でも対象がありきなのですね。対象を正確に写すのが重要なのですから対象の再現⇒指示された対象の表出⇒指示表出⇒三人称なのですね。
指示表出の対極にあるのが自己表出です。文字通り、自己を表出するのですから一人称ですね。しかし、対象を描かない表現というのは存在するのでしょうかね。ピカソは二つの顔を書いていますが、顔を描いたのではなく視点を表現したのですよね。自分には過去が二つに見えるという思いがあったのですね。でも対象が全くなかったのでしょうか? 確かに外にはなかったでしょうが、心の中にはあったのではないでしょうか?
ダランベールだって、力を感じる式F-ma⇒MP(即非)を構成するときブランコに乗っている場面など想像して、その均衡するイメージがあったと思うのですね。
ダランベールの原理は三人称認識を一人称認識に変換したものである
http://www.beach.jp/circleboard/ad00178/topic/1100200376535
全く対象がないというのは信じられないように思います。ところがそのピカソを突き抜けてしまった人がいるのですね。それがポロックです。
ポロックは対象を描かずに自己の内面を直接あらわす絵画をめざしました。ポロックの表現には具体的なイメージが何も見当たりません。ポロックの既知外(枠を超える)にいち早く気づいたのがデ・クーニングです。デ・クーニングが考えたのは、古典の対象の再現をもち込んだのです。三人称の対象の再現を一人称として表現することを考えたのですね。
デ・クーニング
http://artprogramkt.blog91.fc2.com/blog-entry-27.html
デ・クーニングは三人称を一人称で表現したダランベールと同じことをしたのでしょうか?-
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