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from: 生成門さん
2009年07月31日 08時52分05秒
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複素平面が意識を作り出す(3)
複素平面が意識を作り出す(3)<補完共振>「マンデルブロ集合の図」は下記から引用しました。http://www.asahi-net.or.jp/~uc
複素平面が意識を作り出す(3)
<補完共振>
「マンデルブロ集合の図」は下記から引用しました。
http://www.asahi-net.or.jp/~uc3k-ymd/Sketch/Mandelbrot/mandel01.html
マンデルブロ集合の図
マンデルブロ集合といわれるフラクタルな図が意識のパターンを表しているということになりましたが、本当のそうなのでしょうか。それを確認することは後にして、マンデルブロ集合の図がどのようにして作られるのかを理解しておきましょう。
マンデルブロ集合の図は複素平面の回転、即ち、畳み込みによって生成されます。これを式で示すと、Z(n+1)=Z(n)^2+Cという表現になります。ただ、この式を理解するのに難しい数学を理解する必要はありません。
コンピュータを使えば、Z(n+1)=Z(n)^2+Cの式のnの大きな範囲とC の様々な値に対してZがどうなるのかテストすることは簡単です。実際にZとCがどのようになるのかをプロットしてみましょう。
実際にプロットした図がマンデルブロ集合といわれる図です。この図では、横軸を実軸、縦軸を虚軸にとった複素平面内の図形として表されます。次の図の黒い部分(Cの点の集まり=集合)がそうです。
マンデルブロ集合の図
この図の黒い部分がCの値であり、発散しない(無限にならない)ことを意味しています。人間の成長の話でいえば、私の生まれつきの能力Cがこの範囲にあれば成功するということです。「たれ」の場合であれば、ノウハウCがこの範囲にあれば、味は代々の味を維持できるということになります。
これが脳であるなら、黒い部分は自己の意識が生まれるCの範囲ということでしょう。では、脳におけるC=初期条件とは何でしょうか。意識とは、朝目が覚めたときに、確実に、しかも瞬時に戻ってくるあの意識です。あれがどこから来るのかです。それが無いということは即死を意味します。ピンクの部分は、死か精神障害に陥っているということになります。それは脳死です。
意識の発現には虚があり、空があり、無意識があるでしょう。脳におけるC=初期条件とは、意識と無意識を発現させる最初の引き金ということです。最初の引き金と何でしょうか。これについては、ここでは保留しておきます。
この図の意味を意識との関係で解釈するのは、もっと後のことになります。まだまだ準備不足だからです。しかし、実軸について上下対称となっているところは意味深です。実軸は左側の凹んだ部分と右側の針の部分を結んだ線になりますが、ここに意識が現れるということになります。それ以外は無意識ということにします。
この奇妙な球根のような形こそが、これまで吟味してきた不思議さを表現している形であり、意識と無意識の形なのです。
この形はどのようにして作られたのでしょうか。詳しくは「マンデルブロ集合」を参照してください。
http://www.asahi-net.or.jp/~uc3k-ymd/Sketch/Mandelbrot/mandel01.html
以下、編集して引用しました。
Z(n+1)=Z(n)^2+Cを計算してみましょう。
Z(0)=0からスタートします。nを順次繰り上げていくと、Z(1)=C,Z(2)=C^2+C,Z(3)= (C^2+C)^2+C,,,,,となります。各CとZは複素数なのでC=a+ib、Z=x+iyと表すことにします。
簡単にするために、Cが実数の場合で考えます。Cを実数とするとZもすべて実数値となります。横軸をCに実数a、縦軸をZのxとして、この点列の挙動をプロットしたのが下の図です。
図の左側から始まる一本の線は、1点に収束(不動点)しています。その後、この線は2つに分岐します。これは2点間を交互に移り変わることを意味します(周期2)。それから4つに分岐(周期4)します。分岐は、2の冪(べき=2の二乗)、つまり、鼠算式に分岐していき、やがて複雑に入り込んだ挙動をします。
点が密になっているところはカオス帯とよばれます。その中で、白く抜けた帯状の部分は「窓」とよばれます。また、左端と右端の途切れた領域は、発散(±∞)を意味します。
つまり、マンデルブロ集合には、
(1)1つの点に収束する(不動点)
(2)有限個の点の間を行き来する(周期振動)
(3)有限の領域内を不規則に動き回る(カオス)
の3つの挙動を示しています。
この集合は初期条件のCが半径2の円内にあることが分かっています。このことから、繰り返し計算で、Zが半径2の円を超えるとその点列は発散すると判定します。
―――
少し分かりにくいので、具体的に数値を入れてみましょう。「マンデルブロ集合の不思議」を参照してください。
http://azisava.sakura.ne.jp/mandelbrot/definition.html
以下、編集して引用しました。
C を -1としてみましょう。
z1 = 02 + (-1) = -1
z2 = (-1)2 + (-1) = 0
z3 = 02 + (-1) = -1
:
となります。
この場合の特徴は、-1と0の間を揺れ動くことです。心臓の鼓動のように振動するのです。振動と発散の違いは、nを大きくしたときに、Zが発散(無限)するかしないかです。既に見たように、Cが+1では無限に発散してしまいます。C が -1の場合はマンデルブロ集合に属す点(黒い部分)となります。集合というのは、発散しないCの値の集まりということです。
では、C = -1 + iではどうでしょうか。
z1 = 02 + (-1 + i) = -1 + i
z2 = (-1 + i)2 + (-1 + i) = -1 - i
z3 = (-1 - i)2 + (-1 + i) = -1 + 3i
z4 = (-1 + 3i)2 + (-1 + i) = -9 - 5i
:
となります。
どんどん絶対値が大きくなっていくように見えます。 従って、Zはnが大きくなると発散してしまい、C = -1 + iはマンデルブロ集合に属さない点となります。
―――
再び、「マンデルブロ集合」から引用します。http://www.asahi-net.or.jp/~uc3k-ymd/Sketch/Mandelbrot/mandel01.html
この分岐の挙動とマンデルブロ集合の領域との対応を示したのが次の図です。
分岐図は実数のみで確かめた図ですが、
マンデルブロ集合の方は複素数全体で示した図です。
実軸に沿って、3つの黒い球根の大きい順にそれぞれ不動点、周期2、周期4
となって、針の部分がカオス帯となっているのが分かります。また詳しく見ると、針の部分に団子のような小さな球があり、この領域は周期3の「窓」に対応していることが分かります。カオスの中にも更に構造があることが伺えます。
―――
フラクタル構造が意識の発現であるということを検証するために、マンデルブロ集合の図がどのように作られるのかを示しましたが、まだ意識の発現について結論的に言える段階ではないようです。もう少しカオスの淵を歩かなければならないようです。向こう側に落ちたら万事休すです。「カオスの淵で」を参照してください。
http://mnemosyne.de-blog.jp/lens_align/2007/04/post_6f67.html
以下、編集して引用しました。
何故、自然界においてフラクタル構造が発現するのでしょうか。それが効率的だからでしょうか。しかし、自然が意思を持って、これが効率的だと判断したのでしょうか。意識=意思は脳に発現したのであって、はじめから、意識があったわけではありません。ですから、意識がないのに、意思があるわけがありません。ですから、ここではその効率というもの目指してそうなったという説はとりません。効率的というのは後付けに過ぎないからです。自然がその形を目標として「選択」したのではないのです。
だからといって、ただ貴方任せの環境に適合する受身のプロセスで、たまたまそのような形が選択されたというのではありません。環境との相互作用で共に変化していく中での必然的な結果としてそうなったと考えています。これは捉え方の問題ではありません。
自然が意思を持ったから形が現れたのではなく、又、貴方任せの偶然のプロセスで、たまたまそのような形が選択されたのでもない、第三の選択があるのです。それは、複素平面という四次元の世界、つまり、効率性というイデアがあり、それに適合する形が自然界に発現したという理屈です。これはエネルギーの有様と関係します。
エネルギーは真空に閉じ込められていますが、揺らぎによって、陰陽に分岐して出てきますが、そこから先は、分岐図に示したように、再び真空に戻るか、分岐を重ねてカオスになります。この別れ目をつくるアルゴリズムがあります。そのアルゴリズムとは、エネルギーを最小の形で保存する効率的な形を残そうという宇宙の意思です。
先ほど、自然には意思はないと言ったのですが、今度は意志があるといいました。矛盾していると思うでしょうが、ここが言葉の用法の難しいところです。自然とは三次元の世界の現象ですから、意思は働かないと言ったのであり、宇宙は四次元ですから、宇宙の意思が働くと言ったのです。これは小さな差異が大きな差異を生むといったマンデルブロの集合図と同じく、ここでも、イデアというエネルギーを認めるか認めないかで、結論に大きな差異が生まれるのです。
宇宙の意思を認めれば、つまり、エネルギーを最小の形で保存する効率的な形が、イデアとしてあり、それが現象化するときに、ある割合で系統的に現出するプロセスがあるのです。現出するプロセスをすべて、宇宙の意思が支配しているわけではなく、後は三次元の現象を発現させる空のダイナミズムに任せられているのです。それをアルゴリズムといいます。このアルゴリズムを三次元の人間が見ると、自然があたかも、意志を持って、効率性を求め、結果としてそのすばらしい形を現したように見えるのです。四次元的に見れば、形とはエネルギーが保存される形であり、それが最小になるように選択されるのです。
次元の誕生でも述べましたが、真空から陰陽イデアのエネルギーが飛び出してきた後、無数の衝突があり、大概は真空に戻ります。その中には、一次元粒子(光)となり、二次元物質(水素)となり、ついに三次元物質(ヘリウム〜放射性元素)までに進む場合があります。次元の進化とは、エネルギーを最小の形で、より多く保存する方向に進むのであり、その最初の事件はヘリウムが出来たときです。具体的な形で現れたのが正四面体という形であり、これが最も少ないエネルギーで保存する形だったのです。
つまり、エネルギーを閉じ込める最も効率的な形が正四面体イデアであり、それに適合するように四つの粒子が結合して正四面体の形を作ったのです。この場合、四つの粒子であればなんでも良いのではなく、陽電子2と中性子2がなければならなかったのです。
生命の進化も、エネルギーを最小の形で、より多く保存する方向に進むのであり、それは、環境に適応しやすい遺伝情報の繰り込み、畳み込みという空のダイナミズムによって推進されるのです。
ここまではフラクタル幾何学のほんの触りでしかないのですが、すべての現象は、エネルギーを最小の形で、より多く保存する方向に進むとして考えてみると、宇宙になぜ「形」があるのが明らかになってきたのではないかと思います。
脳は、この宇宙で最も複雑な形でしょう。生命の進化が、エネルギーを最小の形で、より多く保存する方向に進むとした場合、脳はより多く保存する形なのでしょうか。脳はエネルギーを消費しますが、それ以上にエネルギーを保存しているのでしょうか。
遺伝子はわずかのエネルギーで、沢山の生命体を生みますから、そのエネルギーの保存量は莫大です。脳に意識が発現したことは、エネルギーの保存量が増加してことになるのでしょうか。現在の私達の現状を見ると、そのようにはなっていないようです。物質文明を作り上げたのですが、新しく物質を作り出しているわけではなく、あるものを組み替えているだけです。それどころか、石油を燃やしてエネルギーを大量に消費しているだけです。決してエネルギーを保存しているわけではありません。宇宙の精神から見ると、脳への進化は失敗だったのでしょうか。脳への進化が失敗ではないとすると、何か他の選択があるはずです。それは脱化石エネルギー消費文明です。
脱化石エネルギー消費文明の可能性はあるのでしょうか。それはあります。宇宙は真空で満ちているのですから、真空、即ち、イデアエネルギーをエネルギーに転嫁することが出来れば良いのです。イデアエネルギーは無尽蔵なのですから、エネルギーを保存したことになるでしょう。これなら宇宙エネルギー保存協会から表彰されること請け合いです。-
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2009年07月31日 08時35分44秒
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複素平面が意識を作り出す(2)
複素平面が意識を作り出す(2)<補完共振>「マンデルブロ集合の図」は下記から引用しました。http://www.asahi-net.or.jp/~uc
複素平面が意識を作り出す(2)
<補完共振>
「マンデルブロ集合の図」は下記から引用しました。
http://www.asahi-net.or.jp/~uc3k-ymd/Sketch/Mandelbrot/mandel01.html
「マンデルブロ集合の図」
まだ、妄想の段階ですが複素平面のぐるぐる回転が意識を生み出すといいました。それは、脳が正四面体重合の宇宙の法則(イデアが現象化するという空のダイナミズム)によって生まれたものであり、空のダイナミズムは自己相似な形を生むアルゴリズムだからです。
脳における空のダイナミズムとは複素平面のぐるぐる回転であり、そのアルゴリズムは畳み込みです。この畳み込みが、ある特有の模様を生み出すのです。その模様が意識であり、自己に相似な形なのです。意識は自己を自己に繰り越すのです。つまり畳み込むのです。そうして生まれたのが意識なのです。
意識が生まれる前は感情ですが、それも同じアルゴリズムで生まれたのです。生物は進化の最初では単純な条件反射的な反応しかしませんが、それも意識や感情の前段なのです。条件反射的な反応ループから感情へ飛躍したのは、畳み込みによって感情ループが出来たからなのです。更に、感情ループが畳み込まれることによって意識のループが出来たのです。
話が飛躍してしまいましたので、アルゴリズムに戻りましょう。
自己に相似な形の代表はフラクタルな形です。この形が人工的に複素平面の回転によってつくられることを示したいと思います。そこで、フラクタルの生成について理解しておきましょう。「カオスの淵で」を参照してください。
http://mnemosyne.de-blog.jp/lens_align/2007/04/post_6f67.html
以下、編集して引用しました。
目に見える自己相似のパターンだけでなく、動的なパターンはどのように生成されるのでしょうか。それは畳み込みによって生成されたのです。最も有名な図がマンデルブロー集合の図です。マンデルブロー集合の図が作り出される畳み込みの仕組みを理解すれば、誰でも複素平面が意識を作り出すと思うでしょう。
マンデルブロ集合の図は複素平面の回転、即ち、畳み込みによって生成されます。これを式で示すと、Z(n+1)=Z(n)^2+Cという表現になります。ただ、この式を理解するのに難しい数学を理解する必要はありません。「塵も積もれば山となる」というよりは、麺の腰を出すのに何度も折り畳んで、伸ばしして、又畳むという作業をしますが、それを式で表現していると思えばよいでしょう。
これが繰り越し、畳み込みの意味を表しているのです。式はこれ以外にもいろいろありますが、マンデルブロはこれを最初に考えたのです。この式の意味は、自己に自己を畳み込んで、それを繰り返すという操作を記号で表現しているのです。これを文章で表現すると長たらしいことになりますが、麺の腰を強くするという例では頼りがないでしょうから、他の例でやっておきましょう。説明は稚拙かもしれませんが、大事なことは「畳み込む」という述語が式になっているのだということです。
それでは、畳み込みを「私」という人間に当てはめてみます。つまり、私の成長を考えてみるのです。私は毎日反省します。nを今日とすれば、Z(n)は今日の私です。反省とは、鏡に映した私との対面です。それを{今日の私*今日の私}、つまり、Z(n)*Z(n)=Z(n)^2とします。単純に「今日の私」だけを畳み込むのではないことが、意味の深いところです。反省を瞑想と置き換えても面白いでしょう。
「反省」と言ってもいろいろです。どんな立場、状況にあるとか、生まれ付きの文化などによってもその反省の内容に影響するでしょう。テロが生まれるのは恨みです。悟りが生まれるのは、差異の共振的な態度からです
何を言いたいのかといいますと、この式は、恨みも悟りも生むということです。それを決める重要な要素が初期条件なのです。初期条件とは、この式では「C」のことです。これまで小さな差異が大きな結果をもたらすと言ってきたのですが、小さな差異が初期条件「C」のことなのです。ボタンの掛け違い、バタフライの羽ばたき、テロに生まれた人の体験した事件などがCなのです。
今日の自己を反省した結果はZ(n)^2+Cですが、それが明日の自己Z(n+1)に繰り越されます。明日が今日になれば、明日の自己Z(n+1)が今日に繰り越されてZ(n)になるでしょう。こうして自己反省した私は明日に繰り越されて、それが又繰り越されて、つまり、成長して今日まできたのです。そして、成長した私自身がここにいるのです。
この後はどうなるのでしょうか。それは、この繰り越しと畳み込みを繰り返すのみであり、文化や立場や生まれつきの能力によってはどこに落ち着くのかは分かりません。テロになって、自爆するときもあるのです。それは、最初のちょっとした差異によって大きく運命が変わってしまうのです。運命を宿命として受け入れるかどうかですが、それは本人の努力があります。本人の努力はどこに示されているのでしょうか。それが「^」です。畳み込みは、単に為すがままの受身の式ではありません。自と他、つまり、環境との相互作用があるのです。
いずれにしても、こうした繰り越しと畳み込みによって、「私の成長」を簡単に式で示したのが
Z(n+1)=Z(n)^2+C
なのです。Z(n)^2=Z(n)*Z(n)ですから、
Z(n+1)=Z(n)*Z(n)+C
です。
もう一つの例で考えてみます。
日本には昔から「たれ」を継ぎ足して、先祖代々の味を保存するという技があります。ここにも繰り越しによる畳み込みがあります。明日の「たれ」は、今日の「たれ」に何かをして、何かを加えて、明日の「たれ」にします。
それを式にすると、
明日の「たれ」=今日の「たれ」*今日の「たれ」+「たれ」の味を決める初期条件(材料、温度・圧力など)
となります。
今日の「たれ」*今日の「たれ」というのは分かりにくいかもしれませんが、掻き混ぜるとか顧客の反応を考慮するとかと解釈してみましょう。こうしたやり方を毎日すれば、代々の味が保存できるというのですが、果たしてそうなのでしょうか。それが問題なのです。
このような式は漸化式(順次に繰り越す)といい、明日の私は今日の私によって決まり、明日の味は今日の味によって決まるというものです。正確に言えばn +1番目はn番目によって決まるというわけです。
この式の初期条件Cを1として、Z(n)^2ではなくZ(n)としてみましょう。すると、Z(n+1)=Z(n)+1となり、Z(0)=0とすれば、私達が良く知っている自然数1、2、3、4、5、6、7、8、9、、、となるでしょう。
ところが、マンデルブローの式はZ(n)^2ですから、1、2、5、26、、、、となるでしょう。ここから先はどうなるでしょうか。すぐに値が大きくなるので、計算が出来なくなります。無限になることは予想がつくでしょう。
Cを1としましたが、実際は複素数であり、その上にZ(n)^2となるわけですから、先がどうなるのかを予想するのは容易ではありません。複素平面は回転するので、プラスになったりマイナスになったりするでしょう。これが曲者なのです。
複素数が^2で繰り越しされるのですから、波のように振幅していくでしょう。つまり、入力と出力の関係が直線的ではないのです。指数的に膨張したり、ある値に収斂したりするでしょう。更に、Cの値もいろいろ有り得るのですからに、どうなるか全く予想が出来ないのです。
複素数とは、実と虚で出来た数字ですから、Z=x+yi,C=a+biと表現されます。味や人間の成長というのは、単純な数値では計測できないので線形ではないでしょうから、複素数的な挙動を示すでしょう。しかし、どうなるか予想が出来ないのでは困ってしまいます。そこで、複素数的な挙動がどんな挙動するのかを予め知る方法があるのです。それを示したのがマンデルブローの集合の図なのです。
マンデルブローの図を作る前に、Z(n+1)=Z(n)^2+Cの例で示した「私の成長」と代々の味を保つ「たれ」の行く末が何故予測出来ないのかを説明しておきます。
人間の多くの寿命は高々100歳未満です。その程度の畳み込みでは、この式の結果がどうなるのかを知るのは無理なのです。例えば、C=1ではZは∞になることは簡単に分かりますが、複素数になると100程度の畳み込みの結果では、nをもっと増やした場合、最後にZの値がどうなるかは、全く予想ができないのです。100歳で成功した人でも、千年も生きる人がいたら、その時にどうなっているかは分からないというのと同じです。一寸先は闇といいますが、まさにその通りなのです。「郡盲、象を撫でる」の喩えにあるように、一部が凹んでいるからといって、全体が凹んでいるとは限らないのです。私達は宇宙ビッグバンで、大きくなっているといいますが、本当にそうであるかどうかは分からないのです。
どうすれば、全貌を知ることが出来るのでしょうか。それには、複素数的な挙動の全貌を知るためには、Z(n+1)=Z(n)^2+Cの式を狭い範囲ではなくて、nをすべての範囲で見ていかなければならないのです。木を見て森を見ないという諺がありますが、小さな範囲で物事を見ているだけでは、正しい姿を見ることはできないことは良くあることです。非周期の彗星が戻ってくることがありますが、それは虚の軌道から四次元を経て戻ってくるからです。三次元という世界という仮定では想像もつかないことです。「未来から戻ってきた彗星」を参照してください。http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100077755560
四次元までに視野を広げると思いがけないことが起こるのです。複素平面は四次元ですから、この全貌を知れば、「たれ」や「人間の成長」の行方も分かるでしょう。
さて、Z(n+1)=Z(n)+1ならば単純な数字の列1、2、3、4、5、6、7、8、9なので行き着く先は∞です。何も思いがけないことは起こりません。しかし、これが複素数となると単純ではありません。
Cは複素数であり、それがマンデルブローの図の特徴であり、結果に大きな影響を与えるのです。例えば、人間の成長の場合では、Cは生まれながらの能力や文化でしたが、これがちょっと変わっただけで人間の成長の姿に影響を与えるということです。Cを生まれたときの家柄や国としても、容易に理解できるのではないでしょうか。
「たれ」の場合にも同じことが言えます。C=初期条件を変えることで、結果に影響を与えることは簡単に推測できるでしょう。Cの値は無数にあるのですが、その値によっては、無限に発散することもあるでしょうし、ある値に収斂することもあるでしょう。人間の場合なら、無限に発散するとは、気が狂うことかもしれませんし、「たれ」の場合なら味が失われるということになるでしょう。
ある値に収斂するとは、人間の場合、悟りを獲得することを意味するのかもしれません。「たれ」の場合では、味が安定しているということでしょう。
毎日、自己反省すれば、私は確実に成長し、「たれ」を付け足していくだけなら、いつまでも変わりおない味が保証できると思うかもしれないのですが、それがそうではないことをこの式は主張しているのです。
私の寿命は百歳までもないのだから、この式は意味がないと思わないで下さい。私の成長というのは喩えであり、もし、これを「脳の中の能」だとしたらどうでしょう。脳の中では電子の速さで動いているのです。そこには外部からの情報が無数に入ってくるのであり、畳み込みが瞬時に行われているのです。意識が芽生えるという仕組みはいまだに解明されていないのですが、それはこの畳み込みを見ていないからではないのではないでしょうか。「脳の中の能」を見るためには、電子の畳み込みを式で表現しなければならないでしょう。そうすればnはとてつもない大きな値になるでしょう。折り紙を折るなどといった程度ではすまない数の畳み込みの量なのです。網膜に映った風景が瞬時に認識できるといった芸当は、瞬時にすべての畳み込みが行なわれているからです。
瞬時にすべての畳み込みを行うというのは手作業では無理です。Z(n+1)=Z(n)^2+Cの式のnを大きくして、いろいろなCの値のすべてについてZがどうなるのかを確かめなければならないのです。そこででてくるのがコンピュータです。プログラム化してコンピュータでテストするわけです。コンピュータを使えば、Z(n+1)=Z(n)^2+Cの式のnの大きな範囲とC の様々な値に対してZがどうなるのかテストすることは簡単です。実際にZとCがどのようになるのかをプロットしてみましょう。
実際にプロットした図がマンデルブロー集合といわれる図です。この図では、横軸を実軸、縦軸を虚軸にとった複素平面内の図形として表されます。次の図の黒い部分がそうです。
「マンデルブロ集合の図」は下記から引用しました。
http://www.asahi-net.or.jp/~uc3k-ymd/Sketch/Mandelbrot/mandel01.html
この図は実軸について上下対称となっています。つまり、実軸は左側のへこんだ部分と右側の針の部分を結んだ線です。この奇妙な球根のような形こそが、これまで吟味してきた不思議さを表現している形なのです。-
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2009年07月31日 08時24分18秒
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複素平面が意識を作り出す(1)
複素平面が意識を作り出す(1)<補完共振>四次元のメガネが複素平面であると言ってきましたが、まだそれをはっきりとイメージできる人はいないでしょう。そこ
複素平面が意識を作り出す(1)
<補完共振>
四次元のメガネが複素平面であると言ってきましたが、まだそれをはっきりとイメージできる人はいないでしょう。そこで、もう少し、複素平面が威力を発揮している場面を考えていきましょう。「四次元のメガネのからくり」を参照してください。
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100083186369
以下、引用しました。
1*i*i=i*i=-1の式は意味が深いと思います。i*i=-1というのは左回転の操作です。もし、右回転させれば、i*-i=+1となります。これはiの位置からの話です。これを-iの位置から回転させたらどうなるのでしょうか。右回転させれば、-i*-i=-1となります。左回転させれば、-i*i=+1となります。
ここで自己認識の方程式{i*(-i)⇒1,i*-(-i)⇒-1}を思い出してください。=と⇒の違いはありますが、i*(-i)⇒1はiの位置から右回転させた場合、i*-(-i)⇒-1はiの位置から左回転させた場合です。又、i*(-i)⇒1を-i*i⇒1とすれば、-iの位置から左回転させたことになり、i*-(-i)⇒-1を-i*-i⇒-1とすれば、-iの位置から右回転させたことになります。
このような回転と操作の関係は、何を意味するのでしょうか。それが虚数の不思議なところであり、四次元メガネの強力な所なのです。それにしても虚などという名前をよくもつけたと思います。虚こそが真実なのです。
おまけに、虚と実が繋がっていないにもかかわらず、i*(-i)⇒1でもわかるように、*は交差させるという意味で、⇒は通過させるという意味から、虚と実が交差点で重なっていることを示しているのです。
⇒は=と違って意味深長な記号です。虚=実ではなく、虚⇒実なのです。回転と操作でいうところの起点と終点なのです。その不思議さをもたらすのがiなのです。
―――
複素平面の不思議さをもたらすのがiの回転ということですが、具体的にはどんな応用が可能なのでしょうか。
複素平面がぐるぐると回転すると次元の誕生秘話で述べたように次元化(収縮)と現象化(膨張)が起こります。「四次元の誕生の秘話」を参照してください。http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100082056787
次元化(収縮)とは畳み込みであり、現象化(膨張)は繰り越しです。この畳み込と繰り越しは空を介して行われるのであり、その仕組みを空のダイナミズムであると述べました。
空のダイナミズムによってもたらされるのが複素平面の不思議さであり、それを単的に示すのがここで取り上げるフラクタルな図形なのです。フラクタルな図形とは自分に似た形が繰り返し現れる現象です。フラクタルにはこの複素平面が関わっているのです。フラクタルについては下記を参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/フラクタル
以下、編集して引用しました。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フラクタルの例(マンデルブロ集合)
フラクタルは、フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念です。図形の部分と全体が自己相似になっているものなどをいいます。
フラクタルの具体的な例としては海岸線の形などが挙げられます。海岸線は接近して見ると複雑に入り組んだ形状をしていますが、更に、接近すると細かい形状が見えてきます。つまり、小さな部分をいくら拡大しても同じように複雑に入り組んだ形状をしているのです。これに対して、一般的な図形は、拡大するにしたがって、その細部は変化が少なくなり、なめらかな形状になっていきます。そして、海岸線の長さを測ろうとする場合、より小さいものさしで測れば測るほど、大きなものさしでは無視されていた微細な凹凸が測定されるようになり、その測定値はどんどん長くなっていきます。したがって、このような図形の長さは無限であると考えられます。
ーーー
自然界に見られるフラクタルな形状の多くはこの自己相似のパターンをとります。例えば、木の枝の分かれ方、氷の結晶、貝殻の模様などはすべて自己相似です。星や惑星が、現時点にあって概して球形を取るのもすべて自己相似です。
ところで、意識は目に見えないのですが、自己相似のパターンなのではないでしょうか。意識がどういうものか説明しようとすると、意識は非物質であり、測定にかからないので困難が伴います。更に、ややこしくしているのは、物質的な基盤(脳)に非物質な意識が生成されることであり、他に例がないことです。
ただ、パターンや模様や形といったものは非物質であり、物質的な基盤に生成されるということでは類似性があります。もともと物質といえども、イデアという基盤から生成された形に過ぎないのです。例えば、最初の物質はヘリウムであり、正四面体という形だったのです。
物質が形ならパターンや模様と同じ非物質になってしまいます。このように考えていくと物質と非物質の区別は曖昧になってしまいます。意識は脳という物質を基盤にして生成されますが、その物質は正四面体という非物質の重合によって生成されました。脳もその延長にあります。物質の属性は正四面体重合の程度により色々なものが生成されます。例えば重合により元素、無機物、有機物、遺伝子、タンパク質、生物といった物質が生成されますが、そこには階層性と多様性があります。
しかも、その段階ごとに属性が現れてきます。属性とは粘性、重さ、伝導性などといった物理的特性であり、測定可能なものです。しかし、それ以外に非物質的な属性も現れてきます。木の枝の分かれ方、氷の結晶、貝殻の模様といった形がその例です。この模様の特徴は既に述べた通り自己相似のパターンです。
一方、脳は、階層的には正四面体の重合として現れた最後に物質ですが、当然、様々な属性も現れています。物理的な特性としては、脳の複雑な構造であり、神経伝達です。それらは脳生理学が対象とするところですので、これ以上ここで詳しくは述べる必要はないでしょう。手付かずにいるのが意識であり、四次元能が無謀にも、その正体を掴もうと躍起になっている対象です。
とりあえずは、その意識は脳の非物質的な属性と考えて行きます。厳密には身体との関係を考えなければならないのですが、それは又別の話になります。今、問題にすべきことは、意識の出目に関しての大きな仮説といいますか、妄想をしていることです。この妄想とは、意識の非物質的な属性が自己相似のパターンではないかということです。
この妄想が果たして単なる仮想なのか、仮説になりうるのかを吟味したいのです。朝靄のように、いや、電子の雲のように、実体はないのですが、あるかのように見えるところまで突き止めたいのです。そうすれば、シムハンターの皆さんにも、意識は自己相似のパターンであると思ってもらえるのではないかと思うのです。本稿はそのところまで行きたいと思います。
それには、自然にある自己相似という形がどのような仕組みで生まれるのかを解明しなければならないでしょう。それから意識の生まれる仕組みを解明しても遅くはありません。自然にある自己相似の形が生まれるには、そこにはあるアルゴリズム(決まった手順)があるでしょう。そのアルゴリズムは、コインを入れてボタンを押せば、缶ビールが出るといった、一つの答えが必ず出るように予め決まっているような自動販売機ではないでしょう。それでもアルゴリズムですからめちゃくちゃな論理ではないでしょう。
私達の常識でも、こうすれば次はこうなると決定されていても、最初の僅かの違いが、次第に、大きくなって最後は、とんでもないところに行き着くようなことがあるのはないでしょうか。いわゆるボタンの掛け違いです。手順は同じなのですが、最初に違いが、結果を大きな違いになるのです。風が吹けば桶屋が儲かるとかの話も、それに近いでしょう。南米のジャングルのバタフライが羽ばたくとニューヨークで雨が振るなどといいます。これは、専門的にはカオスの領域の話になるのですが、ちょっとした揺らぎが混沌とした状態から秩序が生まれるのです。これもちゃんとしたアルゴリズムなのです。もしそのようなアルゴリズムがあるならば、人工的に作って形を示せるのではないでしょうか。それを実際に作ってくれた人がマンデルブロです。
そこで、彼に教えてもらったマンデルブロの図を人工的に作ってみましょう。やってみることが、何よりも理解する上で早いのです。四次元能は臨床的編集を得意とするのですから、妄想や思考実験を武器とするのです。それでは自己相似を生み出す思考実験を始めます。
自己相似とは、フラクタルな図形であり、それは複素平面の「空のダイナミズム」によってもたらされると述べましたが、フラクタルこそが自分に似た形が繰り返し現れる現象です。自分に似た形を繰り返すことが自己相似なのです。
それを可能とするのが、複素平面のぐるぐる回転であり、「畳み込み」と「繰り越し」という操作によって行われるのです。「畳み込み」とは、時間や空間を畳み込むことです。「繰り越し」とは、それを次の畳み込みの原資にすることを意味しています。家計簿の繰り越しと同じ意味と考えてよいでしょう。
つまり、「畳み込み」と「繰り越し」によって不思議なこと(最初の僅かの差異が大きな変化になる)が起こるのです。以後、「畳み込み」と言ったときは「繰り越し」が含まれていることにします。物が見えるためには、網膜での「畳み込み」が重要な役割をしていることを示しました。これも小さな差異(一つの光が届く)が大きな差異(視野が開ける)になった例でしょう。詳しくは「何故物が見えるのか」を参照してください。
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100076588450
又、イチローが四割を打つには、差異空間を畳み込まなければならないとも言いました。これも小さな差異(ボールの動き)が大きな差異(ボールを打つ)になった例でしょう。「イチローは四割を打てるか」を参照してください。
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100083954751
脳は四四面体重合によって生成した結果であり、そこから意識も生成したのではないかという仮説を提示しました。これも小さな差異(ニューロンの発火)が大きな差異(意識)になった例でしょう。重合とは畳み込みのことでもあるのです。「脳は四四面体重合」を参照してください。
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100083949086
「混沌(カオス)としての空っぽの器」でも、そこには複素平面がありました。これは小さな差異(イデア)が大きな差異(現象)になった例でしょう。「混沌(カオス)としての空っぽの器」は、カオスから秩序が生まれる空のダイナミズムであり、あらゆる現象を統括するアルゴリズムなのです。「混沌(カオス)としての空っぽの器」については下記を参照してください。
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100083268184
小さな差異(イデア)が大きな差異(意識現象)になることを、これまでは空を介してとか、差異の共振、反共振とか、空のダイナミズムであるというような曖昧な言い方でしか説明してきませんでした。アルゴリズムというような厳密な仕組みとして整合的な説明ができませんでした。
それはフラクタルの生成についての十分な知見がなかったからです。ところが、マンデルブロという大魔神(ビッグナビゲータ)が現れたのですから、大いなる勇気を持って、このフラクタル図形が人工的に複素平面の回転によってつくられることと意識が生成されることを示せるのではないかと思うのです。-
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2009年07月24日 14時03分19秒
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HHスパイラルの二つの円盤は繋がっていない
HHスパイラルの二つの円盤は繋がっていない<ティトムとの共振>四次元能は、宇宙がどのようにして生成されるのかを探求しています。既に四次元とは複素平面で
HHスパイラルの二つの円盤は繋がっていない
<ティトムとの共振>
四次元能は、宇宙がどのようにして生成されるのかを探求しています。既に四次元とは複素平面であり、それがぐるぐると回転することで、不思議な形が現れると言いました。意識と宇宙が現れる仕組みは同じであるとも言いました。それを複素平面上に人工的に表現したものがマンデルブロの集合の図であると云いました。ティトムとの共振は、一気にはそこまで飛躍は出来ませんが、四次元のイメージであるHHスパイラルの二つの円盤が繋がっているのか、いないのかを明らかにしておかなければならないでしょう。
今回は二つの円盤がターゲットです。詳しくはテラー5を参照してください。
http://momloveu.com/titom-teller-j/index.files/Page535.htm
以下、編集的に引用しました。
宇宙サイクルにクラインの壷を重ねたのは、そこに四次元性が隠れていることを明らかにするためです。四次元性とは、因果がない、無限がない、時間は流れないなどですが、その基本はなんと言っても陰陽対称性にあります。
既に述べたように四次元は時間回廊=クラインの壷で繋がっていました。内と外が入れ替わるということは無限大と無限小も所詮反転するということです。この世が直線であるというのは光の陰謀(陰光)であり、錯覚に過ぎません。その証拠にゴムひもの両端を摘んで輪ゴムを作ってみましょう。相対するものが、紐に沿って反対方向に別れたとしてもいずれ出会うでしょう。いつ会うのかは輪ゴムの大きさによるでしょう。四次元宇宙は天球モナドであり閉じているのです。四次元では無限はないのです。
無限が意味を持たないなら正四面体重合に対する解釈も修正しなければならなくなるでしょう。正四面体重合の図の正四面体1・2番は反転関係にあります。クラインの壷がここにも隠れていると解釈すれば理解できるでしょう。従って、正四面体3番は必要が無くなるということです。
無限大と無限小が繋がったので、大も小も意味がなくなるのが四次元の特徴なのです。全てが空であるとも言えます。
ゼロ次元はすべてがゼロです。ゼロを無限に含んでいるのです。そのゼロが虚であり四次元であるとすると、空=虚ですから空は特異点であると同時に、すべてが空であるということになるのです。
ここまでは正四面体は内接する球があり、それに外接する球があり重合していくと考えました。そうすると無限の罠に嵌まってしまうのです。図では描くことが出来ませんから、誤魔化すことが出来ますが、有能なシムハンターは誤魔化せません。
正四面体1と2番は反転の関係にあるのですから、もう正四面体の内接、外接は意味を持たなくなるでしょう。正四面体重合は色即是空・空即是色の隠喩でもあるでしょう。しかし、その反転の図式こそが真実なのです。三次元では時間が一方向に流れていますから、内→外、外→内として分離してきましたが、こうした空間では、これも意味がなくなるでしょう。
正四面体の一つの面=正三角形には、内側の正四面体の頂角が、頂角には外の正四面体の面が接しています。しかも、その内と外の正四面体は同じものです。これを三次元ではどうしても描くことはできません。一つの三角形の面だけを中心に考えると、HH天体は皿回しの様ででよう。皿回しは一つの皿に一本の棒ですが、HH天体は一つの皿に三本の棒があります。つまり、三本の直線(正四面体の辺)が突き抜けているわけです。このときの三本の直線を同じ長さにし、それぞれ中心を面との交点に持ってくると六つの頂点が重なるでしょう。ややこしいのですが想像してみましょう。HHスパイラルが三つ入ったように同時に廻るのです。これをイメージするのはかなり瞑想が要るでしょう。
なんとか力を振り絞って、三次元から見た四次元球を瞑想して見たいと思います。勢いで四次元から見た四次元球を描けないでしょうか。かろうじてイメージは湧くのですが、絵にする術を持ち合わせていません。多能な球を描こうとすると10枚以上必要になり、描写後はチンプンカンプンとなるでしょう。これはピカソに依頼することにして、四次元能は再びHH天体の話に戻ります。
この天体の映像から何を読み取るかが重要です。HH天体の時系列の図から四次元の謎解きの四次元瞑想をしてみましょう。
この図には二枚の円盤があり、上下にジェットが噴出しているという典型的な宇宙サイクルを示しています。
二枚の円盤の間は見にくいですが、上と下の円盤は繋がっていないでしょう。繋がっていなければ回転しているでしょう。どちら向きに回転しているのでしょうか。推測ですが回転方向は互いに逆だろうと思います。
円盤の手前側は右から左に流れており、ジェットは円盤を貫通してないように見えます。貫通はしてないのですが、相互に関連してはいるでしょう。上は上、下は下で分離されているようなので、円盤は逆回転と推測したのです。
図をよく見てみましょう。円盤の回りにモヤ(*)がかかっているのが分かるでしょうか。
*
↑
◎
この円盤の外側と中央との間にはとんでもない関係があり、その間には想像以上の速度差があるようです。ここでは三次元のメタファーで説明するのは誤解を生むので止めておきます。回転体からジェットが出てくるような例は見つからないからです。
図を見て上下のジェットが切れていると確信しました。上と下に吹き出しているからです。それ以外に上と下に別れている理由が思いつかないのです。
下の図は繋がっているように描かれていますが、これは間違っているのでないでしょうか。
http://www.cosmiclight.com/imagegalleries/stars.htm
下図を引用しました。
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2009年07月24日 11時54分35秒
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HHスパイラルの花火
HHスパイラルの花火<ティトムとの共振>HHスパイラルには、四次元に繋がるいろいろな形が見えてきています。これはテラー5の続きです。詳しくはこちらを参
HHスパイラルの花火
<ティトムとの共振>
HHスパイラルには、四次元に繋がるいろいろな形が見えてきています。これはテラー5の続きです。詳しくはこちらを参照してください。
http://momloveu.com/titom-teller-j/index.files/Page535.htm
以下、編集的に引用しました。
円盤はただ丸いのではなくパラボラアンテナのような形をしています。ここにも隠されたストーリーがありそうです。確かなことは円盤もジェットも回転の産物だということです。ジェットと同じような現象を見ておきましょう。もう間歇泉のようなイメージは不要でしょう。直角噴射と言えばガンマ線です。このジェットは放射能のかたまりだろうと思います。光の粒をはじく〜 レーザー光によるコンプトン陽電子源 〜を参照してください。
http://www.kek.jp/newskek/2007/mayjun/ComptonScattering.html
以下、編集して引用しました。
暗闇の中で懐中電灯の光にボールを投げつけると、ボールは一瞬光って、そのまま通り過ぎます。懐中電灯から発した光がボールに当たって、周りに散らばることで、そばにいる人にその光が見えるようになるのです。
では、散乱された光はどうなるでしょう。ボールを思いきり強く投げれば、ボールの勢い(エネルギー)は光に乗り移ります。つまり、高いエネルギーの光が発生することになります。
ボールの代わりに電子を光の速さ近くまで加速してからぶつけると、電子の勢いを効率よく光に伝えることができます。
―――
ここで大事なことは、次元との関係はどうなっているのかということです。無の海では光と電子は相互に作用しています。無の海とは空でありゼロ点です。それが見える形として、光や電子が衝突するとは一次元現象として現れるということです。光子と電子は点ですが、それが波として振舞うときは線になり、次元が上がるということです。電子が光にぶつかると光はその向きを変えて散乱します。それは平面の生成といえるでしょうか。もしそうなら、ここには複素平面があるということです。光の散乱する角度はいろいろあるようですが、これが直角になるとどうでしょうか。そこに複素平面が隠れているとなると問題は複雑です。四次元が隠れているとなることになるからです。直角になる例を探してみましょう。
こんなに見事な直角噴射のジェットがありました。この直角噴射の由来はどこにあるのでしょうか。
http://www.cosmiclight.com/imagegalleries/stars.htm
―――
このようなすばらしい現象がただの偶然で現れたと思わないのは誰でも同じでしょう。このような現象は、身近なところにもあります。その例としてミルククラウンを取り上げます。
HH天体のパラボラアンテナのスカートの形はミルククラウンに似ています。
http://milk.asm.ne.jp/chishiki/crown.htm
下の図を引用しました。
―――
ミルククラウンの図を引用したのは、衝突したら粉々にくだけるという私達のイメージを砕きたいためです。交通事故なんて最悪ですが、ミルククラウンは実に美しいでしょう。美しい衝突というものがあるのです。
宇宙でも衝突があるでしょう。このミルククラウンから隠喩的に類推すると、ジェットの噴射の中央部分は、直線方向に向かうものと、ディスクの円盤方向にも噴射しているように思われます。これまでの文脈では降着円盤からジェットへと流れるとしてきました。この天体ではしっかりした降着円盤は見えないので、独特の仕組みを考える必要があるでしょう。
降着円盤だとすると逆回転は考えにくいのです。いずれにしても、このスカートの裾は悩ましいです。直線と円盤の双方に噴出しているとすると、空から一次元と二次元が同時に生じてしまうことになります。次元が同時に生成するという混乱に拍車がかかります。瞑想が足りないのかもしれません。
瞑想を続けたら閃きがきました。このHH天体の寿命はそんなに長くないということです。そこで花火の打ち上げを想像してみました。花火は花が開くような火の形です。火はエネルギーです。従って、ここにはそれなりの仕組みがあるでしょう。同様にHH天体にも上下円盤の逆回転には何かが隠されているはずです。宇宙空間では竜巻が上下円盤の逆回転で起きるとこのような姿になるようです。
HH天体の上下円盤の間をもう少し吟味してみましょう。何もなく見えない空間ですが、何もないということはないと思うのです。ティトムでは宇宙で回転しているものや回転そのものには特別の地位を与えてきました。この天体は四次元の格好のモデルになるでしょう。それには、どうしても上下円盤が逆回転している証拠を探さなければなりません。ただし、写真を見て幽霊が映っているなどということにならないようにしましょう。写真というのは騙されやすいものです。まして、はるか彼方の映像です。十分に注意を払いましょう。
この逆回転の推理を続けることにしましょう。何しろHH天体は三次元の宇宙では珍しい現象です。このような現象を体験できたことは、ダーウインが進化論を構想したきっかけとなったガラパゴス諸島と遭遇したと同じくらいに価値のある出来事なのです。
たばこの煙のトーラス、捻り風船、この二つの要素をHH天体は含んでいるようです。トーラスについては、直線を維持するにはトーラスの芯がある必要があります。更に、上下の円盤が逆回転とすると捻り風船の中心部分そっくりになります。トーラスは磁界を、捻り風船は電界を形にしたものです。ティトムでは最初から、この捻り風船の電界を突き抜けるトーラスの芯があることに注目してきました。この両者を組み合わせたモデルとして、ヘリカルコイルの形を当てはめてみました。
HH天体は、電界と磁界を生み出すエンジンと看做すことができるのではないでしょうか。誕生から50万年ほどの原始星「HH 30」を見てみましょう。この図では逆回転が見えるでしょう。降着円盤方式だと円盤間の分離はこんなにくっきりとは出ないでしょう。
http://www.astroarts.co.jp/news/2000/09/28hst/index-j.shtml
ここでHH天体を四次元モデルとするための要素を検討しておきます。
・ 上下円盤が逆回転している。
・ 捻り風船は電界を示している。
・ 円盤の間は切れている。
・ タバコの煙のドーナツにはジェットが双方向に吹き出している。
・ 地磁気タイプのトーラスはモデルからはずす。
トーラスをはずしたままでは四次元モデルは完成しないでしょう。更に瞑想を続けましょう。
HH天体の図でジェットが花火のように分散している状態はトーラスのようにも思えますが、トーラスだったら、これほど急激にバラケないでしょう。何らかの構造を持ち込む必要をあると思っています。つまり、上下円盤を逆方向に捻れさせているもの、そしてジェットをバラケさせているものは何かということです。
それは上下円盤の中心にそれぞれ逆方向に、ものすごく速く回転するものがあるということです。ジェットについては、その回転体が中心からはなれてゆくと同時に回転力を弱めていきます。そして花火になるのです。円盤については、地表の竜巻に観測されます。いわば回転するミルククラウンです。
何故、逆回転の車輪が二つできるのでしょうか。その理由にも決着をつけましょう。正4面体重合とも関係してくるでしょう。-
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2009年07月06日 21時19分50秒
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イチローは4割を打てるか(7)
イチローは4割を打てるか(7)<補完共振>イチローが150km(A)のストレートと120km変化球(B)の両方を待つという態度は、この差異(A・B)を
イチローは4割を打てるか(7)
<補完共振>
イチローが150km(A)のストレートと120km変化球(B)の両方を待つという態度は、この差異(A・B)を受け入れた態度であり、差異に共振した姿です。共振するということは陰陽イデア=即非ABを受け入れることです。
一般的に言えば、陰陽イデアの陽を自=A、陰を他=Bとすれば、即非ABは自他の差異ということになるでしょう。ストレートをAとしたのは、ストレートの選択が自己肯定を意味するからです。反対にBは否定されたので他者否定となるのです。それを式で表せばi*-(-i)⇒-1となるのです。
陰陽イデアの陽を自=A、陰を他=Bとすれば、イチローが対応しなければならない即非ABはボールの差異だけではないことは容易に理解できるでしょう。ストレートと変化球の即非ABだけが差異ではないのです。
打者としての自分と他者としてのピッチャーの対峙という差異、それ自体が自他の差異なのです。更に、身体の延長であるバットとどのように打つかを考える自分の心という自他の差異もあり、観客と自分という自他の差異、自分を見ている他者としての自分という自他の差異、その他もろもろの自他の差異があります。これらすべてが共振し増幅した結果が、本来の差異の共振的打者であり、虚のエネルギーを実エネルギーとして反転させることができるのです。
差異共振的打者は相手ピッチャーと対峙するに際しても即非的な観点で自他の差異を考えるのですからリズムを大事にするでしょう。共振とは心的なエネルギーの共振なのですから、リズムの共振でもあるのです。式で言えばi*(-i) ⇒+1でなければならないでしょう。
どのようなケースでも相手のリズムに合わせてはならないのです。相手のピッチャーもタイミングをはずすためにいろいろ工夫をするのですから、呼吸が会わないのは当然です。打者によっては苦手なピッチャーがいるようですが、それは相手との呼吸が会わないからです。その上に先天的に呼吸が会わない相手もいるようです。それを式で表現すると自分iが自己否定の-iになるので-i*(-i) ⇒-1の反共振となるのです。
それをリズムの共振、i*(-i) ⇒+1に持ち込むには、イチローの儀式が必要なのです。バッターボックスに入り、屈伸運動をして腕をまくり侍のスタイルをするのはその現れなのです。どうしても、自己のリズムで打てないときは、奥の手である-i*-(-i) ⇒+1、つまり、自己も否定し、相手も否定するという捨て身の術があります。
これは150kmのストレートも待たない、120km変化球も待たないという態度です。ただ来たボールを打つだけに専念する打ち方です。目に頼らない無眼流です。プロになりたてのころは無心でバッターボックスに立ちますから、誰でも、このような態度になるのです。「初心忘れるべからず」なのです。
ただし、ただ来たボールを打つだけというのは点で打つ打法ですから、次元低下となります。点のありようが問題なのです。初心者の点はゼロ次元の点であり、虚空のない実空です。
三次元の点は虚空のある実空です。ゼロ次元の点はまだ畳み込みがないのです。同じ点でも、虚のある点とない点では、大きな差異があるのです。初心者の点と三次元に畳み込まれた点=虚空の違いを実感するには、ナックルボールを想像すればよいでしょう。
ナックルボールというのは、球速は遅いのですが、揺れながら落ちたり曲がったりするので軌道が読みにくい変化球です。これを打つのは来ることは分かっていても至難の業なのです。ストレートとの組み合わせはないので速度の差異はないと考えてよいでしょう。しかし、ナックルボールは揺れながら落ちたり曲がったりするのでそれ自体が差異空間となっているのです。
それでも絶対に打てないわけではありません。ゼロ次元の畳み込みがない点=実空で捉えても打てることは打てるのです。しかし、大抵の場合は打ち損ないとなるでしょう。このボールを確率よく打つためには、三次元の点の畳み込まれた点=虚空として捉える必要があるでしょう。それには差異空間の収縮という技を磨くことです。この技は空間を伸縮させる訓練ですが、コップを捻って伸ばしてドーナツの形状にするというトポロジーの世界にいくことになります。「イデア・イメージ・ビジョン 」を参照してください。http://www.c-player.com/ad00178/message/20090228?format=time
以下引用しました。
「連続的な変形」をすれば、ドーナツを取っ手のついたコップにすることができ、その逆もできるのです。では頭の体操です。実践してみましょう。コーヒーカップを用意してください。想像を逞しくして、自在に変形して、ドーナツにしてみましょう。コーヒーカップを引っ張ったり、縮めたり、曲げたり、捻じってたり、引き伸ばしたり、そのほかどのように変形しても結構です。ただし、ちぎったり、ちがう点をいっしょにする、などのことはしないでください。どんなに変形しても、不変に保たれることが、コーヒーカップとドーナツを述語的に同一視(同じ)する条件なのです。如何でしょうか。ドーナツの形への移し変えができましたか。答えはこちらです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8D%E7%9B%B8%E5%B9%BE%E4%BD%95%E5%AD%A6
これはマジックではありません。二つの図形(コーヒーカップとドーナツ)は、変形(述語的に)しても、区別されないのです。この図形はまだ三次元の図です。
ですから、実際に作れます。しかし、クラインの壷は作ることができないので厄介です。
―――
四次元能では、この能力を高めるためのシムダイアグラム(四次元脳を支援ソフト)を開発する予定にしています。
話を元に戻しましょう。
身体の延長であるバットと心との差異に関しても同様のことが言えます。心とはボールを打ちたいという心です。それがiであり、-iがバットということになります。ボールを打ちたいという心は、目と繋がっています。ボールを打ちたい心iとバット-iを共振させて、i*(-i) ⇒+1をどう実現するかです。
人馬一体、心身脱落といったように表現されるように、心と体が一体になった状態が最適です。ボールを打ちたい心は二つの球種を待つ心ですからボールを良く見る心です。その心とバットが良く反応するのです。
ボールを打ちたい心でストレートを待っているとポイントが前に行きますからバットは始動が早くなり、ボールを良く見られなくなります。差異空間が線になり次元が低下して線になるのですから「ここに来るはずだ」という予想で打つことになります。差異空間の収縮が単純化されるのです。ところが、思った以上に変化するので、思ったようにはスイングさせてくれないわけです。これでは心と体が一体になった状態とは言えず、心と体がばらばらなのです。
心身脱落のi*(-i) ⇒+1にするには気合の入ったバットスイングをすることも大事です。ピッチャーに気持ちの入ったボールを投げられるとなかなか打てません。それを科学では測定できないでしょうが実感はできます。同様にバッターの気合が入ったバットスイングかどうかはすぐに分かります。気合の入っていないバットスイングでは芯に当たって飛んでいかないのです。
如何にバットに虚のエネルギーを伝えるかが大事なのです。打ちたいという心を抑えてポイントを後ろに持ってくることです。それには狙い球を絞らずに、両方を待つことです。そしてボールを点=虚空で捉えるのです。私達は目がボールを捉えると思っていますが、厳密に言えば、そうではありません。目がボールを捉え脳で認知したときが捉えたと言い換えても厳密に言えばそうではありません。目であれ、脳であれ、それは大した問題ではありません。
捉えたのはボール自体ではなく、光が反射して網膜に映るボールのイメージなのです。これが問題なのです。本当のボールはどこにあるかなのです。
ボールを捉えたと思ってスイングをするのでしょう。バットはボールの軌道に沿ってインパクトの瞬間に向かって行くのですが、ボールの方は球種によって軌道が変化します。MLBではストレートでもほとんどが動きます。そうでないと、いくら早くても打たれてしまうのです。ですからボールを捉えたと思ってスイングをするのですが、インパクトの瞬間に芯が少しずれるのです。
打者にとっての最大の課題はインパクトの瞬間の芯のずれをどう最小にするかということなのです。そのためにボールを捉えてスイングをするのですが、そのズレを読んで微調整することなのです。捉えたのはボール自体ではなく、光が反射して網膜に映るボールのイメージなのですから「目に誑かされるな、心眼でみよ」というような言い方になるのです。
ボール自体を捉えるためには体重を後ろに残してポイントを後ろに持ってきて、ぎりぎり迄待って、それから鋭くスイングをすることです。つまり、ボールのイメージとボール自体を一致させるのです。そのためには三次元の差異空間を収縮させるのです。その点がインパクトする点であり、畳み込みのないゼロ点ではなく、畳み込みのあるゼロ点=虚空なのです。これを動体視力とか身体能力に還元してはならないのです。本質は差異の共振的な態度にあるのです。
ところが、大概のバッターは長打を狙ってストレートに合わせてポイントを前に持ってくるのです。そうすると早く始動することになりボールから目が早く離れてしまうので、芯がずれる割合が大きくなるのです。軌道が素直でボールが真っ直ぐ来てくれれば、それでも芯に当たることもあるでしょうが、そう甘くはないのです。
ホームランだけを狙って、打率は三割弱で満足するならそれでも良いのですが、四割を目指すなら絶対にポイントは後ろでなければならないのです。バントというのは確実にバットにボールを当てなければならない打法であるということです。ホームランは絶対に無理ですが。
ポイントを後ろに置くと早いボールには遅れてしまいますから、これをどうクリアするかが新たな課題です。薬物によらないで解決しなければなりません。
結論としては、どんなボールでも三次元の点の畳み込まれた点=虚空として捉えなければならないということです。三次元の点の畳み込まれた点=虚空として捉えるには二つの球種を待つことであり、自分のリズムで相手を引き込むことです。
それを事も無げにやっているのがイチローなのです。その証拠にイチローは「固め打ち」ができています。バットコントロールがいいということです。バットコントロールとは、差異空間を伸縮自在にコントロールできているということです。イチローが差異空間を伸縮自在にコントロールしている項目をリストしてみましょう。
・ 点=虚空=心眼で打っている。
・ どんな球が来ても対応する。
・ 好きな球だけを待っていない。
・ 引き付け打っている。
・ ストライクゾーンを広げている。
・ 自分リズムで打っている。
・ 観客を味方にしている。
・ 自ら楽しんでいる。
このようなことからWBCの苦しみを乗り越えた今年のイチローには四割の可能性が見えてきています。それでも四割というのは難関です。イチローに落とし穴はないのでしょうか。「イチローの固め一の記録」を参照してください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/khiroott/article/217
以下、編集して引用しました。
イチローは43.5%の割合でマルチヒットを打っています。1試合あたり1.42本です。1安打では物足りない気がするのは当たり前です。ノーヒットの試合はわずか18.8%です。262安打の2004年はマルチヒットの試合が49.7%、やや不調だった2005年、2008年は30%台です。ただ、2008年でも無安打の試合は19.1%です。イチローにとって不振なシーズンとは、ヒットが出ない試合が多いのではなく、マルチヒットの試合が少ないシーズンなのです。
さて、今シーズンはどうでしょうか。ノーヒットの試合は10.1%、そしてマルチヒットの試合は昨日分まで含めて53.6%です。1試合あたりの安打数は1.63と2004年とほぼ同じですが、固め打ちの密度はかつてない濃さです。その上、4月、5月、6月と打率を上げてきています。最多安打262か、打率.400か、何か大記録を成し遂げるかもしれません。糠喜びは禁物ですが、好調に滑り出した7月を注視しましょう。
―――
ノーヒットの試合はわずか18.8%、その逆にヒットを打った試合は81.2%です。只今の一試合あたりのヒット数は1.63です。これだと5打席廻ってきますから四割になりません。2.00で四割なのですから、せめて1.80まで上がらないと行けないと思います。そんな大変な数字を達成できるのは、単に技術だけではないことは確かでしょう。
四割を達成するためには、あと何が必要なのでしょう。そう。それは観客との共振です。観客と楽しむことです。それが出きるのがイチローなのです。
アウエーとホームでは誰でもそうですが気持ちの持ち方が違ってきます。アウエーで試合を楽しむことなんかは出来ないのが普通でしょう。それでも楽しめるのはどうしてでしょうか。
イチローは自己の気持ちiと観客の気持ち-iを共振させて、i*(-i) ⇒+1を実現するからです。ホームではi*(-i) ⇒+1が比較的実現しやすいでしょうが、アウエーでは自己が否定されるのですから、-i*(-i) ⇒-1となりやすのです。ここをどうクリアするのです。それは敵と味方という考え方を乗り越えることです。
-i*(-i) ⇒-1を、-i*-(-i) ⇒+1とすれば、i*(-i) ⇒+1になるのではないでしょうか。それには試合を楽しむことです。-i*-(-i) ⇒+1とは自我を捨て、他我を無視することです。そうすれば自己と他己の共振i*(-i) ⇒+1になるでしょう。
「イチローが掴んだ試合を楽しむ境地」を参照してください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asow/article/202
以下、編集して引用しました。
私達は仕事をプライベート同様心底楽しめているでしょうか。仕事とプライベートの2つの差があまり無いのがイチローです。試合を楽しんで見えるように見えます。その根拠は今日のエラーに現れています。
なんでもないキャッチボールかというくらい正面よりやや下よりのライナーをこぼしてしまったのです。グラブの土手に当てたかなりかっこ悪いエラーです。それをイチローが何故やってしまったでしょうか。
それは3塁からのタッチアップを最短スピードで、本塁で刺そうと思ったからです。
今、彼は自分にやれることを自分で選んで自分のタイミングで実行しています。今回は大失敗したけど、それは楽しんでいる証拠です。”イチロー”と”大失敗”は関連性が少なそうだと思いますが、それが起こったのです。今、イチローは子供のようにただただヒット打とう、アウトをとろう、シンプルにそう思ってやっていると思うのです。これが怪我でチャンスを得ている選手ならまだわかるのです。試合に出られるのだ!やってやる!となりやすいからです。
でもイチローは試合に出続けてきています。それが開幕8試合欠場しただけでこんなに楽しめているなんて、本当に野球が好きな証拠です。何がそこまでの境地にたどり着かせたのでしょうか。何故そこまで楽しもうという要素を見つけるに至ることが出来たのでしょうか。
―――
イチローは敵と味方、仕事と遊び、ストレートと変化球、観客と選手、心とバットという、あらゆる反共振的な原因となる二元対立を乗り越えているのです。ゼロ次元の点で打つのではなく、三次元の点=虚空で打っているのです。イチローは差異と共振する打者であり、差異と共振する打法を磨いているのです。
あと何が足りないのでしょうか。何もありません。敢えて言うならイチロー自身と自分の中の他者という差異と共振することでしょう。
イチローの非打率六割の実現、結果としての打率四割実現を願って!
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from: 生成門さん
2009年07月06日 21時08分17秒
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イチローは4割を打てるか(6)
イチローは4割を打てるか(6)<補完共振>150kmのストレートと120kmのチェンジアップの差異をどうすれば乗り越えることができるのでしょうか。この
イチローは4割を打てるか(6)
<補完共振>
150kmのストレートと120kmのチェンジアップの差異をどうすれば乗り越えることができるのでしょうか。この差異の強度(強さ)を乗り越えたものだけが四割打者になれるのです。
現在のMLBでは、イチローとジョー・マウアー(ツインズ)がその資格を持っているのでしょう。二人ともボールを呼び込んで打つバットコントロールの良さが似ています。
イチローがオープンスタンスにして、スタンスを少し小さくしたのは、インパクトの瞬間まで差異空間を広げたということです。ストライクゾーンを縦横方向に加えて奥行き方向に広げるということです。奥行き方向に広げるということは、それによって呼び込んで打つために長くボールを見られるということです。
呼び込んで打つということは差異空間を収縮させて点にすることです。この差異空間は伸縮自在なのであり、それがバットコントロールということになります。イチローのストライクゾーンは他の打者に比べてかなり広いのです。それはバットコントロールが良いので、どこに来ても打てるということです。
さすがに、四球が少なく、ゴロが多いのでマイペースだという批判がされるのですが、それは差異共振的打法が理解されてはいないと言うことです。主流の考えは「狙って打つ」です。アメリカではそういうもともと「狙わずに打つ打法」はないのです。極論すればホームランしか価値がないのですから、ホームランを打てる球を狙って打つのです。
ですから、イチローのようなバッターはアメリカでは育たないのです。しかし、イチローのいるマリナーズはバントが多くなってきたように思います。それはホームランばかり狙っていても勝てないからであり、貧打が多いからでしょう。チームの事情は別にして、イチローが四割を打てば文句はないのです。
差異の脅威を乗り越えるには、差異を受け入れ、差異空間を伸縮自在にして、ボールを呼び込んで打つことです。差異を否定すれば、相手のイデアは見えないので差異が不確定となり、打てる確率は悪くなります。次に何を投げるのかを読んで決め付けて打つというのでは三割が関の山なのです。それでも三割打てれば、レギュラーですから、データ野球などと言われるようになったのですが、いくら読んでも三割台の下の方で止まるのです。四割を打つには、読んではならないのです。読んでもいいのですが予想がはずれても対応できなければならないのです。
予想がはずれても対応できるためには、差異と共振しなければなりません。四割を打つにはスキゾ脳で無ければなりません。パラノでは差異と反共振してしまうので、三割台の下で止まりなのです。
投手の投げるボールをA(ストレート)とB(変化球)とします。差異と共振するということは、AとBを受け入れることです。つまり、AとBの両方を待つことです。AかBかどちらかに絞って山を張ってはならなのです。大概の打者は追い込まれるまではストレートに絞って強振します。上手く当たれば長打になりますが確率は悪いでしょう。山を張って上手くいっても三割がやっとでしょう。
四割打者を目指すなら、AとBの両方を待つことです。AとBの両方を待てば、完璧なら10割になるのですが、他の要素も関係するのですから、そうはいきません。やはり、四割がいいところでしょう。
イチローにはその可能性があると思います。クリーンヒットだけがヒットではないのですから、とにかくバットに当てれば、左で足が速いので、内野安打で率を稼げるのです。これを生かすには差異共振的な打法でなければならないのです。
差異共振的とは即非的ですから、次元を下げずに、三次元空間をそのまま受け入れて打つことです。三次元脳のバッターは、三次元の差異空間が揺らぐので対応するのは難しいのです。ですから、次元を落として、二次元ないし一元に看做して差異を単純化するわけです。最も単純化したのがゼロ次元のゼロ=点と看做すことです。どのみちインパクトの瞬間は如何にバットの芯のボールを当てるのです。つまり、点で打つのですから、差異を単純化することは間違いではないでしょう。ゼロ点は差異がないもっとも単純な点です。このような対応は四割を打つためには正しいのでしょうか。
文明は三次元を単純化して発展してきましたが、その結果の反動によって人間は苦しんでいます。人生を楽しむどころか、欲望の奴隷になっています。悩んだまま死を向えているのが現実なのです。
しかし、次元の誕生で述べように世界は差異のないゼロ次元からスタートして、一次元、二次元、三次元と空間を差異化してきました。そこには正四面体の重合があり、時間と空間の畳み込みがあり、陰陽のイデアから反転して、虚が実になる空のダイナミズムがありました。空のダイナミズムは三次元が畳み込まれたた後、虚次元に戻り、虚から実に戻るときにゼロ次元に戻ることではなく、三次元に戻るのです。ですから、一次元・二次元は三次元に畳み込まれるのです。一次元・二次元から派生するのではないのです。まして、三次元から二次元、一次元、ゼロ次元に次元降下する必要がないのです。
しかし、現実には次元降下して点で打っているのです。しかも、それで「そこそこ」の人生、「そこそこ」の打率を残せるのです。この矛盾を解決しなければならないでしょう。
そこには空のダイナミズムの二重性、二面性があります。即非という空の性質にあります。空は、{i*-i,i*-(-i)}という構造を持っています。空は陰陽のイデアの差異があり、その虚のエネルギーが共振・反共振するかで分岐するのです。分岐の仕方は共振すればi*-i⇒+1となり、反共振すればi*-(-i) ⇒-1となります。
この空のダイナミズムが三割か四割の分岐点なのです。i*-i⇒+1なら四割となり、i*-(-i) ⇒-1なら三割という図式になるのです。
この謎を解く鍵は共振にあります。共振とは差異の共振です。差異とは陰陽のことであり、即非ABのことです。BとはAに否定ですから、即非AB=差異=即非Aと「Aではない」の同時成立です。
Aと「Aではない」が同時成立するということは矛盾です。矛盾は葛藤となります。
アメリカ文化はyes or notです。中間はないのです。即非を認める文化はasian tasteです。禅文化がその典型でしょう。それを、身をもって実践しているのがイチローなのです。イチローはアメリカ文化のyes or notに辟易していると思います。しかし、そのイチローの姿に共感するモンゴロイドがいるのです。彼らは南米からきた人達なのです。
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from: 生成門さん
2009年07月06日 19時00分13秒
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脳は正四面体重合
脳は正四面体重合<補完共振>脳が出来たのは正四面体が重合して出来たのではないでしょうか。更に、そこに精神が創発したのも正四面体が重合してできたのではな
脳は正四面体重合
<補完共振>
脳が出来たのは正四面体が重合して出来たのではないでしょうか。更に、そこに精神が創発したのも正四面体が重合してできたのではないでしょうか。
これはトンデモな仮説です。しかし、これまでの文脈からすると自然にそうなるのです。陰陽イデアが、正四面体イデアとなり、三次元物質を作り、次元化と現象化という収縮暗転と膨張反転を繰り返して、すべてを畳み込み偶然まで見方にして、遺伝子を創発してしまったのです。脳とともに精神が創発されてもおかしくないところまできたのです。
いきなり結論から始めてしまいましたが、ここはあせらずにじっくりと行きたいところです。脳現象というのは四次元性が高いということです。ですから、四次元性についての探求がなされなければならないでしょう。脳現象に正四面体重合と宇宙サイクル、複素平面を当てはめてみるとそれが解明できるかもしれません。
脳の事象の地平面は、どこにあるのでしょうか。それが分かれば内部と外部がはっきりするでしょう。内部と外部という場合、脳生理学的な内部と外部ではないことに注意しましょう。内部は見えない、入って行けない空間です。脳を解剖しても解剖した途端、それは外部になってしまうのです。内部空間とは四次元なのですから外科的な手法では手に負えないのです。
四次元に入っていくには瞑想でしか内部には入って行けないのです。だからといって闇雲に瞑想しても、野狐禅と同じことになってしまいます。四次元能では、それを回避するために四次元のメガネと鏡を用意したのです。それらを装着し活用して、瞑想をしなければならないのです。
瞑想で大事なことは、四次元のメガネを使って四次元らしい現象を発見することです。四次元らしいとは、三次元の現象の中に紛れ込む四次元の反映した像です。例えば、ブラックホールは、それを見ているだけでは、単なる三次元の現象ですが、四次元のメガネを使ってみれば、四次元らしい現象であると気がつくでしょう。
四次元のメガネをかけて見なければ、ブラックホールに複素平面とクラインの壷があると仮定することも出来ないでしょう。ブラックホールを四次元であると仮定しなければ、宇宙サイクルという図式も考えつかないわけです。
一旦、宇宙サイクルを思いついてしまえば、四次元らしい現象をいくつも発見できるでしょう。私達は四次元を直接見ることも触ることも出来ないのですから、仮定して想像するしかないのです。四次元には因果がない、時間は流れない、無限はないなどといってきましたが、それは四次元のメガネを使った瞑想の効果なのです。
四次元は複素平面であり、クラインの壷であり、陰陽イデアがあり、虚から実が生成されると仮定してみましょう。そうすれば、そこには空のダイナミックスがあり、次元化と現象化があり、空にはその前の次元のすべてが畳み込まれるという四次元性を理解できるでしょう。
四次元性を理解できれば、物質は正四面体イデアが重合した結果であり、その本質は正四面体の形であるということも理解できるでしょう。更に、正四面体は真空を閉じ込めてヘリウムという最初の物質が現象化したのですが、この真空と空のダイナミックの空(実空と虚空)がどのような関係にあるのかも理解できるのでしょう。こうした考え方が出来ることが四次元のメガネを使った瞑想の効果なのです。
この四次元のメガネを装填して脳を見てみましょう。脳が正四面体重合して出来たのであれば、脳の内部は真空であり、それが反転して、脳物質になったことになり、更に反転して精神が創発したのですから、真空は精神だということになります。これが正四面体重合=空のダイナミズムです。これは本当でしょうか。思考実験をしてみましょう。
脳をティトムとすれば、脳には内部と外部の境目である事象の地平面があるでしょう。それを身体としましょう。身体が事象の地平面とすれば、外部は私達が認識する空間なのです。内部は虚次元です。
円盤は神経系、感覚器官であるとします。そして内部には物質と精神の境界があるでしょう。外部の三次元感覚は円盤に降着します。感覚は神経系によって脳に伝達されるでしょう。脳には実空と虚空と二つの餅鏡があるでしょう。左脳と右脳は、二つの餅鏡の現れであり、実空であるでしょう。ここで空のダイナミズムがあります。実空にすべての情報が畳み込まれるということです。
物が見えるということを既に明らかにしました。物が見えるというのは光が真空を介して伝わるのです。真空は電子と陽電子の対であり、光はそれを振動させて伝えるのです。ただ伝わるだけなら、それでよいのですが、脳に入るとそれでは済みません。脳には円盤があり回転があり、底の無い器があるのです。それが空であり畳み込まれるのです。「畳み込み」というのを馬鹿にしてはなりません。
これは物が見えると仕組みで明らかにしたように、四方八方からくる光を瞬時に溜め込んで対象をイメージするということをやってのける仕組みがあるのです。それがどのようにして行われるのでしょうか。
物が見えるのは、光が網膜に届き電子に衝突するからだと言われています。この説明が正しいとすると、見ている物を認識するまでに時間がかかってしまいます。それではイチローと雖も150kmのストレートは絶対に打てないでしょう。物が見えるのは、そのような光配達の仕組みではないのです。物が見えるのは「畳み込み」という仕組みがあるのです。このような仕組みは、光に限らず、あらゆる感覚の伝達、認識において共通するでしょう。
痛いという感覚はどうして起きるのでしょう。石が手に当たったとします。一般的には、手に石の衝撃が力学的に作用して、それを脳が感知したと説明されるのですが、それでは信号が神経を伝達となるのですから瞬時に感知するという事実を説明できないでしょう。
この謎を解くには、生理学的=科学的な説明ではなく、量子論的な華厳経の冒頭を飾る蓮華蔵荘厳世界の「畳み込み」という考え方を取り入れなければならないのでしょう。「畳み込み」というのは、時間・空間を点に閉じ込めるという意味です。
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from: 生成門さん
2009年07月06日 12時23分21秒
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イチローは4割を打てるか(5)
イチローは4割を打てるか(5)<補完共振>ストレートと変化球をどのくらいの気持ちで待つかを、ストレート・・・<・>・・・変化球で表現すると、イチローは
イチローは4割を打てるか(5)
<補完共振>
ストレートと変化球をどのくらいの気持ちで待つかを、ストレート・・・<・>・・・変化球で表現すると、イチローは明らかに<・>の差異共振的打法の差異共振的打者です。
イチローは差異の共振を持っているということです。言い方を変えると、イチローは、すべてを畳み込んだ差異を味方につけるスキゾ脳を持っているということです。
スキゾとは、いい意味で、適当であり、いい加減であり、デオニッソス的なのです。悪くすれば、中途半端になって、「二兎を追うもの一兎をも得ず」となるのですが、イチローは、うまくそれを乗り越えた超スキゾなのです。
イチローの談話がよく話題なりますが、それをパラノが解釈するので、とても違和感のある談話となってしまうのです。イチローはスキゾであるという観点で、談話を解釈しないとパラノ脳では理解できない内容が多いのです。パラノの非常識がスキゾでは常識となるのです。それが、イチローが言ったとなると非常識が反動して「名言」とかになってしまうのです。
イチローは「自分が全く予想しない球が来たときに、どう対応するか?」と聞かれて「それが最も大事です。試合では打ちたい球は来ないからです。好きな球を待っていたのでは終わってしまいます。」と答えています。ここにイチローが打つ球の待ち方に対するスキゾの特徴が現れています。
普通は自分の打てる球を待つのが常識です。自分が好きでもない球を待つなんて非常識なのです。選球とはそういう意味なのです。ですから、イチロー以外の人が「好きな球を待たない」などと云おうものならトンデモと叩かれるでしょう。イチロー=スキゾならこれが当たり前なのです。
イチローのこの言葉から、如何にどのコースにどの球が来ても対応できるように、コースを広げて呼び込んで打つという心の準備をしているかが分かります。それをパラノ記者が天才などというレッテルを張ってしまうので、余計本質が見えなくなってしまうのです。
イチローはスキゾであると見れば、天才だからではなく当たり前のことなのです。イチロー自体パラノ文化の中で育ってきたものですから、「好きな球を待っているなんて馬鹿のすることでしょう」なんては絶対に云わないのです。そんなことを云えば、今のプロ選手や監督やコーチは皆、馬鹿になってしまいます。
これはかなり屈折した表現なのです。ほとんどの解説者は「待っていれば、必ず失投があり、それを狙え」と言います。当然、三冠王をとった王も落合もそのタイプでした。松井もそのタイプです。「失投を見逃さずに打つ」それがホームランバッターの秘術なのです。
これはイチローと対極にある考え方です。その結果、松井は三割も打てていないのです。膝の故障ということもありますが、MLBでは松井はホームランバッターではないのです。ですから、三割は打てなければならないのですが、今の差異反共振的打法では打てないと思います。
イチローにとって打率三割は当たり前で、四割を目指しているのですが、これについてもイチロー独特のスキゾチックな態度が見られます。それが見られる打率四割と非打率六割に対する心理を談話から探ってみましょう。
打率四割を裏返すと非打率六割になります。非打率という指標はNLBでもMLBでも使っていません。あくまで打率と非打率というのを対比させたのは、差異の共振というものの本質を理解するためのモデルとしてイチローのスキゾチックを提示するためです。
あることを表現するときに、表と裏、逆とその逆という四つの見方があります。ここでは簡単にするために表と裏だけにします。打率と非打率は表と裏の関係にあり、その心理はお酒の入っているビンを倒してしまい、零したことに対する心理と同じです。
残っている方を四割として零れた方を六割としましょう。四割を見て「これしか残っていない」と悔しがるか、「こんなに残っている」と喜ぶかに分かれるでしょう。これを裏から見ると、六割を見て「こんなに零れたのか」と悔しがるか、「これしか零れていない」と喜ぶかに分かれます。
イチローはスキゾですから四割を見て「こんなに残っている」と喜ぶでしょう。しかし、喜びを素直に表現しないでしょう。「こんなに残っている」は封印して、裏の表現「これしか零れていない」と表現するでしょう。これを記者が聞いて天才は違うなどと、関心して記事にするものですから、ますますイチローの実像から遠のいて行くのです。
実際に「打率四割」について聞かれたときに、イチローは「僕は決して、打率4割を目指すとは言わないのです。6割の失敗は許してやると思っています。」と言っています。これはスキゾの特有の裏に廻るのが好きな屈折した言い方なのです。ですから時に天邪鬼といわれるのです。
「六割も失敗していい」というのは、裏に廻った心理ですが、心では同時に、「四割しか打てない」と思っているのです。ただ、それをストレートに表現するとパラノの世界では「三割しか打てない」の常識ですから、「四割しか打てない」は「四割なんか簡単に打てるさ」と聞こえてしまいます。当然、生意気な自信家、唯我独尊の天才などといわれるのでしょう。そこで、それを察して裏に廻った心理を表にして表現するのです。
「六割も失敗していい」の方が「四割しか打てない」よりは角が立たないでしょう。それなら、さすが天才だと思われても、そう苦痛ではないでしょう。
最後に「いつもそう言っているのです。」と付け加えていますが、それは「いつもそう言うように心掛けている。」という意味です。パラノの中にいるスキゾの屈折した表現方法なのですが、それを子供のころから身につけているのです。
これをイチローならではの知恵だと見るのも間違いではないのですが、もっと、根源を見る見方もできるのです。そのルーツはモンゴロイドの知恵にあるのです。モンゴロイドはスキゾであり、スキゾの特有の裏をとる陰陽反転の血を受け継いでいるのです。
日本人はモンゴロイドですが、何故パラノ的なのでしょうか。それはモンゴロイドといっても、スキゾとパラノのミックスなのです。日本人はスキゾよりパラノの方が多いモンゴロイドだと理解すればよいでしょう。ですから、戦争に負けたことと相まって日本は他のモンゴロイド民族よりも欧米化が進んだのです。
日本文化をスキゾとパラノの混合として見たのは建築の専門家の故黒川紀章氏です。詳しくは省略します。機会があれば投稿したいと思います。代わりに「東洋と西洋に比較」を参照してください。
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100068727834
四次元能的にイチローの心理を分析しておきます。「四割を打つ」と思う心をiとして、「六割も失敗していい」と思う心を-iとします。差異の共振はi*-i⇒+1ですから、「四割を打つ」と思う心を持ちながら「六割も失敗していい」と思う心を表現したということです。もし、「四割を絶対に打つ」と思う心を持ちながら、自己を偽って、或いは、隠して「六割を失敗していい」と思う心だけを公言したというなら-i*-i⇒-1となり反共振的となります。
つまり、イチローは公に嘘をついたことになります。しかし「打率4割を目指すとは言わない」という談話だけから、反共振的とは言えないのでしょう。「打率4割を目指す」とは言わないだけで、本心は「打率4割を狙っている」と思うのです。もちろん、同時に「六割も失敗していい」とも思っているでしょう。どちらも本音でしょう。「打率4割を狙う」をより強く思うより「六割も失敗していい」と思った方が、気が楽になるとも言えるでしょう。
嘘ではなく、気が楽になる心の持ち方を自然に身につけているとも言えるでしょう。スキゾは常に逆説的なのです。「六割も失敗していい」を強調するのは「打率4割を狙っている」ことの裏返しなのです。これがパラノなら本音と建前と捉えるでしょう。スキゾはどちらも本音なのです。
イチローは差異を共振的に扱う術をモンゴロイドの知恵として知っているのです。それがスキゾの特有の裏をとる陰陽反転の血なのです。
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2009年07月06日 11時57分21秒
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イチローは4割を打てるか(4)
イチローは4割を打てるか(4)<補完共振>野球において配球とは騙しあいです。バッターは配球を読んで、待つ球の割合を微妙に変えていきます。待ち方は両極が
イチローは4割を打てるか(4)
<補完共振>
野球において配球とは騙しあいです。バッターは配球を読んで、待つ球の割合を微妙に変えていきます。待ち方は両極があります。「一つに絞る」と「両方を待つ」です。実際はその中間があり、コース、球種を考えると多様です。話を簡単にするために、コースは無視してストレートと変化球の組み合わせで進めて行きます。
一つに絞る打者は畳み込まれた差異を差異のままの即非状態(ストレートと変化球を待つ)では耐えられないので、その葛藤から抜け出すために割り切っていくのです。その割切り度が配球を待つ比重になるのです。これが現象化する直前のイデア空間の心理状態です。
即非状態=葛藤から抜け出すためには割切るしかありません。しかし、それではリスクが多すぎます。カウント次第ですが、その想いは待つボールの比重という形で現れます。ボールの待ち方、それが複素平面では差異の共振と反共振の分岐といいます。
打者は差異の脅威に対して共振的な態度と反共振的な態度があり、どちらを選択するのかがいつも求められているのです。ただ、差異の脅威を感じているのは打者だけでなく、ピッチャーも同じなのです。プロはその差異の戦いを次元の高いところで戦うことが要請されているのです。イチローはどういう想いで差異の戦いをしているのでしょうか。
ストレートだけを待つということは変化球を捨てるということを意味しており反共振への分岐を意味し、山を張る、的を絞るなどという行為になるのです。これを式で表すとi*-(-i)⇒-1となります。
ここでiをストレートとして、-iを変化球とします。正確に言えば、iはストレートを待つという「想い」であり、-iは変化球を待つという「想い」です。
-(-i)は変化球を待つという想いを否定している意識です。*は矛盾する二つの想いを共立させることです。⇒-1は左辺にドライブ(心を傾ける)をかけ、現象化させるということです。この場合は、ストレートに絞って待つという想いを選択して決心したということであり、それに従って行動するということです。-i*(-i)⇒-1はストレートを捨てて、変化球を待つという意味になります。
一方、両方を待つということは共振への分岐です。これを式で表すとi*(-i)⇒+1です。ストレートを待つという想いと変化球を待つという想いを同時に持つのです。*はiと-iの矛盾する二つの想いを共生させるのです。⇒+1は右辺にドライブをかけ、現象化させるということです。この場合は、ストレートと変化球を同じ比重で待つという想いを選択して決心したということであり、それに従って行動するということです。
-i*-(-i)⇒+1はストレートを捨てて、変化球も捨てて、待つという意味になります。これは所謂、無心で待つということであり、何も考えずに、ただ、来たボールを打つなどと表現される態度に近いでしょう。
即非=葛藤から即非を否定して、どちらかを選択するというのは、人生の選択でもよくある場面です。「はっきりしろ」というような言い方で相手の優柔不断さ、のろまさを非難する口調は、i*-(-i)⇒-1で行動しろと言っているのです。「生きるべきか死ぬべきか」というシェークスピアの「ハムレット」で有名なセリフは、i*(-i)とi*-(-i)で示される葛藤の典型でしょう。
i*(-i)とi*-(-i)は、どちらかを選択するという選択以外に、どちらも選択するする、またはしない選択もあるということを、この式は意味しているのです。そして、i*(-i)⇒+1とi*-(-i)⇒-1となって分岐します。その分岐は差異と共振するか、差異と共振しないかによって決まるのです。
差異との共振か、反共振かというのは、どのようにして決まるのでしょうか。現代文明は反共振を選択しましたし、個人もよりよい人生を選択するには、反共振を選択します。反共振とは安心安全で便利であり、確実性であり、打算であり、次元の低下であり、相手の否定であり、外部の否定なのです。よりよい人生を選択したつもりが、不幸になってしまうことがあります。それが反共振的な選択の特徴なのです。
反共振的な選択は、どこからどのようにしてでてくるのでしょうか。それは極論すれば、アポロ脳=パラノ脳=三次元脳=左脳と称する脳の打算から来ると言えるでしょう。打算とは計算であり予想であり、つまるところ、時間と空間に対する次元を低下させる能力なのです。
便利さを求めることは時間と空間を支配することと同じなのです。工業とは時間を管理して空間を支配することがすべてです。飛行場を管理する管制官は、飛行の運行をダイアグラムという線的なスケジュール手法で発着をコントロールします。又、空中で衝突させないためにレーダーに機影を点として捉え、飛行場の上空を管制するのです。どこの飛行機がどこに配置しているというのは、飛行場の平面図にプロットして点として捉えているでしょう。
それらは、すべての三次元をゼロ次元の点や一次元の線や二次元の面に置き換えて管理しているのです。要するに、立体よりは面、面よりは線、線よりは点の方が扱いやすいのです。
このような次元低下の傾向を持つ反共振的な脳は、時間と空間を支配することに虚のエネルギーを使うのです。
同じことが野球にも言えるのです。初球はストレートに的を絞って待つという選択は、変化球を待って見逃しに終わるよりは打てる可能性があると考えるからです。これはストレートが多いというデータからも正しい選択と言えるでしょう。ストレートは一次元ですし、変化球は三次元ですから、変化球を打つには高度な技量が必要です。ストレートは一二三で打つことが出来ますから極端に言うならタイミングだけです。
ストレートを狙うというのは基本中の基本なのですが、それは次元の低下だということです。変化球を無視するのですから相手の否定です。ストレートと変化球は対で一つなのであり、ストレートの相棒を否定しているのです。
又、この態度は外部(変化)の否定でもあるのです。これは環境が変化して厳しくなってきたら、環境を受け入れるのではなく、邪魔な要因を否定排除して、支配するという文明のやり方に似ているのです。邪魔な変化球を捨てて、対応が簡単なストレートに絞って行けば、何とかなるという安易な態度なのです。このような安易な態度はやがてしっぺ返しを受けることになるのです。人間は環境のしっぺ返しを受けている真最中です。
このような態度を徹底してとるプロはさすがにいませんが、傾向としてはあると言うことです。ですから、大概の打者は三割以下であり、よりよい待球を選択したつもりが、外れてカウントを悪くしたり、三振したりするのです。
ツーストライクに追い込まれるとワンバウンドするフォークボールをバットが止まらずに空振りしてするシーンをよく見ますが、それはストレートをかなりの割合で待っていることとフォークボールが途中まではストレートの軌道で来るので、きたーと思って振りに行ってしまうからです。このパターンは最大の差異の脅威でしょう。ただし、ストレートの球威がある程度ないと見られてしまうので効果がなくなります。
とにかくどちらかに重きを置く選択は差異の反共振的な打法ということになるでしょう。完全な共振的打者がいないように、完全な反共振的な打者はいないのですが、カウンやその他の要素によって、この待ち割合は変化していくでしょう。
ストレートと変化球をどのくらいの気持ちで待つかと言うことですが、ストレート・・・<・>・・・変化球のどこかにいるのです。<・>が共振的な打者であり、五分五分のところです。
ここから左右にずれるのです。大概は左にずれるのです。この傾向は一試合や数試合程度なら余り打率に影響しないでしょうが、162試合ともなると大きく打率に影響をするでしょう。
イチローは明らかに<・>の差異共振的打法の差異共振的打者です。
イチローは差異の共振を持っているということです。言い方を変えると、イチローは、すべてを畳み込んだ差異を味方につけるスキゾ脳を持っているということです。
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