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都会のハイカラ凛々子

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  • from: すぎまるちゃんさん

    2008年07月29日 14時04分57秒

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    男女3人夏野菜物語 第一章 〜幼き日からの二人〜

    赤井とまこ3歳、緑野貴瓜4歳同じ土地で生まれた二人はいつも仲良く、兄弟の様に暮らしていた。
    そんなある夏の日、大干ばつに見舞われたこの地域は異常気象による大被害をうけ、貴瓜は親を亡くしてしまった。
    悲しみにくれる暇も涙を流す水分も無く、日々の異常気象をやっと乗り越え二人は10年の時を過ごす。
    そして今日は貴瓜の両親の命日。
    とまこ「貴瓜、とまこがずっと一緒に居てあげる。だから悲しいときは泣いても良いんだよ!」
    貴瓜「泣く?そうか、俺泣いてなかったっけ?」
    とまこ「うん。」
    貴瓜「泣かないよ。泣けない・・・確かに親父とおふくろ死んだ時はどうしようって思ったよ。でもとまこがいつもそばに居て俺を励ましてくれた。俺の為にここに居るって思ってたらそっちの方が嬉しくってさ、泣くことも忘れてたよ。」
    とまこ「貴瓜・・・(泣)」
    貴瓜「なんだよ、お前が泣いてどうすんだよ。」
    とまこ「そうだ・・・ね・・・でも、でも・・・」
    貴瓜「俺さ、実は来週東京に行こうと思ってるんだ。」
    とまこ「・・・」
    急な話に驚きを隠せないとまこ。
    貴瓜「このままここに居ても俺どうしようもないし、働いてお前を迎えに来る。」
    とまこ「貴瓜?」
    貴瓜「今の俺じゃお前を幸せには出来ない。それは俺自身が一番わかってることだし、いつまでも好きな女におんぶに抱っこじゃ周りからも笑われちまうよ。」
    とまこ「でも、でもそんな急に東京だなんて。山いくつも越えて遠いとこでしょ?」
    貴瓜「お前、俺を待てる自信、無いの?」
    とまこ「違う、そんなんじゃないけど・・・」
    貴瓜「じゃ待てるんだな?俺はお前を信じているから、お前も俺を信じろ!」
    とまこ「・・・」
    半ばねじ伏せるように貴瓜はとまこを納得させた。
    そして貴瓜はとまこに別れを告げず翌日早朝東京へと旅立った。



    つづく

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