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from: junoさん
2008年08月31日 15時24分59秒
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「Re:心の限界(18)」
> しかし科学技術がこれまで発展した現在でも衰えない「宗教」もただの思考の偏見として終わることが出来ない何かがあるようでならないのです(と言いましても私は信徒ではありませんが...。)。
そうなんだと思います。
「宇宙はビックバンから始まった」というので
「そうか・・」と思っても「その前はどうなってたの・・」と
素朴な疑問。「宇宙の外は?」「そのまた外は?」などなど
疑問は膨らんでいく。
人間に好奇心がなくならない限り、仮設と検証が繰り返されていくのだと思います。
科学には終りはないのでは。であれば、宗教に託したくなる部分がやはり永遠に残るのかもしれない。
「神は存在する」を証明できるか?
では、「神は存在しない」を証明できるか?
・・そんなことが昔、高校生のキリスト教の時間で議論になりました。んで、結局、どちらも証明できそうにないと。やはり、信じるか信じないかの世界でしょう・・という話に。
> 宗教の信仰内容ではなく、「信仰」いわば「被保護状態の中の体系(この場合は、循環ではありません。)を「教訓」などの形で人生に取り入れることが出来るのかもしれません。
宗教に対する理解は必要かなと感じます。
最近、ドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」が
読まれていると聞きますが、
ロシア正教に対するある程度のイメージがないと
なかなか場面が見えてこないのかなと・・。
さて、・・これから仕事です。
「近接場光」について講演をした先生がいて、
その録音テープから講演録を起こさなくてはなりません。
だいたい聞き取ったのですけれども、
パワーポイントの画像中心に話を進めているので、
文章にするのがものすごくやっかいです。ふ〜。icon
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from: 物理屋さん
2008年08月30日 00時25分38秒
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心の限界(18)
>「大事な話だからとにかく来てくれ」とのことで、
仕事を休んで出かけたら、その話・・。
「う〜ん・・」と絶句でした。
そうですね。実際に一生懸命、目の色を変えて話している人は、自分の思想が偏っているだなんて、思いもしていないかもしれません。常に、精神の世界においては「絶対」という言葉などないと考えるべきでしょう。
その事を間違えると、大変なことになると思います。
しかし科学技術がこれまで発展した現在でも衰えない「宗教」もただの思考の偏見として終わることが出来ない何かがあるようでならないのです(と言いましても私は信徒ではありませんが...。)。
宗教の信仰内容ではなく、「信仰」いわば「被保護状態の中の体系(この場合は、循環ではありません。)を「教訓」などの形で人生に取り入れることが出来るのかもしれません。-
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物理屋、
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from: junoさん
2008年08月29日 12時32分46秒
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「Re:宗教(私の見方]」
>一つに偏った考えを聞いていると、むかついてきませんか?
> 宗教のお話をしましょうと寄って来られたら、私ははっきり申し上げます。
同感です。身近で何回かそういうケースがありました。
ひどい例では、
最初に目的を言わずに
「大事な話だからとにかく来てくれ」とのことで、
仕事を休んで出かけたら、その話・・。
「う〜ん・・」と絶句でした。
結局、こちらは宗教の素人・・。
相手の方は、トークを用意して待ち構えている。
こちらは突然何か言われてもちんぷんかんぷん。
・・てな調子でした。やれやれです。icon
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シモン、
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from: シモンさん
2008年08月29日 09時44分04秒
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宗教(私の見方]
全く学問的な見解じゃないですが・・・
普通、人と、深い宗教と政治の話はしません。
宗教は個人的なものとそっとしておいて欲しい課題です。自分が信じることで、心が救われて、自分の人生が豊かになればそれで十分ではないでしょうか。
宗教を語る人の話を聞いていると、矛盾という風船が膨らんできて、私の心の中で、爆発しそうになります。物の見方や考えはたくさんあるからです。一つに偏った考えを聞いていると、むかついてきませんか?
宗教のお話をしましょうと寄って来られたら、私ははっきり申し上げます。
”私に、貴方の信じる神仏を私が信じるかどうかは、貴方の話を聞くよりも、黙って、貴方の行動、生き方を見て判断させてください。
もし、あなたの生き方に、目を見張るほどの尊敬と、あなたの神の力を私が感じて、私も教えを請いたいと願えば、その時は 私のほうから伺わさせていただきます。”
こんな私ですが、大きな力に見守られていること、生かされていること、そんな”神の力”らしきものの存在は感じている私です。
宗教音痴のシモンでした。-
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物理屋、
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from: junoさん
2008年08月29日 08時50分49秒
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「Re:心の限界(17)」
岡田氏のお話、もっともですね。
科学と宗教・・。
ある価値観を信じている人たちにとって、
客観的な事実を受け入れられないことはよくあること
なのかもしれませんね。
神がアダムとイブを創ったということを理由に
人間がナメクジウオやイクチオステガ、
ユーステノプテロンのような生き物から
進化してきたことをいまだに
受け入れない人たちもいるとか・・。
話は飛びますが、
アメリカの退役軍人会の人たちは
いまだに原爆の悲惨を認めないというし。
責任がどうこうではなく、
悲惨を繰り返さないためにどうするか。
心の問題は大きいと思います。icon
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from: junoさん
2008年08月28日 23時30分53秒
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「Re:心の限界(17)」
> 人間の精神について『宗教』の存在を忘れてはならないと思います。戦争や殺人にも発展していく「信仰」の世界の裏には、人間の本性が丸裸になっているいるように思えてならないのです。
>
宗教・・・、
薬にもなれば毒にもなるようなところがありますね。
学生時代に毎週キリスト教の時間がありました。
パイプオルガンの演奏に合わせて賛美歌を歌うという
今、考えるとかなり贅沢な体験。
聖歌隊にいたこともあります。
信仰を持つことはありませんでしたが
クリスマスが近づくと
賛美歌を歌いたくなります。
・・というわけで、知り合いにキリスト教の人もいて
人格者です。
もちろん、マザー・テレサのようなわけにはいきませんが。
一方、異端審問で多くの人を火あぶりにした時代があったことも事実。
印象派の画家、ピサロはセント・トーマス島出身のユダヤ人。
その先祖は異端審問で迫害を受け、ヨーロッパを脱出した
ユダヤ人とのこと。
パリでは、ユダヤ人社会との接触を避けるとともに
弾圧を恐れていた。
やがてナチスが登場。ピサロの不安は現実のものとなり・・。
最近のロシア、中国・・。イスラム過激派の動き・・。
極端な原理主義に立つと、お互いに相手の存在を許せなくなる。歴史背景や国際政治、経済状況なども複雑に絡んでいて、まだまだ悲劇が続くのでしょうか。考えさせられますね。
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from: 物理屋さん
2008年08月28日 10時22分28秒
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「心の限界(17)」
> ダヴィンチの受胎告知がトップにありますね。
何気なく見過ごしていたのですが「受胎告知」(http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/davinci_annunciazione_u.html)でしたか。
美術界においてもそれにまつわる作品は多いですよね。その中の一つで、聖母マリアが聖霊から受胎告知を受ける絵があると思うのですが(http://cgfa.sunsite.dk/angelico/p-angelic3.htm)、その時マリアは「処女懐胎」状態だったそうです。
「受胎告知」と関連して、キリスト教における「処女懐胎(しょじょかいたい)」について調べてみました。
昔イギリスにいたとき、何度か教会に行った。そのとき「処女のマリアが子供を産むなんてそんな馬鹿な話があるものか。」と強く疑問をもった。すると敬虔なキリスト教徒のある夫人が「まず、キリスト教を信じなさい。遠くのことをいくら想像しても、列車に乗っていって見なければ分からないでしょう?」と言った。私はなんだか馬鹿馬鹿しくなった。この書はこの問題に歴史上描かれた絵画を元に答えようとするものである。...http://www.bekkoame.ne.jp/~agatha/MSHOJOKA.html(岡田温司)
人間の精神について『宗教』の存在を忘れてはならないと思います。戦争や殺人にも発展していく「信仰」の世界の裏には、人間の本性が丸裸になっているいるように思えてならないのです。icon
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from: junoさん
2008年08月27日 22時08分22秒
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「Re:心の限界(16)」
> ところで、塩野七生さんのぺ-ジを見つけましたのでアップします。西洋の文学がご専門のようですね。→http://homepage1.nifty.com/shibaso/
ご紹介ありがとうございました。
ダヴィンチの受胎告知がトップにありますね。
『ルネサンスとは何であったのか』 新潮文庫より発売中
・・とありましたが、この本を読みました。
塩野さんの考え方が読みやすく簡潔にまとめてある・・
という印象でした。
実は塩野さんにはだいぶ昔に一度だけ
仕事でお目にかかったことがあります。
最近、テレビで見たら昔と比べて
少しやせたかな・・と。
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from: 物理屋さん
2008年08月27日 18時11分56秒
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「心の限界(16)」
> 作家の塩野七生さんによれば、
> 神を「信じる」ことが絶対視されたのが中世。
> それに対して「知る」ことに目覚めたのが
> ルネサンスであると・・。
> ・・たしか、そのようなことを述べていたと記憶しています。
確かに面白い考えですね。自分が当事者として「信仰すること」に重点がおかれたのが中世ですか。
そして、少し身を引いた形で第三者の目で「信仰」や「思考」の学問的な要素を見出したのがルネサンスと。
なるほど。この意見を聞いた段階では、人間(少なくともヨ-ロッパの人々)の思考の対象は、自らの存在と直接影響を及ぼし合う概念から間接的に、学問体系に分類される抽象的な精神界での概念に移り変わったと言えるかもしれません。
ルネサンスでは多くのことが劇的に進展したと言われますが、我々が現在『純粋哲学』として楽しんでいる体系が樹立するのに、ルネサンスは一役かったと言えるかもしれません 1)。
1)「思考の視野を広げた」という点で。
ところで、塩野七生さんのぺ-ジを見つけましたのでアップします。西洋の文学がご専門のようですね。→http://homepage1.nifty.com/shibaso/icon
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from: junoさん
2008年08月27日 14時28分50秒
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「Re:Re:Re:心の限界(8)」
> お父さん、娘さんから、話、ドウ思って人生を感じているか、太宰の本についても、ゆっくり腰を据えて、話を聞く、[するのではなく、彼女の見解を、オープンな雰囲気で聞く)チャンスを持ったほうがいいと思いますよ。
親子の会話が重要ですね〜。
たしかに、太宰はインパクトが強い・・。
生きるのが嫌になってしまいそうになるくらいですよね。
薬にもなれば毒にもなる。
娘が「小説家になりたい」と言って文学部にいます。
去年は文化祭の発表で自殺した作家がテーマ・・。
部活で小説を書いていて、
出来上がると読ませてくれるのですけれど
主人公がOLだったり、会社員だったり・・。
子供が書いたようには見えなくて、驚かされます。
おっと・・、自然哲学のテーマからそれました。スミマセン。
哲学といえば、イタリアのルネサンス期にラファエロが
「アテナイの学堂」に有名な哲学者たちを描いていますね。
ウマニスタによるギリシャ語、ラテン語文献の研究。
イエスを救世主とした一神教のキリスト教と
神様がたくさん出てくるギリシャの価値観に
どう折り合いをつけていったのでしょうか。
作家の塩野七生さんによれば、
神を「信じる」ことが絶対視されたのが中世。
それに対して「知る」ことに目覚めたのが
ルネサンスであると・・。
・・たしか、そのようなことを述べていたと記憶しています。
イタリアルネサンスはどちらかというと人文主義的、
それに対して北方ルネサンスは、アリストテレス学や
アラビア系の学問の影響が強かったのではと
大谷女子大学教授の小林典子氏が指摘していたと思います。
中世のヨーロッパは神学重視で
自然科学的な考え方が育たなかったとか。
一方、インドやアラビアでは今でいう数学や科学が発展。
ルネサンスの時代にそうした成果が欧州に流れ込んで
いったとも聞きます。どうなのでしょうか。
ビザンチン陥落、東ローマ帝国の滅亡で、
知識層のイタリアなどへの流出もあったのかなと
想像しますが、実際にはどうなかの・・。
小林氏の研究では、例えば光学や眼の解剖学的構造に対する知見も
アラブからフランスへ入っていたとのこと。
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