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from: Ryonukuさん
2011年04月02日 05時57分29秒
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研究および人生の最良の方針
研究(および人生)は
つねに面白い方向に(=面白く)
自己創出していくのが
最良かもしれない。
哲学屋さんよりヒントをいただいた。
彼は、面白い方向に進めば、たいていうまく行きます、と
遺言でのべておられた。彼の最終的な人生哲学であると。
「面白い」というのは、「真実」との合致を
意味すると思う。
(現実との合致という言い方では適切とは言えない)
ところが、中村桂子さんによれば、
生命は自己創出するものである。
だから、生命の健全なあり方とは、
「面白く」感じる方向に自己創出(≒自分を創造)し続けている状態
であると結論付けたい。単純な三段論法だが。
まさに、面白いと感じることをやっているとき、
自分は面白く構造化されているはずなんだ。
宇宙がとてつもなく奇妙で面白く作られている原因は
まさしく、
宇宙という生命体がつねに面白さを求めて
生長・発展し続けているから
ではないだろうか。
ミクロコスモスたる人間(驚異の小宇宙人体)自身も
意識的にであれ無意識的にであれ、
面白さを求めて生きていないのなら、
たちまちエネルギーを失っていってしまうのであろう。
自分の母体である宇宙の変化についていく方法は
他にはないのかもしれない。
人間の持つ知的好奇心は、
われわれの共有する生命力そのものだと考えても
差し支えないのでは?
他の生き物が「進行」方向に「何」を求めているかと言えば、
多くの人は、食料や水であると言うかもしれない。
しかし、もしそうだとすれば、
成長(生長)や進化のような「ぜいたくなしくみ」
は必要なかったはずである。
否、「面白さ」という刺激こそが
彼ら(我々)の「成長・発展・進化」
をうながしてはいないだろうか。
これは、フラクタル(自己相似系)だ。
宇宙という「生命体」が面白さを求めることと、
われわれいわゆる生命体が面白さを求めることは
包含関係、むしろ、自然の階層性において、自己相似的と言える。
宇宙の外にはまた別の宇宙や無が存在するというなら、
それを包含するなにがしかの構造体を想定しうる。
仮説にすぎないが仏教的にはこの世界は、
無限に、かつ循環的に構造化されている
可能性もある。
ともかく僕が言いたいのは、いわゆる自己組織化(自己秩序化)とは、
系(system)自身が「面白さ」を求めていることを意味するのだ
ということだ。
そして、「面白さ」の度合いの高い系が生き残り、
他は淘汰される傾向にあるはずである。
「面白さ」を求めた結果、「面白い」構造となり、
その美しい、複雑さの中にも単純さが支配するようなeleganceをもつ、
繊細かつ強力(即ち、しなやか)な
構造体こそ、われわれの興味の対象、
つまり「面白い」構造体(秩序態といった方がよいのかもしれないが)
すなわち、生命力の高い秩序態なのだから、道理である。
理論自身とて例外ではない。
複雑な現実態に対する単純明解で、
美しく強力な理論こそ生き残り、
そういった芸術性のない理論は、
淘汰され、忘れ去られる。
それが生命体としての理論の運命である。
当然、「面白く」ないなら、
信憑性も低いだろう(感受性にばらつきがあるにしろ)。
事実、今まで明らかにされた真実が面白くなかったことがあっただろうか(笑)
ニュートン、カルノー、ボルツマン、
マックスウェル、アインシュタイン、ボーア、ファインマン、…
彼らの理論のうちにその例外はない。
僕のこのつたない「理論」ともいえない一応は自己完結的である「理屈」も
それなりの構造を持ったものではあるが、
果たしてその寿命(=「面白さ」)やいかに(笑)
(実は、世界全体を見渡したとき、
それは、面白く変化し興味がつきない、
そういうあり方が健全だ、
と言っているだけである)←-
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