休み休みにしか、物事やりません。
Juno さんやシモンさんに返事ができなくて心苦しいです。
寒いですが、年末ということですから、ゆっくりできるときは、物思いに耽る時間をとりたいものですね。勉強やるにしても、かるく復習くらいがちょうどいいくらいに感じます。
ではみなさん、よいお年を。
早くお伝えしなくて申し訳なく思いますが、
哲学屋さん＝物理屋さんは、今年8月に亡くなられてしまいました。
彼はここの主催者と、SNS応用万学会の会長を兼任しておられましたが、
今はこのサークルは、ある意味管理者不在です。
SNS応用万学会は僕が彼からの伝言で引き継ぐことになりました。
興味のある方は学会のトップページへどうぞ。大晦日21時からなどはチャットをやる予定です。内容は、人間の歴史を振り返る、という感じです。
http://sns.prtls.jp/vanken001/login.html
応用万学会ログインページ

自分が必要とし、みなが自分に必要とすること。
つまり、「役割」。

真理に絶対的な価値を感じていた自分。
しかし、そもそも価値には絶対的な基準がないはずだ。
むしろ、そう思うことでこそ、自分の役割にまっすぐ向き合える気がする。
一般的な意味での「やりたいこと」、なんて本当は存在しないものだと思えてきた。役割がわからなくなった現代人の、妄想にすぎないのだろう。
仮に「やりたいこと」なるものが存在するとしても、それが世界にあたえる影響が負であったなら、少なくとも、それを自分として肯定的にみることは、多くの人々にとって不可能なはずだ。
現実に以前の僕のように能力の必要条件を満たさない仕事に長く固執してしまうというのはやはり、妄想すなわち煩悩であるといわざるを得ない。
昔の自由の少ない世界では役割はほとんど明らかだったし、自分の人生は、多くの場合、選択の余地のないものだったわけで、現代人が抱くような妄想も、あまりなかっただろう。自由からの逃走は、役割が見えなくなった時代の産物。しかし見えなくなったにすぎず、あるはずなのだ。役割がないならば、もしくは見いだそうとしないなら、われわれ人間たちはどうやって「時代」というものをまともに築くことが出来るだろう。われわれが自由意志にのみに従う粒子というモデルで記述されうるのなら、行政という外力が、それをまとめるのに必要な力や知力は際限のないものになるだろう。ネット犯罪などに対し、もぐら叩きをやっていて間に合うものだろうか。
求心力が失われつつある現在、複雑系科学のような多体系にたいする総合知の発展は必要不可欠と言えるだろう。そこでは、人間に必要なのは、支配や管理というより、潜在的な秩序維持能力を賦活することであることが明らかになってくるのではないだろうか。
道(タオ)という状態は外圧によって得られるのではなく、自発的に具現する何かであることはたしかなのだから。

時のたつのは恐ろしい。
しかし、その得たいの知れない問題解決力は、
摩訶不思議だ。