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from: ユーキャンスタッフさん
2009年04月01日 13時17分35秒
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【短歌入門講座】春ですね〜、あなたの気持ちを歌にしませんか?
こんにちは。短歌入門講座の指導担当です。お元気にお過ごしですか。
与謝野晶子の短歌に、次のような春の歌があります。
絵日傘をかなたの岸の草になげわたる小川よ春の水ぬるき
与謝野晶子『みだれ髪』より
【情景】春ののどかな日、そぞろ歩きの途中で小川にぶつかったが、小川は水清く流れも浅いので、まずは絵日傘を向こう岸に投げ、履物を脱いで、裾をからげて小川を渡った。川の水は思ったほど冷たくなく、水ぬるむ春を体で感じたひと時であった。
皆さんはどうでしょう? 春が近づくと、
「花粉症だから」、「黄砂が飛んでくる」といって、憂鬱な気分になる方も多いのでは無いでしょうか(笑)。
でも本来、春は植物や動物の新しい命が始動する喜ばしい季節であったはずですね。樹木や花がグングン育ち、動物や鳥、昆虫、などが活発に動き出します。
また、新しい学校生活、新しいクラス、新しい社会、新しい職場、…ワクワクしていたり、少し不安だったり。。
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そんな気持ちを短歌に詠んでみてはいかがでしょう?
短歌は「三十一文字(みそひともじ)」と言われていたようにひらがなでは三十一字です。
五七五七七という言葉の音数を形式とする詩で「定型の詩」なのです。
古くは「万葉集」にも収められているくらいの歴史があり、古典の作品、例えば百人一首などの数首は、聞いたことがあると思いますが、使われている言葉が難しく、意味も難解かもしれませんね。
でも、口語を使ったわかりやすい短歌もたくさんあります。
例えば、俵万智さんの歌…
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
俵万智『サラダ記念日』(河出書房新社)より
この歌のように風がふんわりと吹くような気持ちの良い短歌はなかなか作れませんが、原則「五七五七七の三十一音」であれば、形式や言葉に制限なく自由に作ることができます。
ぜひ今のあなたの気持ちを歌にしてみませんか?
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