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from: caminoさん
2011年01月02日 20時56分41秒
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適切な質問
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ちょっとスピリチュアルな初エントリーになっちゃった。
1Q84を読んでます。すごく面白い。
おそろしく頭の良い学者が出てきて、魅力的な人物ですが、「天吾」にいくつか質問をする場面があるんです。天吾はある種の説得のために学者を訪問している。
学者は彼の真意を測りたいわけです。いくつかの論理立った質問と確認をし、天吾は率直かつ正直にそれに答える。短い会話で天吾の複雑な状況と心情がみるみる浮き彫りになる。そして学者は「君の気持ちはおおむね理解できたような気がする」と言う。見事な対話シーンです。
最近、ここひと月くらいですが、適切な質問と疑問の順番、ということを考えているんです。世の中を解きほぐす対話というか。
おそらく真実にたどり着く適切な質問というのはあるんだろうと。そういうのって楽しい。疑問にも順番がある。順序作法含めて熟練すれば二つ三つの確認と発問で世の中の謎はスルスルと解けていくのではないか。病者は悩みを打ち明け、葬列は涙し、稚児は笑い、少年は立ち上がる。女は服を脱ぎ、男は欲情する、というように。
今年はいろいろな人と話をしたい。
新しい扉を開けるのだ。
また、自分自身への適切な質問という問題は、より深刻です。「原初の問い」とぼくは呼んでます。
「青豆」が言うように「慢性的な無力感は人を蝕み損な」う。なるほどそれは身に覚えのある、誰もが抱えている危機だ。
こういう場面で無力感に抗う術が、「原初の問い」であると思う。すなわちそれは、最初に解答されるべき疑問。
例えば、本当かどうか知らないがハムレットが「生きるべきか、死ぬべきか」と自問した。そんな感じですよ。すべての議論の始まりとなる問いです。
ぼくの用意した原初の問いは、「人間は進化するべきか」であり、答えは「するべき」である。適切かどうかはわかりません。しかし人格の基礎に据えるに有用であります。少なくとも今のところは。
機会があったらぜひおしゃべりしましょう。
では、よいお正月を。風邪などひきませんように。
いつも読んで下さってありがとうございます。-
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