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from: 視線さん
2008年09月30日 10時05分38秒
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インディアンサマー
日の光りが肌に心地よい
風が秋の気配を含みながら鼻先をくすぐっていく
雲ひとつない澄み切った青空
あまりにも気持ちよすぎて眠ってしまいそう
足の爪を切らなくては...
あの子に電話しなくては...
シャツのボタンをつけ直さなくては...
自転車のタイヤの空気を入れなくては...
いろんなことが頭の中を横切っていくけど
今はただ....
風が通り過ぎていくのをじっと聴いていたい
小学校の運動会のかけっこで一等賞をとったとき胸に貼ってもらった丸い金色のシール
あの日と今日がこうしてつながっているなんて今の今まで気づかなかった
片思いだったあの子はどうしているんだろう?
9月最後の晴れた日と優しい気持ちと孔雀の羽根のイヤリング
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from: 視線さん
2008年09月30日 02時28分51秒
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苦労を知らない平和ボケぐま
くまことけんかをした。
すごく些細なことだったのに今回やけにオーバーヒートした私はくまこのことを“苦労を知らない平和ボケぐま”と呼んでしまった...
たぶんグサッと刺さったんだと思う、くまこの顔色がさっと変わったとき、「あっちゃぁぁぁ」と思ったけど私も堪忍袋の尾が切れていたので引くに引けず黙っていると、
「この際だからうまく言えないかもしれないけどはっきり言います。
私だって前々から生きている証って言うか、人生の目標みたいなものが欲しいと思ってましたわぃ。毎日穏便そうな顔して座ってるのはもう飽き飽きです。
...だけど今までは我を通してはいけないと思ってガマンしてましたけど“平和ボケ”ってアンタ人の気も知らずに...このおたまじゃくしぃぃ!!!」
くまこはそう言いながら荷物をまとめると、
「それではしばらくの間、お暇を頂戴いたしますっ」
と後ろ手にドアをぴしゃりと閉めて家を出て行ってしまった。
くまこのばか...どこに行っちゃた...
それにしても「おたまじゃくしぃぃ!!!」ってどういう意味?
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from: 視線さん
2008年09月28日 07時17分11秒
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毎日口に入れるもの
スーパーで売られているパックに入った食べ物ってどうしてあんなに味気ないのか考えてみた。
父は料理人だったので私が小さい頃よく市場や八百屋へ連れて行ってくれた、山盛りにされている野菜や果物の中から自分の手で触れて目で色艶を見て鼻でにおいを嗅いで選ぶ。
また、そこでは売り手とのコミュニケーションもとっても大事。売り手は自分の商品をすみからすみまで知り尽くしている、なにが入荷されたとか旬のものはなにかなんて情報をそっと耳打ちしてくれる。
きっと市場のいつも行っている八百屋のおっちゃんに勧められたのだろう、父が初めてマンゴを買って帰ってきた日のことは今でも覚えている。「これ、南国のフルーツ、食べてみぃ」と父の顔が誇らしく輝いていた。生まれて初めて口にするマンゴの味は排気ガスみたいでそう言うと父は「まあ、南国のフルーツやからなぁ...」とわけのわからない対応だった、今思えば悪いこと言ったなぁと思う、でもあのときの父は可愛かった。
でも、今でもマンゴを食べると排気ガスの味がするしその排気ガスの味がけっこう好きであの日の父の顔も一緒に思い出す。
作った人やそれを売っている人と顔を合わせて言葉を交わしてそのものを買うということはとても大事なことだと私は信じる。そうやって私たちは何千年もものを売り買いしてきたし、世界のほとんどの地域では今でもそうやってものは売買されている。
パックに値段の貼られたりんごをレジへ持って行ってさっと払ってさっと出て行くのはとても便利だけどそれを食べるとき私はレジのにいちゃんの顔を思い浮かべることはない...というよりも覚えてない。
自分で選んだ一体いくらなのか見当もつかないりんごの値段を売り手の兄ちゃんに聞いて高いと思えば「まけて!」と交渉し、「いや、このりんごは糖度が高くていいりんごやからまけられん」と言われれば「もっと買うからまけて!」と食い下がる...確かに時間はかかるし全然便利ではないけどそこに生まれるコミュニケーションが私にとってはなによりも素敵、そのりんごに噛りつくとき絶対にそのにいちゃんの顔、そして声までも思い出すだろう。
うちのおばあちゃんは家庭菜園でいろんなものを作っている、おばあちゃんの作った野菜はとびきり美味しい、それはきっとおばあちゃんがカラスや雑草を相手に奮闘してその野菜たちを作り上げたから、自転車で畑に行くときにたまにコケて脛に内出血作って私たち家族をヒヤヒヤさせたりするから、おばあちゃんが野菜や果物のことを話すときの顔や声がとてもツヤツヤしているから...そんなことを全部知ってるからおばあちゃんの野菜たちは美味しいんだなぁと納得。
ちなみに私はものを買うときそれらに話しかける。
話しかけると応答するものとしないものがある。「なんだよ、お前!」とふてぶてしいのもいるけど「もうどうでもいいんです私...」と弱々しいのもいる、「私を連れて帰って!」っとアピールしている私と相性のいいものを買うようにしている...えっ!それって変?
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from: 視線さん
2008年09月27日 16時43分23秒
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この街で一番お気に入りの場所
月に一度は近くにある墓地へ足を運ぶ。
BethとJimは秋になったらたくさん栗の実がなる木の下に眠っている。
Bethは1805年12月6日生まれで1887年4月26日没。
Jimは1806年11月19日生まれで1889年3月22日没。
私は生きていた頃の二人に会ったことがない、でも二人がどんな夫婦だったのかということについてよく考える。
ケンカしたときはどちらが先にあやまったんだろとか、Bethの自慢の手料理は何だったんだろとか、Jimのお気に入りのタイは何色だったんだろとか、いろいろ...二人の墓石の前で空想タイム。
この前、二人に会いに行ったら先客がいた、若いパンクの恋人たち(真っ黒のモヒカンに鋲付きベストの男の子とスーパー金髪ボブに革ジャンの女の子)。
BethとJimは地元紙でも話題になったことがある有名人。
彼らがBethとJimの前で座っている絵は悪くなかった、本当に悪くなかった。
もしかしてBethとJimの生まれ変わり?現代版?なーんてこの発想案外好きかも...
もうすぐしたらよく肥えた栗の実がこれでもかっていうくらいBethとJimのまわりに落ちてくる。私と近所の韓国のおばちゃんとの壮絶な栗拾いバトルの火ぶたが切って落とされるのだ。
あっそうそう、リスたちも競争相手。
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from: 視線さん
2008年09月26日 15時52分59秒
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ノスタルジックなかさぶた
最近、自転車乗っててコケた、しかも思いっきりしらふだったのに。どのように地面に接触したのか覚えてないけど両膝を擦りむいた。
今、私の両膝はかさぶたブーブーだ。
かさぶたは小さい頃の記憶と繋がっている。外で遊んでいるとあちこちを擦りむいてかさぶたなしの人生なんて子供のときは考えられなかったのに大きくなるにつれかさぶたは私から遠のいて行ってしまった...いや私のほうが遠のいて行ったのかもしれない。
だからこのかさぶたを愛おしく思う今日この頃。
今日は額に入れてみました。
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