「ビルケナウ強制収容所、通称アウシュビッツを訪れてきました。

ここに来ると誰でも気づくと思います、このあたりの空気は死の重みで満ちているということに．．．

1940年から1945年にかけてこの施設で罪もない150万の命が消されていきました。たくさんの人が銃殺された「死の壁」の前にはたくさんの花が供えられていて壁の銃丸痕がより無惨なものに見えました。地下牢やガス室、収容者が寝起きしていた粗末なバラックなどを見てまわっているうちに悲しくなってきて息をするのさえ重たい感じがしました。

収容されていたひとたちのものすごい量の髪の毛（ここに連れてこられた人たちは収容されるとすぐに男女を問わず頭を剃られた）が大きな部屋に山のように積み上げられているのを見たときはもう動くこともできずに釘付けになっていました、当時はこの髪の毛で布地を作っていたのです。

ナチスがしたことはひどいことです、でもアウシュビッツに来て思ったことは人間はある状況ではとてもひどいこともできる生き物なんだなぁということです。ここではナチスは悪者ですが過去には世界の他の地域でも同じようなことが起こりました、南京やカンボジア、ルワンダでの大虐殺がその例です、悲しいけれど事実なんですね。

日が暮れていくアウシュビッツにたたずみながらこの琥珀色に染められた土に返っていったたくさんの魂たちがもうここにはいずにどこかで生まれ変わって幸せになっていると本当にいいのになぁと心からお祈りしました。

　　　　くまこ　　　」

ターリー好きですか？　

私は好きです

ターリーはお皿の上の小宇宙

数種類のカレーとご飯を混ぜながらいろんな味を自分の好みに合わせて創造していく楽しさ

いくらでもおかわりできるハッピーミール

ターリーはやっぱり右手でぐちゃぐちゃ食べたほうが旨い

おせちもいいけど“元旦ターリー”って案外いいかも？！

ああああぁ〜ターリー食べたい！

ある昼下がり．．．


じっちゃん：

「年をとるっていうのは悪くないぜ、ベイビー」

私：

「えっ、でもシワとか増えててくるし...」

じっちゃん：（笑いながら）

「シワってのは笑い顔を演出するものよ、年寄りにシワは不可欠」

私：（ぼそっと）

「でも年取ったら行く末そう長くないし．．．」

（しばらく黙っていたが．．．）　じっちゃん：

「年寄りってのはギャンブラーよっ」

私：

「はぁっ？」

じっちゃん：（タバコをふかしながら）

「明日死ぬかもしれない毎日を生きるってのはギャンブル以外のなんでもねぇ」

私：

「うん」

じっちゃん：（私を指さしながら）

「でもそれはあんたも同じってことよ」

私：

「なにが？」

じっちゃん：

「あんただって明日死ぬかもしれないって事実はわしら年寄りと同じってこと」

私：（爪を噛みながら）

「私、じっちゃんくらい長生きできるかなぁ？」

じっちゃん：（空を仰ぎ見ながら）

「さあなぁ、それだけはお天とさまのみ知っているってことだわぁ」


私はじっちゃんの横に腰掛けてじいちゃんと同じペースで呼吸しているこの幸福感をなにものにもかえがたいと思った

「クラシックの都ウィーンにいます、昨日はオペラ「トスカ」を観にウィーン国立歌劇場に行ってきました。このウィーン国立歌劇場はもうすぐ140歳になるんですよ、長い歴史のこの街はけっこう現代的でもありいい具合に新旧が混ざり合っているなぁと思いました。

今日はベートーベンのお墓参りにヴェーリング墓地へ行って参りました。すぐ隣にはシューベルトのお墓もあってなんだか私ってミーハーって思ってしまいました。ここの墓地はすごく大きくて全部歩いてまわるのにかなりかかりました、日本の墓石と比べるとこちらの墓石はとても個性的で遺族の死んだ人への愛情がよく表現されていると思いました。

ドミで大阪出身の女の方と一緒になりいろいろお話ししました、初めての一人旅行ということで緊張されていましたが私も初めての一人旅行だと言うとなんだかお互いに意気投合して二人でパブへ行っていろんな経験談をさかなにビールをいっぱい飲みました、楽しい夜でした。

ウィーンよりメリークリスマスです　　　　　くまこ　　」

雪だるまを作ったよ

雪だるまの雪麻呂参上！

雪　ウキウキするから大好き

必死になって雪を転がしていたら寒いのも吹っ飛んでいった

しばらく遊んでおなかがすいてきたので家に帰るとき雪麻呂一人置いてけぼりにできなくて家まで抱えて帰って来ちった　
ハハハハハ

雪麻呂太りすぎ．．．．重かった．．．けどこれでさみしくないね

「プラハはとても美しい街です、大聖堂やプラハ城、カレル橋を観てまわっているとまるで中世にタイムトリップしたみたいな気分になります。

スメタナの“モルダウ”を口ずさみながらモルダウ川のほとりを歩いて集まってくる白鳥にエサをやりました。

でもここは右を向いても左を向いてもとにかく観光客だらけです、（っていう自分もそうなんですが．．．）日本のツアーガイドさんの旗に思わず私もついていくところでした。

そしてなんといってもここは国民一人当たりのビールの消費量が世界一の国。街中いたるところにあるパブで美味しい生ビールがとても安く飲めます、そして私の場合、チェコのビールはいくら飲んでも二日酔いしません。昨日の夜はパブにいたチェコの若者たちに「イッキッ！イッキッ！」を教えてあげました、来年はきっと「イッキッ！」がプラハでブレイクするでしょう（笑）。

また、カレル橋の上にいたチンドン屋のおじさんとお猿のバドくんと仲良くなって一緒に歌ったり踊ったりして楽しい時間を過ごしました。でもおじさんはバドくんと橋の上でいろんな楽器を演奏してあえて見世物になってそれでお金を稼いでいるというのに観光客の中には物珍しさでおじさんたちの写真を撮ってチップも払わずに去って行く人がいて私は腹が立ってそういう輩に噛みついてやろうとしました、するとさすが芸人のおじさんとバドくん「腹を立ててもしょうがないさっ」と平気な顔で楽しく演奏を続けていました。おじさんとバドくんが幸せになりますように．．．

プラハより愛を込めて　　　　　　くまこ　」

待ち合わせしたのに来なかった

楽しみだったのに．．．久しぶりに会えるの

なにから話そうとか

髪の毛切ったの気がついてくれるかな？とか

わくわくしすぎてしっぽがあったらブンブン振ってたのに

もしかして事故に巻き込まれたのかも．．．．

うれしさがピークをすぎてだんだんと悲しみに変わっていく

うつむき加減になって買ったばかりのジーンズに涙が落ちる

もう待つのやめようとさっきから席を立とうとする自分とあと一分待ったら来るかもしれないのにと止める自分

冷たくなったホッカイロみたいな私のこころ

　

「お友達を紹介してくれていい環境を整えてくださったことに感謝しています、ベルリンはとてもいいところですがやっぱり私決めました、引き続き旅を続けることにします。

なんだかまだひとところに落ち着く時期ではないように思います。

もう行き先は決めてあるんです、チェコ共和国のプラハです。

明日の朝、汽車でベルリンを発ちます。この次にお便りするときはプラハからです。

心配しないで、もうすっかり元気になって冒険したくてウズウズしてます。

それでは．．．　　　　　　　くまこ　」

もうすぐクリスマスって街中は盛り上がっているけど昔から商戦のために作り上げられたホリデーって好きでない

踊らされているタコって感じがして背中がくすぐったいよ

自分のためだけに祝えることっていっぱいあるの知ってて？

今日は寝ていて足がつってのた打ち回ったのでそのことを笑いながらワインを開けようとか．．．

窓の外に見える落葉樹の最後の一枚の葉っぱがまだ頑張って奮闘しているので応援の意味も込めて炊き出しとか．．．

新しいソファーを買ったので今日は一日ソファーの上でハッピーに暮らそうとか．．．

包丁をきれいに研げたのでます酒に塩を盛って乾杯とか．．．

好きなバンドのニューアルバムをゲット本日は貸切ダンスパーチーとか．．．

今年初めてできたシモヤケに軟膏を塗りながらサブちゃんの「はーるばる来たぜ！ハ〜コダッテェ〜」を歌うとか．．．

要するに気持ち持ちようの問題ってことかぁ？

ああぁぁぁ〜好きだぜぃ〜我が人生！（死にたいときもあるけれど．．．）

バンザーイ

「ベルリンのくま友たちです。さぁて、私はどーこだ？　　くまこ　」