「Re:ありゃりゃん？？」

双子は良いぞ、
双子は。

再生産アルトアイネスの発売が、いつの間にやら７月に延期されとる。
ま、状況が状況だけに、企画そのものがお流れにならなかっただけマシか。

それはそうと、この機会にアイネスをお迎えしようと思ってる、紳士淑女の皆々様に、言いたいことが、一つある。

アリエル｢夏が来たら、私この素体で、マスターと海に行くんだ。完全版｣
ヴェロニカ｢アリエル、君という神姫は……｣

〜チャレンジャー〜

「正論」

アリエル｢あ〜あ、バラバラ…。あとでマスターに怒られても知らないよ、ヴェロニカ？｣
ヴェロニカ｢クリティカル無効(斬撃武器)の特殊能力を持つゴーレム系モンスターには、剣による攻撃は効果が薄い。この場合、基本ダメージの大きい打撃武器が有効というのは、基本中の基本だろう？ 神姫たる者、状況と対戦相手に合わせ、最善の武装を以ってバトルに臨まないとな。…なに、礼には及ばない。これは先輩神姫からの、ささやかなアドバイスだと受け取ってくれ｣
ハル｢…反論の余地のない正論で、剣士型の存在意義を根底から否定しないでよ、この悪魔｣
ヒュー｢……ステファニー……｣

〜悪意なし。だから余計タチ悪し〜

「正論」

ヴェロニカ｢せいやー｣

「正論」

ヴェロニカ｢…なるほど。言いたいことは理解した。しかし、わからないな｣
アリエル｢ヴェロニカ？｣

「正論」

ハル｢いや、こいつらスゴいよー。なにしろスケルトン･タイプのゴーレムだから、動きが恐ろしく正確でさ。まともに有効打を与えようと思ったら、かなり素早くて精密な剣さばきが必要なのよ。それに、的も細っこいから、なおさらね｣
アリエル｢…まあ、骨だしね｣
ヒュー｢……｣

「正論」

ヴェロニカ｢…トレーニング!?｣
ハル｢そうなのよ先輩。ほら、わたしらみたいな軽武装タイプって、素体のコンディションが、そのまま戦闘力に直結するじゃない？ だから毎日のトレーニングは欠かせないのよ｣
ヒュー｢……｣
ハル｢んで、丁度いい練習相手はいないかってマスターに聞いたら、こいつら貸してくれたってワケ｣
アリエル｢でも、どうしてガイコツ…？｣

「正論」

アリエル｢助太刀します！｣
ヴェロニカ｢うおおおおおー!!｣

ハル｢わ〜！ ちょちょっと待ったぁ！｣

「正論」

ヴェロニカ｢そんなことはどうでもいい！ とにかく加勢するぞ、アリエル！｣
アリエル｢はいっ！｣