「Re:白と黒と、黒と白」

双刃｢黒い虫と言われて人々がまず思い浮かべるのが、クワガタ虫やカブト虫とは限らない、ということです｣
彩夏｢え〜っと、…それで？｣
双刃｢自慢の角を奪われた挙げ句に長い触覚を移植され……。彩夏。貴女は害虫キング『Ｇ』の称号を、欲しいと思いますか？｣
彩夏｢ゼッタイイヤ｣
双刃｢つまりそういうことです。人も神姫も、今、あるがままを受け入れればそれでいいのです。……たとえパンダさんに拒絶されたとしても｣
彩夏｢双刃…。あんたまだ……｣


〜さいかさんとふたばさんと、ねがてぃぶ神姫んぐ〜

「Re:白と黒と、黒と白」

彩夏｢だ、だったら黒で。…ほら、あたしたちの武装って元々ゴツいし。それがブラックカラーに生まれ変わったら重厚感倍増！ ついでにアクセントでゴールドを追加したりしちゃったとしたら、シックでゴージャス！ まさにキングの風格…｣
双刃｢そしてゴ〇ラムと呼ばれ、再販７弾の強化パーツ扱い｣
彩夏｢ぎゃ〜！｣
双刃｢いえ…。その程度で済めば、まだ幸運と言えるかもしれません｣
彩夏｢…どゆこと？｣

「Re:白と黒と、黒と白」

双刃｢…もし私たちのリペイント版が発売されるとして、彩夏はどんなカラーリングを望みますか？｣
彩夏｢そりゃやっぱり白と黒でしょ。あたしたちの場合はヘラクレスのこともあるから、白か黒のどっちかってことになるかな？｣
双刃｢そうですね｣
彩夏｢となると、ここは白かな。清楚にして可憐。純真無垢な乙女っていう、あたしじゃなくてあたしたちにピッタリのイメージじゃない｣
双刃｢サ〇ギマン、あるいは脱皮直後｣
彩夏｢…うおっ!?｣
双刃｢甲虫型でホワイトカラーでは、そんなイメージもあります｣

「Re:白と黒と、黒と白」

彩夏｢ほえ〜。やっぱリペイント版はカッコイイねぇ。双刃。あたしたちもリペイントって、されないもんかね？｣
双刃｢…………｣
彩夏｢絶対大人気間違いなしだと思うんだけどな｣