「Re:本題。或いはどうでもいい話」

彩夏｢……結局、そんなもんなんだ｣
双刃｢結局、こんなものなのです｣


〜さいかさんとふたばさんと、ルーツ〜

「Re:本題。或いはどうでもいい話」

彩夏｢そんなのただの偶然でしょ？ 双刃、あんたの名前は全然違うし。ウチのマスターのことだから、どうせあたしらの名前はセットで考えてるんだし｣
双刃｢…私の場合は、ダブルソーダという音ではなく、意で考えてみてください｣
彩夏｢意？ 意味？ え〜っと、ダブル……Ｗ？ 二人で一人の…アルトアイネス型、といえばイリーナとイレーア。…は双子……双？ でもってソーダは……クリームソーダ、って違うか。ソーダ…ソードで剣。…ブレード？ 刀……。あっ！ ………ヤイ、バ……｣

「Re:本題。或いはどうでもいい話」

双刃｢ちなみにコレは？｣
彩夏｢ゾイドのサイカーチスでしょ？｣
双刃｢はい。カブト虫型のサイカーチスです｣
彩夏｢それがなによ？｣
双刃｢貴女の名前は？｣
彩夏｢あんた、さっきからなにが言いたいのよ？｣
双刃｢答えてください｣
彩夏｢…ランサメント型の彩夏だけど｣
双刃｢カブト虫型のサイカですね｣
彩夏｢…………｣

「Re:本題。或いはどうでもいい話」

彩夏｢そりゃあたしが夏の王様、甲虫キングだから『夏を彩る』で彩夏に決まってんじゃない。ま、ランサメント型は飛び道具メインだから、花火にも掛けてるんだろうけどね。でもその場合は彩夜夏(さやか)とかでもアリ、か…。まぁどっちにしろ、あたしに相応しい名前よねぇ｣

「Re:本題。或いはどうでもいい話」

彩夏｢このゾイドが、あたしたち神姫といったいなんの関係があるっての？｣
双刃｢神姫、と言いますか、私たち第９弾とは、浅からぬ因縁があるのですが。…それはそうと彩夏。貴女は、自分の名前の由来を知っていますか？｣