「Re:姉上の悩み事」

イリーナ｢いっけえ！ ポチ1号！｣
イレーア｢ワルモノをやっつけろぉ！｣
彩夏｢ぎゃああああ!! あたしがいったい、なにをしたあああっ!?｣

レイテ｢……あうぅ、イリーナとイレーアが、どんどん遠い存在になっていくのです……｣


〜姉上と先輩と、グダグダ展開こそが、ここには相応しいのです〜

「Re:姉上の悩み事」

彩夏｢ゴルアァッ！ あたしのサンマ返せ！｣
イリーナ｢ヤダよ〜だ｣
イレーア｢ボクたち食べ盛りなんだもんね〜｣
彩夏｢このドラネコどもがっ！ 取っ捕まえて鼻の穴に唐辛子ブチ込んだる!!｣
イリーナ＆イレーア｢にゃ〜、彩夏姉ちゃんのえっちぃ〜｣
彩夏｢なんでじゃあ!?｣

レイテ｢………｣

「Re:姉上の悩み事」

レイテ｢そうよね。トラ先輩の言う通り、一人で悩んでないで、当たって玉砕の精神で、みんなとお話すればいいだけのことだったんだ。…ＯＫ！ 全然心配ないでしょピース♪｣

彩夏｢待て待て〜｣
イリーナ｢待たないよ〜だ｣
イレーア｢捕まえられるもんなら捕まえてみれば〜｣

レイテ｢あら？ みんなで鬼ごっこしてるのかしら？ だったら私も仲間に…｣

「Re:姉上の悩み事」

トラ｢だけどレイテ、お前さんはそれでも双子の姉ちゃんだし、イリーナとイレーアは、やっぱり双子なんだ｣
レイテ｢…そう、ですね。そうなんですね？｣
トラ｢ああ、そうだ。要は、お前さんがどう思うかだ。それさえ分かってりゃ、それでいいんだ。こんなとこでウジウジ悩んでたって、なにも変わりゃしない。…あと大事なのは、そうだな、ちょっとしたキッカケってやつかな？｣
レイテ｢…はい！｣

「Re:姉上の悩み事」

トラ｢最近イリーナとイレーアの奴、修練サボって姉貴たちと遊んでばっかだからな。…可愛い妹たちを取られるとでも思ったか？｣
レイテ｢そんなことは…。ただ…｣
トラ｢ただ？｣
レイテ｢彩夏さん、あの二人のことを、ちゃんと理解してるんだなって。そう思ったら、私、自分が情けなくなって。私は、イリーナとイレーアのお姉さんなのに…｣
トラ｢いや、それは彩夏姉貴を褒め過ぎだろ？ だったらいっそ、お前さんも姉貴たちに甘えちまえばいいじゃないか｣
レイテ｢でも、私とあの人たちは…｣
トラ｢赤の他人ってか。それ言ったら、お前と双子だって、単にアルトレーネ型とアルトアイネス型が姉妹機ってだけの関係だし、イリーナとイレーアにしたところで、同型の神姫ってだけの関係だ｣
レイテ｢…………｣

「Re:姉上の悩み事」

トラ｢お、ニッキ水見っけ。で、双子がどうかしたか？｣
レイテ｢え！ トラ先輩、どうしてそのことを…？｣
トラ｢そりゃわかるさ。あたしを誰だと思ってる？｣
レイテ｢ぜんぜん答えになっていませんが…｣
トラ｢気にするな｣

「Re:姉上の悩み事」

トラ｢どうした、ため息なんかついて。…便秘か？｣
レイテ｢…先輩。こんな時に茶化さないでください｣
トラ｢どんな時か知らんけど、あたしはいつだって真面目だ。体調管理は大事だぞ｣