「Re:別売注意」

おまけ･２

「Re:別売注意」

おまけ･１

「Re:別売注意」

レイテ｢さ、今日のご飯はイタリアンにしましょう｣

彩夏｢……レイテ、逞しくなって…。あたしゃ嬉しいよ｣
双刃｢それよりあの娘、だんだん芸風が彩夏、貴女に似てきましたね…｣
キリコさん｢…イイ｣

〜さいかさんとふたばさんと、中の人〜

「Re:別売注意」

レイテ｢……………………｣

「Re:別売注意」

キリコさん｢…デハ、失礼シマス｣
レイテ｢あの、なんのおもてなしもできなくて、その…ごめんなさいなのです｣
キリコさん｢…イエ、楽シカッタデス｣

「Re:別売注意」

キリコさん｢…息子デス｣
レイテ｢中の人ネタっ!? …その、まだ小さいのに、立派な司令官顔のお子さんですね｣
キリコ｢…ゴーパー！｣
レイテ｢ひょっ！｣
キリコさん｢…アリガトウゴザイマス｣
レイテ｢いえいえそんな｣

「Re:別売注意」

キリコさん｢…ゴーパー｣
レイテ｢ひょえ!? あの、その、中にだれかいるなんて思ってなくて、それで…｣
キリコさん｢…コンニチハ｣
レイテ｢あ…えと、こ、こんにちは｣

「Re:別売注意」

レイテ｢…………｣

「Re:別売注意」

レイテ｢…では、タマちゃんをお迎えするために使ったお金は、元々私のクレイドルの購入資金ということですか？｣
彩夏｢私の、ってとこがちょい引っかかるけど。ま、そゆこと｣
レイテ｢……では、私のクレイドルは…？｣
彩夏｢年内は無理なんじゃない？｣
レイテ｢……。いいえ。そんなことはありません｣
彩夏｢ほえ？｣
レイテ｢…なぜならこのタマちゃんが、私のクレイドルだからです！｣
彩夏｢うおっ！ そうきたか｣
レイテ｢クレイドルを買うお金で買ったタマちゃんは、間違いなくクレイドルです！ 私の理論は完璧です！｣
彩夏｢屁理屈こねるなっ！｣
双刃｢まぁまぁ。彩夏、落ち着いてください｣
レイテ｢開閉スイッチはどこです!? ここですか？ そこですか？ ええいしゃらくさい。こーなったら力ずくです！｣
彩夏｢やめて…。あたしのタマちゃん、壊れる……｣
レイテ｢うりゃー！｣

「Re:別売注意」

レイテ｢でもコレ、高いんですよね？｣
彩夏｢さあ？ マスターは八割引きだったって言ってたけど｣
双刃｢それでも、安い買い物ではありません｣
レイテ｢よく買ってもらえましたね？｣
彩夏｢そこはそれ。例によってクレイドル落札しそこなって真っ白になってたウチのマスターの、一瞬の心の隙を突いて、こっちに予算回すよーに丸め込んだ、あたしの作戦勝ちってことだぁね｣
レイテ｢な、なんですとぉ!?｣

「Re:別売注意」

双刃｢…やまとの1/12スコープドッグですか｣
彩夏｢そっ。あたしのタマちゃん。いいでしょ？｣
レイテ｢フル塗装のポチ１号…ＤＭＺと違って成型色そのままで、なんだかのっぺりした感じですね。レンズも曇ってますし。せめてスコープとアンテナが塗装されてればよかったんですけど…｣
彩夏｢余計なお世話様だ｣
双刃｢しかし、全体的なプロポーションは、こちらが優れていますね｣
彩夏｢さっすが双刃、いいこと言う。これでよーやく、双子とあの犬ころ共に晩飯のおかず食われる心配しないですむよ。いや〜、めでたいめでたい｣
双刃｢結局、行き着く先はそこですか…｣

「Re:別売注意」

レイテ｢どうしたんです彩夏さん。いきなり大きな声を出して？｣
双刃｢そもそもこの家では、時代はいつだって彩夏、貴女のものではありませんか｣
彩夏｢ぬっふっふぅ。これを見よ！｣
双刃｢これ？｣
彩夏｢ありゃ？ デカ過ぎて背景の一部になってる？ ならタマちゃん、お座り｣
レイテ｢タマちゃん…？｣