「Re:クレイドル顛末記･２」

キリコさん｢…イイ｣

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〜Good Night and Good Dream〜

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レイテ｢あの…………｣

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彩夏｢…そして、トラップ『タマテバコ』の効果で無力化された『ウラシマタロウ』でしたが、『鶴王 キング･ウラシマ』に転生することでトラップ効果を無効化。さらに『キング･ウラシマ』の特殊能力で『亀神 オトヒメ』をコストゼロで特殊召喚。無敵の竜宮コンボで、見事デュエルに勝利しましたとさ。めでたしめでたし｣
イリーナ｢ふぅん｣
彩夏｢どお？ 面白かった？｣
イリーナ｢面白かった。でもそのお話、ホントに昔話？｣
彩夏｢さあ？ ウチのマスターの『夢のお宝ボックス』で拾ったネタだから、あたしにゃよぉ分からん。…イレーアはどうだった、あたしの昔話？｣
イレーア｢つまらなかった。ボクもう眠いから、静かにして｣
彩夏｢ありゃりゃ？ こっちのお姫様はご機嫌ななめみたいだぁね。そんなにレー姉が恋しいのかなぁ？｣
イレーア｢……｣

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レイテ｢……………………｣

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レイテ｢夢に見たクレイドルで見る夢は、どんなでしょう？ …なぁんて、ね。今日の私、やっぱり少し変みたいね……｣

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レイテ｢ではイリーナとイレーアをお願いします、彩夏さん｣
彩夏｢おっけー。この彩夏さんに、どーんと任せときなさいって｣
レイテ｢それじゃ、おやすみなさいイリーナ、イレーア｣
イリーナ｢おやすみ、レー姉｣
イレーア｢……｣
イリーナ｢イレーア？｣
イレーア｢…おやすみ、レー姉｣

「Re:クレイドル顛末記･２」

レイテ｢でもどうして？ しばらく無理だって、彩夏さん、言ってましたよね？｣
彩夏｢なんかさー、マスター、今年最後の運試しのつもりで、いつもよか安い値段でオークションに入札してたんだって。そしたらあっさり落札できたそーな｣
レイテ｢まあ！ オークションの神様、ありがとうございます！ 私にクレイドルをくれて！｣
彩夏｢…そこはまず、ウチのマスターに感謝しようよ。それといきなり私物化かい？｣
レイテ｢それもそうですね。それならイリーナとイレーアから使う？｣
イリーナ｢ボク、いい｣
イレーア｢ボクも。マスターの作ってくれたベッドあるし｣
レイテ｢では彩夏さんか双刃さんか、それともトラ先輩に言って…｣
彩夏｢あたしもパス。なんか寝心地悪そうだし。たぶん双刃とトラもいいって言うと思うよ？｣
レイテ｢それなら、私が遠慮なく使わせてもらっていいですね？ …ああ、夢にまで見た純正品のクレイドル。もう今すぐにでも眠りたい気分です！｣
イレーア｢え…｣
イリーナ｢レー姉、今日、もう寝るの？｣
イレーア｢いつもみたいに、ボクたちが眠るまで、一緒にいてくれないの？｣
レイテ｢それは…｣
彩夏｢こらこら。お姉ちゃんを困らせるんじゃない。だったらあたしがいてあげるから｣
イリーナ｢なら…いっか。イレーアも、それでいいよね？｣
イレーア｢……うん｣
彩夏｢じゃあそれで決まり｣
レイテ｢ありがとうございます、彩夏さん｣
イレーア｢…………｣

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レイテ｢これは…クレイドル？｣
彩夏｢そゆこと。思ってたより早く届いたねぇ。も少し遅かったら、あたしゃ、レイテの抱き枕にされるトコだったよ｣

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レイテ｢と〜と〜追い詰めましたよ彩夏さん。…そろそろ覚悟を決めてください｣
彩夏｢しゃ、しゃぎゃー！ しゃぎゃー！ しゃぎゃー！｣
イリーナ｢今日のレー姉、なんか怖いね。いろんな意味で｣
イレーア｢どうする？｣
イリーナ｢ほっとこ｣
イレーア｢そだね。たいへんなの、彩夏姉ちゃんだけみたいだし｣
彩夏｢この、薄情者〜！｣
レイテ｢ひょえっひょえっひょえ〜。…あら、この箱はもしかして……？｣

「Re:クレイドル顛末記･２」

彩夏｢ぎゃ〜！｣
イリーナ｢あ、彩夏姉ちゃん｣
イレーア｢荷物、届いてるよ｣
彩夏｢いまそれどころじゃないっ！ そんなことより、レイテどうにかして〜｣
イリーナ＆イリーナ｢レー姉？｣

「Re:クレイドル顛末記･２」

キリコさん｢オ届ケ物デス。はんこカさいんヲオ願イシマス｣
イリーナ｢あ、はーい｣
イレーア｢…だれだろ、この人？｣