「Re:今日は何の日？」

キリコさん｢コチラデス｣
アリエル｢……受け取りを、拒否します。断固として｣
キリコさん｢…ナゼデスカ？｣
アリエル｢これ以上ウチの相方の狂暴性が増したら、私、やってられません｣
キリコさん｢…ソレハ残念デス｣

〜さいかさんとふたばさんと、それぞれの聖夜〜

「Re:今日は何の日？」

アリエル｢…あなたもしかして、サンタさん…？｣
キリコさん｢…郵便屋デス。う゛ぇろにかトイウ人ニモ、オ届ケ物ガアリマス｣
アリエル｢ヴェロニカにも？ やっぱりマスターは、私たちのことを大切に思っていてくれたんですね。マスター、私、今日のことを、絶対忘れません！｣

「Re:今日は何の日？」

アリエル｢まあ!?｣
キリコさん｢『今ハコレガ精一杯』トノ言付ケデス｣
アリエル｢ありがとう泥棒さ…じゃなくて郵便屋さん。私、嬉しいです！｣

「Re:今日は何の日？」

キリコさん｢コンバンハ｣
アリエル｢あ、こんばんは。…あなたはだれ？｣
キリコさん｢…郵便屋デス。すたこらトイウ人カラ、オ届ケ物デス｣
アリエル｢マスターから？｣

「Re:今日は何の日？」

アリエル｢…でも、やっぱりクリスマスパーティー羨ましいなぁ。だけど私だけ仲間に入れてもらったら、ヴェロニカにも、あのタヌキさんにも悪いし……｣

「Re:今日は何の日？」

ヴェロニカ｢ここに新たなる同志を迎え、私たちのリベンジは、今！ 始まる！｣
ワンダ｢おー！｣
ヴェロニカ｢打倒！ 彩夏さん！｣
ワンダ｢トラ！ 倒す！｣
ヴェロニカ＆ワンダ｢エイ！ エイ！ オー!!｣

アリエル｢…ヴェロニカ。あなたは彩夏さんを倒さない限り、もう先には進めない神姫になっちゃったのね……｣

「Re:今日は何の日？」

ヴェロニカ｢なにを寝ぼけたことを言っているんだアリエル！ 私たちには果たすべき目的、乗り越えるべき壁が、目の前にあるのだ！ 今はクリスマスだ正月だなどと、浮かれ騒いでいる時ではない！ …そうだろう、マッコウさん？｣
マッコウさん｢オッス｣
ヴェロニカ｢聞いたかアリエル。マッコウさんも、そうだと言っている！｣
マッコウさん｢オッス｣
アリエル｢……｣

「Re:今日は何の日？」

アリエル｢あっちは楽しそうだなぁ。ねぇヴェロニカ、私たちも仲間に入れてもらおうよ？｣

「Re:今日は何の日？」

イリーナ｢どれにする？｣
イレーア｢ボク、チョコ｣
イリーナ｢ボクもチョコ｣
彩夏｢最初に言っておく！ あたしゃイチゴ譲る気ないからね！｣
トラ｢さっすが彩夏姉貴、いいこと言うぜ！｣
双刃｢それでは、私は抹茶をいただきます｣
レイテ｢私も抹茶がいいです｣
双刃｢それでは、お茶を煎れてきますね｣
レイテ｢あ、お手伝いします｣
彩夏｢よし！ ならあたしは、そのあいだにそっちのも味見を…｣
トラ｢姉貴…｣
イリーナ＆イレーア｢彩夏姉ちゃん、お子ちゃま｣
彩夏｢にゃにおぅっ!?｣

「Re:今日は何の日？」

イリーナ｢お花とお菓子だ｣
イレーア｢このお菓子、なんだか食べるのもったいないね｣
トラ｢そっちの箱はロールケーキだそうだ｣
イリーナ｢ロールケーキー♪｣
双刃｢それは食事のあとですよ？｣
彩夏｢なんなら、あたしがゴハン全部食べてやろうか？｣
イレーア｢食べるもん｣

「Re:今日は何の日？」

レイテ｢クリスタルの天使様。綺麗…｣

「Re:今日は何の日？」

彩夏｢ほえ？ 一応、クリスマスの準備はしてたんだ｣
トラ｢『こんなこともあろうかと、食料以外はあらかじめ買っておいた。私スタコラに抜かり無し』だそーだ｣
彩夏｢よーするに、直前で忘れるコト前提ってことね｣
双刃｢彩夏、それはマスターに対して失礼では？｣
トラ｢ああ、それと…｣
レイテ｢それと？｣
トラ｢『メリークリスマス』だとさ｣
レイテ＆イリーナ＆イレーア｢メリークリスマス！｣

「Re:今日は何の日？」

トラ｢お、みんな揃ってるな｣
イリーナ｢あ、トラちゃんだ｣
イレーア｢トラちゃんもゴハン食べてく？｣
トラ｢食ってく。それと、マスターから、なんか差し入れがあるみたいだぞ｣
レイテ｢あら、なにかしら？｣

「Re:今日は何の日？」

双刃｢食事の用意ができましたよ｣
レイテ｢あら、いい匂い｢
イリーナ｢双刃姉ちゃん｣
イレーア｢今日のゴハン、なに？｣
双刃｢今日はロールキャベツです｣
イリーナ｢ボク、ロールキャベツ好き｣
イレーア｢ボクも｣
彩夏｢ワンダ…。変わり果てた姿になって……｣
イリーナ＆イレーア｢えっ!? ウソでしょ、彩夏姉ちゃん!?｣
彩夏｢とーぜんウソ｣
レイテ｢彩夏さん、いい加減にしないと……じっくりコトコト煮込みますよ？｣
双刃｢では、冷めないうちにいただきましょう｣
イリーナ＆イレーア｢はーい｣