「Re:こたつのある日常」

彩夏｢なに、この状況？｣
双刃｢さあ？｣

〜さいかさんとふたばさんと、オチなんてございません〜

「Re:こたつのある日常」

彩夏｢……で？｣

「Re:こたつのある日常」

レイテ｢二人なら、しばらくしたら帰ってくると思うけど。それまでここで待ってる？｣
琴葉｢それはご親切に。では遠慮なく、お言葉に甘えさせていただくことにします｣
レイテ｢このおこた、少し大きいから。クッションを使うと、ちょうどいい高さになるわよ｣
かなえ｢おう。悪いな｣
レイテ｢なにか温かい飲み物作るわね。お茶とココア、どっちがいい？｣
琴葉｢では、お茶をお願いします｣
かなえ｢オレはココアだ。…甘いヤツだぞ？ ニガイのヤだからな｣
レイテ｢はいはい。すぐ持ってくるからね｣
かなえ｢…お前、思ったよりいい奴だな｣
レイテ｢あなたは思ったより可愛いわね｣
かなえ｢う、うるせー…｣

「Re:こたつのある日常」

かなえ｢とにかく！ ファングってのはオレの魂の呼び名なんだ。そこんとこ忘れるなよ｣
琴葉｢それはさておき、こちらに彩夏さんと双刃さんという方はおられませんか？｣
かなえ｢そうだ！ その彩夏と双刃ってのが、ここでいちばん強い神姫なんだっておやっさんが言ってた。オレはそいつらを倒して、最強神姫伝説を築く！｣
琴葉｢いえ。ご挨拶に参っただけです｣
レイテ｢彩夏と双刃さんなら、お出かけしてるけど｣
かなえ｢なにぃ!? さてはこのオレに恐れをなして逃げ出したな！｣
レイテ｢そうじゃなくて…。新しい装備のテストなんだって｣
かなえ｢そうか！ それはオレに対抗するための新兵器だな！ 燃えるぜ！｣
イリーナ｢…ボク、もう寝る｣
イレーア｢…ボクも｣

「Re:こたつのある日常」

ガブリーヌ｢オレの名はファング！ すべてを噛み砕く闇の牙、ファングだ！｣
レイテ｢…それは、とっても強そうなお名前ね｣
琴葉｢駄目でしょう叶(かなえ)ちゃん。初対面の人に、そんな言葉遣いしちゃ｣
かなえ｢う、うるせー！ オレをその名前で呼ぶな！｣
イリーナ｢かなえちゃん？｣
イレーア｢たしかに、ちょっと似合わないかも｣
かなえ｢なんだと！ おやっさんがオレにくれた名前をバカにするな！ このチビ！｣
イリーナ｢あ、ゴメン｣
イレーア｢チビ素体なのは、ボクたちと同じなのに…｣
かなえ｢なにか言ったか？｣
イレーア｢言ってないよ｣
イリーナ｢…この子は、ちょっと扱いづらいね｣
イレーア｢おやっさんってマスターのことかな？ 特撮ファン？｣

「Re:こたつのある日常」

蓮華｢はじめまして。蓮華型の琴葉(ことは)といいます。主(しゅ)さんのお言い付けで、ご挨拶にあがりました｣
レイテ｢主さん？ あ、マスターのことね。私はアルトレーネ型のレイテ。この子たちは妹のイリーナとイレーアよ｣
琴葉｢これはご丁寧に。皆様のお噂は、主さんから常々聞いております｣
イリーナ｢…今度の子、ずいぶん礼儀正しいね？｣
イレーア｢ボク、あのしゃべりムリ｣
レイテ｢そっちの子は？｣