「Re:姉バトル」

レイテ｢私、わかりました。彩夏さんとは、お互いが納得するまで、とことんお話しなくてはいけないと｣
エーファ｢そりゃいいけどさ。あのひねくれ者が、人の話なんて、まともに聞くと思う？｣
レイテ｢大丈夫です。問題ありません｣
エーファ｢うわ、言い切ったよこの娘…。だからどうやって？｣
レイテ｢あら？ そんなこと、決まっています。私たちは武装神姫ですから｣

〜続く〜

「Re:姉バトル」

双刃｢…かくかくしかじか、という訳です｣
ジーナ｢…あまりに古典的な表現に、少々頭痛を覚えましたが、事情は飲み込めました｣
あかね｢またエーファの余計な一言が原因か…｣
エーファ｢なによぉ？ あたしが悪いっての｣
レベッカ｢実際、そうだろう？｣
エーファ｢やかましい！｣
レイテ｢…いいえ。エーファさんは悪くありません｣
エーファ｢レイテ？｣

「Re:姉バトル」

彩夏｢ほいじゃ、復帰組同士、積もる話もあるだろーから、あたしはここらで消えさせてもらうわ｣

あかね｢…どうしたんだ彩夏？｣
ジーナ｢ええ、どこか様子がおかしいですわね｣
レイテ｢それは…｣
レベッカ｢エーファ、君の口から、説明すべきなんじゃないか？｣
エーファ｢あたしゃ知〜らない｣

「Re:姉バトル」

レイテ｢あ…彩夏さん。その…こんにちは……｣
彩夏｢……おう｣

「Re:姉バトル」

エーファ｢アイドル天使エーファさん、ついに完全復帰。さあ皆の衆、拍手と喝采で出迎えるがよい｣
彩夏｢…なに言ってんだか、この悪魔天使は｣
エーファ｢あによぉ。なんか文句ある？｣
レベッカ｢エーファ、やはり君の面の皮の防御力は、ストラーフ以上だ｣
エーファ｢黙れ、アホ悪魔｣
ジーナ｢こちらはこちらで見た目は変わっても、中身はそのままのようですわね…｣
あかね｢まったくだ、な｣
レイテ｢あかね、ジーナ。お久しぶりです。イリーナとイレーアには、もう会われたそうですね？｣
あかね｢よ、久しぶり！｣
ジーナ｢ええ。二人とも、健やかに成長していて、ワタクシ、安心しましたわ｣

「Re:姉バトル」

双刃｢…下品…。私の、パンダさん素体が…下品……｣
ジル｢そんなことないってお姉様！ わたしは大好きだよ！｣

彩夏｢さっすがジーやん。相変わらず容赦ないねぇ｣
ジーナ｢彩夏、あなただけには言われたくありませんわ、そのセリフ｣

「Re:姉バトル」

彩夏｢お！ あかねちんにジーやん。ウチのお局神姫も、よーやく復活したんか｣
ジーナ｢ちょっと彩夏！ 久しぶりの再会で、いきなりお局とは失礼ですわね！ ワタクシ、まだまだ現役ですわよ！｣
あかね｢それとあかねちんはやめてくれよ。なんかムズムズする｣
ジル｢はじめまして！ わたしジル！ お姉様たち、よろしくお願いしますです｣
ジーナ｢あら可愛い｣
あかね｢双刃のカノジョ？｣
ジル｢うん！｣
ジーナ｢…このような直球ストレートな反応は、正直予想外でしたわね｣
あかね｢これが新型のぱぅわーってヤツか？｣
双刃｢久しぶりですね、あかね、ジーナ。こういった娘ですが、あまり気にしないでください｣
ジーナ｢あら双刃。しばらく会わない間に、ずいぶんイメージが変わりましたね。ワタクシ、びっくりしてしまいましたわ｣
双刃｢ええ。…どうです、この素体？ 私に似合いますか？｣
あかね｢ま、まあ、イイんじゃない？ …動きやすそうだし｣
ジーナ｢ですが、その…｣
あかね｢ああ…｣
双刃｢はい？｣
ジーナ｢はっきり言って、お下品ですわね｣

「Re:姉バトル」

ジーナ｢どうです？ 具合は｣
あかね｢ああ、悪くない。あとはパーツが馴染むまで、基礎トレーニングからやり直しだな｣

「Re:姉バトル」

あかね｢シッ！｣