-
from: スタコラさん
2011年01月21日 15時07分47秒
icon
姉バトル・2
レイテ「それでは話し合いを始めましょうか、彩夏さん」
彩夏「…いや、これのどこが話し合いだっての?」
レイテ「いいえ。これは話し合いです。…そう! バトルという名の!」
彩夏「…いつからここは、少年マンガの世界になったんよ?」
レイテ「ルールはいつもと同じです。武装制限なし。どちらかが泣くか動かなくなるまで、ひたすら殴り合います」
彩夏「お〜い、無視すんなぁ…」
双刃「考えましたね、レイテ」
ジル「え? 双刃お姉様、それってどういうこと? 武装制限がないなら、フル武装すればいいのに」
ジーナ「それでは中距離戦で、彩夏の完封勝ちで確定です」
あかね「ああ。あえて素体勝負に持ち込むことで、彩夏の射撃能力を封じにかかったか」
ジル「でもさでもさ、このルールなら、彩夏お姉様、別にレイテに合わせる必要ないよね? だって…」
レベッカ「素体のカタログスペックだけで言えば、後発であり、格闘タイプであるアルトレーネ型が、射撃タイプのランサメント型より明らかに有利。…君が言いたいのは、そのことだろう?」
ジル「うん…」
双刃「たとえ不利とわかっていても、相手と同じ条件でバトルする。それが彩夏です」
ジル「それじゃあ彩夏お姉様のほうが、少年マンガだよ」
エーファ「よーするに、ただのカッコつけよねぇ」
あかね「そしてレイテは、そんな彩夏の性格を利用してきた」
ジーナ「このバトル、まずはレイテが一本取りましたわね」
コメント: 全12件
from: スタコラさん
2011年01月21日 15時46分42秒
icon
「Re:姉バトル・2」
ジル「彩夏お姉様スゴーい! ランサメント型って、あんなに速かったんだ!」
あかね「いや、あれはスピードで避けてるワケじゃない」
ジル「え?」
ジーナ「いわゆる、見切り、という技術ですわ」
双刃「バトル相手を、彩夏は常に見ています。僅かな手足の動き、表情、視線の微妙な変化…。極めて冷静に、冷徹に、相手の、心の中まで」
あかね「そりゃ、相手が次になにするか分かってれば、大抵の攻撃は当たりゃしないさ」
ジーナ「ワタクシたちなら、分かっていてもどうにもならないレベルまで、戦闘速度を引き上げることも可能ですが…」
あかね「それより気になったのは、レイテの動きだな。あんな攻撃パターン、ワタシは知らないぞ」
ジーナ「まだまだぎこちないですが、あれは双刃、あなたのスタイルですね?」
あかね「レイテに教えてやったのか?」
ジル「えー! お姉様、レイテにだけ教えるなんてズルい! わたしにも教えて!」
双刃「いえ。私はなにも。確証はありませんが、一度だけ見せた私の動きを、レイテなりに研究したのでしょうね。…そもそもわたしの戦闘スタイルは、教えてどうにかできるモノではありませんから」
from: スタコラさん
2011年01月21日 15時53分36秒
icon
「Re:姉バトル・2」
レイテ「シャッ!」
〜続く〜
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト