「Re:攻略！ 虫雪崩」

レベッカ｢…と、僕の活躍で、この銀河は、最大の危機から救われたんだ。おっと、このあと二人がどうなったかは、教えることはできないよ？ 君にはまだ、少々刺激が強いからね｣
ヴェロニカ｢それはともかく、私に理解できた事柄が二つある。一つは、その技は姉さんだけの固有スキルであり、私には、到底真似できないということだ｣
レベッカ｢そうか。お役に立てなくて済まない。…それで二つ目はなんだい？｣
ヴェロニカ｢出会ったばかりでもうお別れとは、残念だ｣
レベッカ｢お別れ？ 君はいったいなにを言っているんだい？｣
ヴェロニカ｢…本当に残念だよ、姉さん｣

〜合掌〜

「Re:攻略！ 虫雪崩」

彩夏｢らう゛ぃゅーん。もう好きにしてー｣
レベッカ｢ハッハッハ。可愛い人、今夜は眠らせないよ？｣
彩夏｢いやーん、まいっちんぐ｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

彩夏｢そしてあたしは、そんな強くて優しくてカッコ良くて優雅で華麗でとにかくぱーへくとなレベッカ様のことが、好きになってしまいました｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

彩夏｢……どうやらあたしの完敗のようね。やっぱりレベッカ、あんたこそ最強の神姫よ。…さあ、早くトドメを刺しなさい｣
レベッカ｢いや、それはできない｣
彩夏｢情けをかけるのか？ …やめて、お願いだから。これ以上あたしを、惨めな気持ちにさせないで……｣
レベッカ｢そうじゃない。…言っただろう？ 僕は、君の全てを受け止めてあげると。君はもう独りじゃない。君の中にある優しい心を、僕は知っているよ。これからは、僕と二人で生きていくんだ｣
彩夏｢レベッカ…。あんたって神姫は……｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

彩夏｢コラー！ 逃げんなぁ！｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

モルガズ｢…………｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

レベッカ｢さあ、おいで。僕の愛しいディナーたち｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

レベッカ｢…可哀相な彩夏。なにが君を、そこまで駆り立てたというんだい？ けど僕は、そんな君の、全てを受け止めてあげるよ｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

彩夏｢超絶奥義！ 秘技！ 虫雪崩!!｣

「Re:攻略！ 虫雪崩」

彩夏｢あたしとて、妖虫女帝とまで呼ばれた神姫。このままむざむざとやられはしない！ さあ、この最凶最悪、空前絶後、無敵無敗の最終必殺芸を喰らって、元いた地獄に還るがいい！｣