「ワル」

おまけ。

「ワル」

ジル｢これがワルい子になった、わたしの姿だ！｣

彩夏｢……やれやれだぁね｣
双刃｢ジル、その恰好で、ある種の嗜好を持った人たちの前に姿を現してはいけませんよ？ お持ち帰りされてしまいます｣
ヒュー｢……ジル……カワイイ………｣

〜猫型には違いないので〜

「ワル」

ジル｢どやっ！｣
彩夏＆双刃＆ヒュー｢…………｣

「ワル」

ジル｢うわ〜ん！ お姉様の浮気者〜！ こうなったらわたし、ワルい子になってやる〜！ 髪だって染めてやる！ 派手なアクセサリーだって付けてやる！ イリーガル〜!!｣

双刃｢…彩夏。ジルはいったい、なにを言っているのです？｣
彩夏｢ま、よーするに、あんたが魔性の女だって言いたいんじゃないの？｣
双刃｢はあ…？｣
ヒュー｢……｣

「ワル」

双刃｢ジル？ どうかしましたか？｣
ジル｢…お、お姉様。……わたしというものがありながら、他の子とイチャイチャするなんて………｣
双刃｢はい？｣

「ワル」

双刃｢いいですかヒュー？ 切っ先は常に相手の眼に向けるか、そうでなければ、刀身は身体で隠さなくてはいけません。クロスレンジでのバトルにおいて、間合いを見切られることは、そのまま敗北に繋がります｣
ヒュー｢…うん……お姉ちゃ…………｣

ジル｢…あ、あわわわわわ………｣

「ワル」

ジル｢ぎゃ〜!?｣

「ワル」

ジル｢お姉様！ あっそびましょ！｣

「ワル」

彩夏｢相変わらず元気ね、あんた｣
ジル｢彩夏お姉様！ わたし元気なら、だれにも負けないよ！｣
彩夏｢それで、今日も双刃のトコ行くんかい？｣
ジル｢うん！ なにしろ双刃お姉様とわたしは、魂で結ばれたラヴラヴパートナーだからね！｣
彩夏｢なんのこっちゃ？｣